嫦娥計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Liezch (会話 | 投稿記録) による 2012年3月27日 (火) 14:01個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

エラー: {{予定}}は廃止されましたので使用しないでください。 嫦娥計画(じょうがけいかく、こうがけいかく[1]中国語嫦娥工程英語Chang'e program)は、中華人民共和国国家プロジェクトとして推進している探査計画。将来的には有人による長期滞在を目指す。嫦娥とは、中国で月にちなむ女神のことである。2003年3月1日に正式に開始された。大きく「探査計画」、「着陸計画」、「滞在計画」に分かれる。総指揮者、および総設計者は叶培建

計画

探査計画

「探査計画」は軌道周回、着陸、サンプルリターンという3段階の計画で、探査機は段階的に月に送り込まれる。すべて無人で行われる。計画には20年を要する。

軌道周回
月面探査機の開発と打ち上げを行い、月面全体を対象とした3次元映像を作成する。
月面の有用な元素の量、及び物質の分布の調査。月の土壌の特性の調査。月の環境の調査。
着陸
月面への着陸、ロボット(探査車)による調査を行う。
サンプルリターン(帰還)
採取した月面のサンプルを小型の帰還モジュールを使用して地球に持ち帰る。

着陸計画

宇宙飛行士を月面に送り、各種実験を行う。滞在計画のための準備を行う。

滞在計画

月面基地の建設。宇宙飛行士の長期間の滞在。

ミッションスケジュール

影響

中国政府にとって月探査を含む宇宙開発は、科学技術を向上させ、人工衛星打ち上げや宇宙旅行といったビジネスの獲得、加えて国威発揚などの影響をもたらすとされる。

出典

  1. ^ 「嫦」は避諱によって「姮」を置き換えた文字であり、「嫦娥」の本来の読みは「こうが」である。
  2. ^ “中国が月探査船「嫦娥2号」の打ち上げに成功…07年以来2回目” (日本語). サーチナ. (2010年10月1日). http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1001&f=national_1001_231.shtml 2010年10月1日閲覧。 

関連項目

外部リンク