再会 (宝塚歌劇)

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再会』(さいかい)は、宝塚歌劇団ミュージカル作品。1999年初演。

脚本・演出は石田昌也。石田のオリジナル作品の一つ。

これまでの上演

1999年 - 雪組公演(初演)
2002年 - 雪組公演
2009年 - 星組公演

全国ツアーの日程

2002年

※出典は公演案内(宝塚歌劇・公式ページ)を参考にしている[1]

2009年

※出典は公演案内(宝塚歌劇・公式ページ)を参考にしている[2]

主な登場人物

  • ジェラール - モナコの一流ホテルの御曹司だが、今はニューヨークに暮らしている売れない小説家。
  • サンドリーヌ - モナコ図書館の文芸員。とっても堅物の性格。
  • マーク - ジェラールの友人で出版会社に勤務している。
  • スティーブ - ジェラールの友人で演劇プロデューサーをしている。
  • クードレイ - ジェラールの父。モナコの一流ホテルを所有している。
  • エマニュエル - クードレイの妻。後妻でジェラールの義理の母。
  • ピエール - クードレイとエマニュエルの息子で、ジェラールの義弟にあたる。ホテルのボーイ見習い。
  • ポーレット - マークの婚約者。

あらすじ

ジェラールはモナコの一流ホテルの御曹司だが、父の後を継ぐのを嫌い、小説家としてニューヨークで暮らしていた。出版会社に勤めるマーク、演劇プロデューサーのスティーブなど友人にかこまれて、小説はぱっとしないが、自由奔放で気楽な毎日を送っている。

マークはポーレットとの婚約が決まっていて、スティーブも既婚。結婚のよさを伝える二人だが、ジェラールは「過去の偉人もみんな独身で、気ままなのが一番。」とプレイボーイな生活スタイルをやめるつもりなど全くない。

そんなジェラールに業を煮やした父のクードレイは、モナコにジェラールを呼びもどし、後継ぎとして相応しいかどうかのテストをすると言い出す。

テストは、クードレイが指定した女性を口説いて一夜を共にして、その後捨てること。そして、その内容を小説にすること。という奇妙な物であった。もし、テストに合格しなければ全財産は、クードレイの後妻であるエマニュエルの間の息子で、今は父のホテルでボーイ見習いをしている義弟のピエールに譲るという。

ニューヨークではプレイボーイだったジェラールは、自分にとって女性を口説いて捨てるのは容易いことで、尚且つ小説が書いて成功すれば、財産も名声も手に入って一石二鳥と考え、そのテストに二つ返事で挑むこととなる。

指定された女性に会いにモナコの図書館へ行くと、そこにはモジャモジャ頭で三つ編み頭、牛乳瓶の底のようなメガネをかけた堅物の女性図書館職員がいた。この女性こそテストで指定された女性のサンドリーヌだった。プレイボーイのジェラールもさすがに困惑するものの、「モナコのガイドブックを作るのを手伝ってほしい」と嘘をついて、彼女に近づきモナコの街へ連れ出す。

ジェラールは、サンドリーヌを口説くことができるのか?テストに合格して財産と名声を手に入れられるのか?

主な配役

主なキャスト
  1999年雪組 2002年雪組
全国ツアー
2009年星組
全国ツアー
ジェラール 轟悠 朝海ひかる 柚希礼音
サンドリーヌ 月影瞳 舞風りら 夢咲ねね
マーク 香寿たつき 貴城けい 凰稀かなめ
スティーブ 汐風幸 未来優希 彩海早矢
クードレイ 未沙のえる 美郷真也 英真なおき
エマニュエル 五峰亜季 百花沙里
ピエール 安蘭けい 天勢いづる 壱城あずさ
ポーレット 貴咲美里 愛耀子 音花ゆり

脚注

外部リンク