京都府立桃山高等学校

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京都府立桃山高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 京都府
学区 京都市・乙訓通学圏
(および山城通学圏のうち八幡市立八幡小学校および八幡市立橋本小学校両校区の在住者から定員限定。全日制に限る)
併合学校 京都府立桃山高等女學校
京都府立京都第四中學校 →
京都府立桃山中學校
設立年月日 1948年10月
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
定時制課程
単位制・学年制 (全日制)
学年制
(定時制)
単位制
設置学科 (全日制)普通科/自然科学科
(定時制)普通科/商業科
学期 3学期制
高校コード 26109C
所在地 612-0063
京都府京都市伏見区桃山毛利長門東町8
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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京都府立桃山高等学校(きょうとふりつ ももやまこうとうがっこう)は、京都府京都市伏見区桃山毛利長門東町に位置する公立高等学校

設置学科

全日制
  • 普通科
    • 第I類
      • 一般系(Aコース)(1~4組)
      • 文・理系(Bコース)(5組・6組)
    • 第II類(人文系)(7組)
  • 自然科学科(8組・9組)
定時制(単位制)
  • 普通科
  • 商業科

沿革

  • 1918年 - 前身の京都府立桃山高等女学校を京都府女子師範学校に併設開校
  • 1921年 - 京都府立桃山中学校開校
  • 1948年4月 - 学制改革により、桃山中学校を京都府立桃山高等学校、桃山高等女学校を京都府立桃山女子高等学校とそれぞれ改称。高校三原則により全日制・定時制課程、普通科・商業科設置。
  • 1948年10月 - 府内新制高等学校再編制実施により、旧桃山高等学校と旧桃山高等女学校を併合して新京都府立桃山高等学校創設
  • 1985年 - 全日制商業科募集停止、普通科第I類、第II類(人文系・理数系)を設置
  • 2006年 - 理数系専門学科の自然科学科を設置
  • 2010年 - スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受ける

自然科学科

概要

  • 略称は「桃高」「ピン高」で私立の桃山学院高等学校と同じであるが、両者に関係はない。
  • 2006年より文部科学省の「SPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム事業)」に指定されている。
  • 隣に府立教育センター、近くに明治天皇御陵があり、京都市全域が見渡せる比較的閑静な教育環境にある。前身にあたる旧制桃山中学は、当初は京都府立京都第四中学校と名付けられる予定であったが、桃山陵の近くにあるということで「桃山」の名前が付せられた[1]
  • 小高い丘の上に位置しており、正門までは300m近くの坂(親不孝坂と呼ばれる)が続いている。校舎から京都タワー比叡山が見える。
  • 高校では珍しい口径40cmの大型反射望遠鏡を備えた天体ドームがある。
  • 全校生徒の8割が部活動に加入している。
  • 私立高校の多い京都にも関わらず、体育系では陸上・サッカー・弓道・柔道・ハンドボールなど、文化系では吹奏楽・グローバルサイエンス・将棋などの様々な部が全国大会・近畿大会・府大会レベルで優れた成績を残している。
  • 2010年度卒業生は、現役で京都大学に8名(自然科学科の80名中)、大阪大学に3名、神戸大学に7名が進学するなど優れた成績を残している。
  • 2013年度入学生から、2年生の秋に、普通科は沖縄に、自然科学科はオーストラリアに研修に行く。これが修学旅行といえる。なお、この他に自然科学科はSSH関連の「スーパーサイエンスキャンプ」という研修旅行があり、毎年行き先が変わる。2012年度入学生は1年の冬に東京(日本科学未来館JAXAなど)、2013年度入学生は1年の春に兵庫(須磨水族園西はりま天文台スプリング8など)に行っている。もう一つの宿泊行事「サイエンス・イングリッシュキャンプ」に関しては、2012年度入学生の時のみ宿泊無しで行われた。
  • 2012年度に、山岳部が再設された。
  • 2013年度卒業生は、国公立大学に現役で111名合格した。(概ね自然科学科80名と2類40名、計120名からの実績)
  • 2014年度入学生は、入試制度改革の第1期生である。普通科生の中期選抜における合格者平均得点率は8割以上であった。

普通科は入学時に理系(SSコース)を選択することができ、2014年度入学生は、普通科(文系3クラスと理系4クラス)7クラス、自然科学科2クラスの合計9クラス編成となっている。

スーパーサイエンスハイスクール

  • 2010年4月に文部科学省から5年間スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けた。SSHは国の「科学技術基本計画」に位置づけられ、高等学校教育において、先進的な理数教育を実践することにより、将来の国際的な科学技術関係人材の育成を推進することを目的としている。生徒一人一人の創造性や独創性を高めるため、先進的な理数教育のための指導方法・教材開発、大学等との連携を通じた共同研究、海外研修など国際性を育むための取組を実施している。

教育目標

本校の長い歴史と伝統をふまえ、中学校における教育の成果の上に立って、さらに教育内容を深め、知・徳・体の調和のとれた心身の発達を図るとともに、生徒一人ひとりの個性や能力を十分に伸長させ、創造性豊かな人間を育成する。

著名な出身者

最寄駅

脚注

  1. ^ 『村田良平回顧録 上巻』(村田良平,ミネルヴァ書房,2008年9月発行)などを参照。

関連項目

外部リンク