ラジオわろうてい
ラジオわろうてい | |
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ジャンル | お笑い番組 |
放送期間 | 2013年10月6日 - |
放送時間 | 毎週日曜 5:00 - 5:25(25分) |
放送局 | ABCラジオ |
パーソナリティ |
三代澤康司 (朝日放送アナウンサー) |
ラジオわろうていは、ABCラジオで2013年10月6日から毎週日曜日の5:00 - 5:25に放送中の寄席ライブラリー番組である。
概要
ABCラジオでは、2005年から7年半にわたって、桂米朝の冠番組『米朝よもやま噺』を放送。「文学・演芸関連の音声アーカイブ」として高い評価を博してきたが、米朝の年齢が80代の後半に達したことから、体調面の問題を踏まえて2013年9月29日の放送分で終了した。
当番組では、自身も落語を演じるなど演芸に造詣の深い三代澤康司と北村真平(いずれも朝日放送アナウンサー)を案内役に、上方落語・漫才・浪曲・講談から往年の名人芸をアーカイブ音源で紹介する。三代澤・北村とも過去にABCラジオで演芸番組の案内役を務めた経験を持つが、当番組ではベテランの三代澤が「席亭」として、上方演芸にまつわる基礎知識やエピソードを「下足番(席亭見習い)」役の北村に教えるスタイルを取っている。
原則として、2週間周期で落語・漫才を交互に放送し、その合間に浪曲・講談・色物芸の特集を組むことがある。番組構成としては、冒頭の解説が約5-6分→その週の演題となる作品の再生が約15分→終わりの解説が約4-5分である。漫才の場合は大抵15分程度なので1回完結であるが、落語の場合は基本1回の高座が30分程度であるため、1作品を前後編の2回に分けることが基本である。ただ例外として、2015年3月に死去した桂米朝の初盆となった2015年7月26日-8月16日にかけて放送予定の「東の旅」は口演が1時間以上の長編大作であったため、例外として4回シリーズとした。
なお、全編が事前収録だった『米朝よもやま噺』とは異なり、当番組では三代澤・北村によるトークパートのみ生放送である。
番組タイトルの「わろうてい」は、かつて桂米朝が司会を務めたABCテレビの寄席番組シリーズ『和朗亭』と同様に、大阪弁で「笑って下さい」を意味する「笑ろてんか」から取られている。番組メールアドレスも「warau@abc1008.com」になっている。ただし、番組自体には『和朗亭』シリーズと直接の関連がない。
なお、この番組の企画には、「米朝よもやま噺」も企画・プロデュース、並びに進行役を担当していた市川寿憲(初回生放送直前の2013年10月3日没)が携わっていた。
2016年4月3日放送分からは、三代澤の後輩アナウンサー・大野聡美が、「お茶子」としてレギュラー出演。また、スタジオにゲストを迎えてのトークパートを復活させている。
出演者
現在(2016年度)
- 三代澤康司(席亭)
- 大野聡美(お茶子)
- ※2016年4月3日から出演。
過去
- 北村真平(下足番)
- ※2014年6月29日から7月20日までの放送では、三代澤が病気の療養で休演したのため、北村が単独で「代理席亭」を担当。2016年3月27日放送分を最後に、「年季明け」という名目で当番組を離れた。
放送時間
- 毎週日曜 5:00 - 5:25(25分)
放送記録
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第1期
- 2013年
- 10月6日 - 中田ダイマル・ラケット「恋の手ほどき」(1955年4月9日、戎橋松竹)[1]
- 10月13日 - 中田ダイマル・ラケット「家庭混線記」(1968年3月18日、道頓堀角座)
- 10月20日 - 三遊亭小円・木村栄子「国盗り物語」(1974年、収録月日・場所不詳)
- 10月27日 - ミスワカサ・島ひろし「大尉の娘」(1955年、収録月日・場所不詳)
- 11月3日 - 6代目笑福亭松鶴「高津の富」(1970年2月27日、上方落語をきく会)※前半部分
- 11月10日 - 6代目笑福亭松鶴「高津の富」(1970年2月27日、ABC上方落語をきく会)※後半部分
- 11月17日 - 初代桂春団治「鋳掛屋」(SPレコードより)
- 11月24日 - 初代桂春団治「へっつい盗人」(SPレコードより)
- 12月1日 - 横山エンタツ・花菱アチャコ「早慶戦」(SPレコードより)、「僕の家庭」(1953年12月24日、千日前グランド)[1]
- 12月8日 - 宮川左近ショー「宮本武蔵」(収録日・場所不詳)
- 12月15日 - 若井はんじ・けんじ「僕の英会話」(収録日・場所不詳)
- 12月22日 - 上方柳次・柳太「骨まで愛して」(道頓堀角座)
- 2014年
- 1月5日 - 三人奴「堀川~こっけいお俊伝兵衛」(1972年12月8日、神戸国際会館)[1]
- 1月12日 - 4代目林家小染「景清」(1982年8月12日、ホテルプラザ・ビスタラウンジ「第12回サッポロビール土曜名人会」)※前半部分
- 1月19日 - 4代目林家小染「景清」(1982年8月12日、ホテルプラザ・ビスタラウンジ「第12回サッポロビール土曜名人会」)※後半部分
- 1月26日 - 橘ノ圓都「高尾」(1955年12月1日、大阪高麗橋三越劇場)[2]
- 2月2日 - 4代目桂文團治「寝床」(1958年6月25日、大阪高麗橋三越劇場)[2]
- 2月9日 - 2代目広沢虎造「清水次郎長伝 森の石松」(収録日・場所不詳)
- 2月16日 - 2代目玉川勝太郎「天保水滸伝 笹川の花会」(SPレコードより)
- 2月23日 - Wヤング「民謡づくし」(1975年11月21日、神戸国際会館)
- 3月2日 - Wヤング「お笑い新婚旅行」(1975年3月10日、なんば花月)
- 3月9日 - 市川寿憲追悼座談会(2014年2月27日、ABCホール、「市川寿憲たまさか落語会」 桂吉の丞・月亭八方・5代目桂米團治・2代目桂ざこば、司会:三代澤康司)
- 3月16日 - 海原千里・万里「テレビアラカルト」(1973年4月7日、心斎橋パルコスタジオ)
- 3月23日 - 春日三球・照代「省エネ時代」(1979年9月、あべのポロホール)
- 3月30日 - 若井小づえ・みどり「私の夢日記」(1984年12月19日、あべのアポロホール)[1]
- 4月6日 - 3代目笑福亭仁鶴「貧乏花見」(1973年、収録月日・場所不詳 レコード「続・仁鶴古典独演会」からか?)
- 4月13日 - 3代目笑福亭仁鶴「ないもん買い」(1973年、収録月日・場所不詳 レコード「続・仁鶴古典独演会」からか?)
- 4月20日 - 4代目柳亭痴楽「宿題」(1963年10月19日中之島ABCホール「上方落語をきく会」)[2]
- 4月27日 - 人生幸朗・生恵幸子「人生ぼやき講座’75」(1975年2月20日あべのアポロホール)[1]
- 5月4日 - お笑い街頭録音より1954年12月29日放送「パチンコは是か非か?」(パーソナリティー:中田ダイマル・ラケット)[1]
- 5月11日 - 6代目松鶴追善大喜利(1988年8月「上方落語をきく会」)[2]
- 5月18日 - レツゴー三匹「リーダーは誰だ」(1983年道頓堀角座)
- 5月25日 - 海原さおり・しおり「お笑い結婚談義」(1987年10月14日国立文楽劇場小劇場)
- 6月1日 - 2代目広沢虎造「清水次郎長伝 石松と七五郎」(「コロンビア創立100周年記念 2代目広沢虎造“蔵出し浪曲”全集」より)※前半部分
- 6月8日 - 2代目広沢虎造「清水次郎長伝 お民の度胸」(「コロンビア創立100周年記念 2代目広沢虎造“蔵出し浪曲”全集」より)
- 6月15日 - 3代目笑福亭仁鶴「どんなんかなァ」(1969年)[3]、月亭可朝「嘆きのボイン」(1969年)[3]、岡八郎「目は人間のマナコなり」(1970年)[3]、コメディNo.1「アホの坂田」(1972年)[3]
- 6月22日 - 間寛平「ひらけ!チューリップ」(1975年)[3]、ザ・ぼんち「恋のぼんちシート」(1981年)[3]、西川のりお・上方よしお「MAIDO」(1981年)[3]、明石家さんま「アミダばばあの唄」(1983年)[3]
第2期のゲスト
- 2016年
- 4月3日 - 春野恵子(浪曲師)
スタッフ
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- プロデューサー:戸谷公一
関連項目
- 日曜落語 〜なみはや亭〜
- 満員御礼!福島一丁目劇場
- おはよう浪曲
- お笑いプレミアム・ボックス - 北村が出演した演芸番組。
脚注
- ^ a b c d e f CDブック『栄光の上方漫才』収録
- ^ a b c d CDブック『栄光の上方落語』収録
- ^ a b c d e f g h YEAH♪♪~ YOSHIMOTO COVER & BEST~収録
出典
- ナイナイ岡村19年ぶり関西レギュラー!「実家に帰りながら頑張る」(2013年9月20日スポーツニッポン 2013年10月6日閲覧)
ABCラジオ 日曜日5時台(2013年9月-) | ||
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