マーチ・881
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マーチ・881は、マーチが1988年のF1世界選手権用に開発されたフォーミュラ1カー。設計者はエイドリアン・ニューウェイ。
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/99/Ivan_Capelli_1988_Canada.jpg/220px-Ivan_Capelli_1988_Canada.jpg)
昨年からレイトンハウスとジョイントする形でF1に復帰したマーチの新型マシン。これまで搭載していたフォードDFZからこの年から参入したジャッド製エンジンを搭載。ドライバーは前年に引き続きイヴァン・カペリと、この年でデビューを果たしたマウリシオ・グージェルミンを起用した。
ターボと比べるとパワーと信頼性は劣るが、ニューウェイが開発した空力面との相性が良く、予選・決勝でも上位に食い込む速さを見せ、第14戦ポルトガルGPではカペリが2位表彰台を獲得し、続く第15戦日本GPでもカペリが当時最強だったマクラーレン・ホンダのアラン・プロストをかわし、すぐに抜かれるもののNAユーザーで唯一ラップリーダーを記録し、結果的にコンストラクターズ6位とNA勢ではベネトンに次く好成績を残した。
スペック
シャーシ
- シャーシ 881
- ホイールベース 2,854.9 mm
- 前トレッド 1,778 mm
- 後トレッド 1,676.4 mm
- クラッチ AP
- ブレーキキャリパー AP
- ブレーキディスク・パッド AP
- タイヤ グッドイヤー
- ギヤボックス 6速マニュアル
エンジン
記録
- コンストラクターズランキング6位
- ドライバーズランキング13位:マウリシオ・グージェルミン(予選最高位5位2回 決勝最高位4位1回)
- ドライバーズランキング7位:イヴァン・カペリ(予選最高位3位1回 決勝最高位2位1回)