マグナ・シュタイア
種類 | 合資会社(AG & KG) |
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本社所在地 |
オーストリア オーストリア オーバーヴァルタースドルフ |
設立 | 2001年 |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 自動車及び自動車部品の委託製造 |
従業員数 | 9,347名(2005年) |
主要株主 | マグナ・インターナショナル |
関係する人物 | フランク・シュトロナハ(Frank Stronach) |
外部リンク | MagnaSteyr.com |
マグナ・シュタイア(Magna Steyr Fahrzeugtechnik AG & Co KG )は、オーストリアのオーバーヴァルタースドルフに本社を置き、グラーツに主生産工場を持つ自動車製造業者である。
概要
カナダの自動車部品メーカー、マグナ・インターナショナル社の子会社であり、以前はシュタイア・ダイムラー・プフ社の一部門であった。マグナ・インターナショナルがシュタイア・ダイムラー・プフの株式の多数を取得した3年後の2001年に設立された[1]。
他社からの委託に基づき自動車の開発・組み立てといった技術を提供するプロバイダであり、「マグナ・シュタイア」自体が自動車のブランドとはなっていない。2002年にはダイムラー・クライスラー社の「ユーロスター」(Eurostar)車両製造施設を買い取った。年間の生産台数は20万台に及び、この数値は世界中の自動車委託生産会社の中でも最大のものであり[2]、グラーツのメイン工場とその他数箇所の生産拠点を有している。
メルセデス・ベンツ向けの四輪駆動システム「4MATIC」を開発し、メルセデス・ベンツ・Eクラス・4MATIC (W210/211)の全数を組み立てている。BMW・X3も開発の大部分を請け負ったほか、生産についても担当している。他にもアウディ・TT、フィアット・ブラーボ、プジョー・RCZ、BMW・Z4/トヨタ・GRスープラといった車の開発や製造を行っている。
生産車両
現行
- メルセデス・ベンツ・Gクラス(1979年 - )
- BMW・5シリーズ(G30セダン)(2017年 - )
- ジャガー・Eペイス (2017年 - )
- ジャガー・Iペイス(2018年 - )
- BMW・Z4(2018年 - )
- トヨタ・スープラ(2019年 - )
- Wモーターズ・ファニア・スーパースポーツ(2019年 - )
-
メルセデス・ベンツ・Gクラス(W463)
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BMW・5シリーズ(G30)
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ジャガー・Eペイス
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ジャガー・Iペイス
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BMW・Z4(G29)
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トヨタ・スープラ(DB)
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Wモーターズ・ファニア・スーパースポーツ
過去
- フィアット・1100(1948–1957)[3]
- フィアット・500「トッポリーノ」(1952–1956)
- フィアット・1400、シュタイア・2000と2300としても[4]、1953–1958)
- フィアット・600 (1956)
- ビッター・SC(1980 -)
- アウディ・V8(1988 - 1993)
- フォルクスワーゲン・ゴルフ カントリー(1990 - 1991)
- フォルクスワーゲン・トランスポルター シンクロ(1984 - 1992)
- クライスラー・ボイジャー (2007)
- ジープ・グランドチェロキー(1994 - 2010)
- メルセデス・ベンツ・Mクラス W163(1999 - 2002)
- メルセデス・ベンツ・Eクラス 4MATIC(1996 - 2007)
- ジープ・コマンダー(2006 - 2010)
- クライスラー・300(2005 - 2010)
- BMW・X3(2003 - 2010)
- サーブ・9-3 カブリオ(2003 - 2009)
- プジョー・RCZ[5] (2009 - 2015)
- アストンマーティン・ラピード(Super Speedster Plus Edition のみ)(2010 - 2012)
- ミニ カントリーマン(Mini Countryman、5ドア・クロスオーバーSUV) [6] (2010 - 2016)
- ミニ ペースマン(Mini Paceman、3ドア・クロスオーバーSUV) (2012 - 2016)
-
フィアット・500
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フィアット・1100
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プフ・500
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フィアット・1400
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シュタイア=フィアット・600
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アウディ・V8(1988 - 1993)
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ビッター・SC (1980 -)
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フォルクスワーゲン・ゴルフ カントリー(1990 - 1991)
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フォルクスワーゲン・トランスポルター シンクロ(1984 - 1992)
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メルセデス・ベンツ・Eクラス4Matic(1996 - 2002)
-
メルセデス・ベンツ・Eクラス 4Matic(2002 - 2007)
-
メルセデス・ベンツ・Mクラス W163(1999 - 2002)
-
BMW・X3(2003 - 2010)
-
サーブ・9-3カブリオ(2003 - 2009)
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クライスラー・ボイジャー(2007年7 - 2007年12月)
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クライスラー・300(2005 - 2010)
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クライスラー・300 ツーリング(2005 - 2010)
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ジープ・グランドチェロキー(1994 - 1998)
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ジープ・グランドチェロキー(1999 - 2004)
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ジープ・グランドチェロキー(2004 - 2010)
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ジープ・コマンダー(2006 - 2010)
部分架装
- メルセデス・ベンツ・SLKクラス ヴァリオルーフ(vario-roof )の架装 - 1996年以来50万台以上生産[7]。
- オペル・アストラ ツイントップ・コンバーチブルルーフの架装 - 2005年 - 2010年。
-
メルセデス・ベンツ・SLK(R170)
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メルセデス・ベンツ・SLK(R171)
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オペル・アストラ ツイントップ
破棄された契約
2008年6月にポルシェは、ボクスターとケイマンの生産を2012年からマグナ・シュタイアへ移すと発表したがこの契約は2009年12月に破棄され、近年ポルシェの親会社であるフォルクスワーゲンにより買収されたドイツのコーチビルダーであるカルマンで生産されることになった[8]。
ミラ
マグナ・シュタイアは、自社の技術力と研究能力を分化させた「ミラ」(Mila - Magna Innovation Lightweight Auto)ブランドを創出した。いくつかのコンセプトカーが様々なモーターショーで披露された。
ミラ EV
ミラ EV(Mila EV)は、2008年のジュネーヴ・モーターショーで発表された[9]モジュール式軽量プラットフォームを使用したプラグイン(plug-in)電気自動車方式のコンセプトカーである[10]。
ミラ アルピン
ミラ アルピン(Mila Alpin)は、2008年のジュネーヴ・モーターショーで発表された3+1の座席配置を持つ4人乗り小型、軽量のオフロード車である[11]。この車は通常とは異なるミッドシップ配置の車であり、低価格で生産することをコンセプトとしている[12]。全長3,540mm、全幅1,703mm、全高1,750mmで、1.0 L (999cc) 3気筒エンジンを搭載している。使用可能な燃料はCNGガスとガソリンの2種類があり、ガソリン燃料版は重量906 kgと非常に軽量である。
ミラ エアロライト MILA Aerolight
2011年のジュネーヴ・モーターショーで発表
ミラ クーピック MILA Coupic
2012年のジュネーヴ・モーターショーで発表
ミラ ブルー MILA Blue
ミラ プラス MILA Plus
2015年のジュネーヴ・モーターショーで発表
関連項目
- カルマン(ドイツ)
- ベルトーネとピニンファリーナ(イタリア)
- ユーリエ(フランス)
- ヴァルメト・オートモーティブ(フィンランド)
出典
- ^ http://www.magna.com/xchg/complete_vehicle/XSL/standard.xsl/-/content/148_1867.htm[リンク切れ]
- ^ “New World of Telecommunications”. Siemens (2008年). 2009年5月6日閲覧。
- ^ http://www.zuckerfabrik24.de/steyrpuch/steyrlkwdaten.htm (German)
- ^ http://www.zuckerfabrik24.de/steyrpuch/steyr2000_1.htm (German)
- ^ Daily Telegraph 19 August 2009
- ^ Car Magazine 20 January 2010
- ^ Magna Steyr press release[リンク切れ]
- ^ Autocar: Porsche cancels Magna contract
- ^ New York Times 7 March 2009
- ^ “Preview: Obama at Plug-In Center Thurs + News Roundup”. CalCars. (2009年3月18日) 2009年5月6日閲覧。
- ^ Autoblog.com 28 February 2008
- ^ Magna press release image[リンク切れ]