バックス (ローマ神話)

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カラヴァッジョによるバックス(ウフィツィ美術館
グイド・レーニによるバックス(アルテ・マイスター絵画館
ティティアーノによるバッカスとアリアドネロンドン・ナショナルギャラリー

バックス(Bacchus)またはバッコス古希: Βάκχος, Bakkhos)は、ローマ神話ワインである。ギリシア神話ディオニューソスに対応する。ディオニューソスの異名バッコスがラテン語化してバックスとなったもの。日本ではしばしば英語読みのバッカスで言及される。

イタリアでバックスの祭祀が始まったのは紀元前2世紀からである。イタリアでは、ローマ人の神リーベル(Liber)の崇拝と結びついた。

ローマにおけるバックスの神話は、ギリシア神話のディオニューソスの神話をローマの神名に置き換えたものである。神話についてはディオニューソスの項を参照。

バックスを称える酒宴の踊りとしてバッカナリア(英語 en:Bacchanalia)、バッカナール(フランス語 fr:Bacchanales)、バッカナーレ(イタリア語 it:Baccanale)がある。

クラシック音楽には、さまざまなバッカナールが生み出されている。

脚注[編集]