イチダントアール

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イチダントアール
ジャンル テーブルゲーム
対応機種 アーケード(AC)
メガドライブ(MD)
ゲームギア(GG)
セガサターン(SS)
PlayStation 2(PS2)
Wii バーチャルコンソール(VC)
開発元 セガ
発売元 アーケード版:セガ(後のセガ・インタラクティブ
コンシューマ版:セガ(後のセガゲームス
人数 1~2人(MD版、SS版、PS2版は4人まで)
メディア AC:セガ・システムC2
MD:カセット
GG:ROMカートリッジ
SS:CD-ROM1枚
PS2:CD-ROM1枚
発売日 AC:1994年6月
MD:1995年1月13日
GG:1994年11月25日
SS:1996年12月27日
PS2:2004年1月15日
VC:2007年7月17日
その他 SS版、PS2版はカップリング移植
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イチダントアールは、セガ(後にアーケードゲームをセガ・インタラクティブが、コンシューマゲームをセガゲームスがそれぞれ承継)から発売されたミニゲーム集のテーブルゲームタントアールの続編である。

1994年業務用のゲームとして発売。後にメガドライブゲームギアセガサターンPS2に移植されている。

なお、正式タイトルは、イチダントア~ルだが、イチダントアールと表記されることが多い。

概要

プレイヤーは騎士エラン(1P側)とデポン(2P側)となり、姫をさらった魔王ボス・アダーを追いかけるため、20種類のミニゲームに挑戦しながら道中を進んでいく。ミニゲームでミスをすると手持ちのライフが減り、無くなるとゲームオーバー。途中参加、コンティニューも可能で、コンティニューするとゲームの難度が下がったりタイムが大幅に増えた状態で再開できる。前作同様、業務用は全4ステージ構成。
因みにエランとデポンのネーミングには「(たくさんのゲームを)選んでポン(とボタンを押す)」という意味が込められている。また魔王ボス・アダーは、ゴールデンアックスのボス、デス=アダーのパロディーである。

プレイするミニゲームは無作為に選ばれた4つの選択肢の中から、ルーレットで決定する。ただし前作と異なり、一度遊んだミニゲームは次のステージに進むまでは選択肢に出てこなくなる。
本作でのノルマは3、5、7の奇数のみの設定で、前作のような2人プレイでの同数ノルマクリアによる引き分けはない。2人プレイでは多くノルマをクリアしたプレイヤーが次のゲームを選ぶ。
また、選択肢にはLucky(ラッキー)パネルが含まれている場合があり、選択すると選んだプレイヤーのライフが1つ回復する。この場合、挑戦するミニゲームはランダムでそのステージで未選択のゲームの中から無作為に選ばれる。 

前作と画面構成が異なり、ライフやノルマ表示はすべて画面上に集約されている。タイムの左右にあるゲージは黄色で、5秒になると赤くなる。

ゲームの種類

全て制限時間がある(例外あり)。ゲーム名の多くは、『タントアール』同様、何らかのパロディか駄じゃれである。

  • まサカナ?
たくさんの魚(魚に限らない海の生物)が泳いでいる画面を見て、画面内に何匹魚がいるかを当てる。選択肢は6~15の10択。出てくる生物は様々であるが、ミジンコやイカ、クラゲ、人魚も登場する。業務用では制限時間に余裕がない(標準設定時で、ノルマ7の際は4秒しかない)ので、まとめて数えないと間に合わない。登場する生物によって動きが違うため、画面に登場した瞬間に数えるのがコツ。
  • せんべえ焼くべえ
数枚の煎餅をときどき裏返しながら焼いている場面が表示される。この中に1組だけ表裏の模様が一致する煎餅のペアがあるので、模様を良く見てそのペアを当てる。模様は4種類(無地・ごま・大海苔・小海苔)ある。最初の問題は3枚現れ、正解すると次の問題は5枚、7枚(最大)と増えていく(ミスすると2枚ずつ減って再開)。PS2版は極端に時間が短くなっており、難度が高くなっている。
アクションを取っている猿が描かれた12枚のパネルが表示される。これらは同じアクションのものが2枚ずつ6組のペアになっているので、猿の動きを良く見て、ペアのパネルを神経衰弱の要領で取っていく。猿の動きは8種類でこのうち6種類がランダムで選ばれる。違う猿同士を選ぶとミスになるが、問題はそのまま続く。因みにこの猿はアーケード版のテトリスセガ・エンタープライゼス)の猿をモチーフとしている。
  • 入れカエル!
4枚のハスの葉の上に大中小の3サイズのカエルが乗っているので、カエルを1匹ずつ移動させて、黄色いカエルを黄色いハスの葉の上に全員集める。ただし、カエルは自分より小さいサイズのカエルに乗ることができない。また、障害物ではあるが動かすことができる灰色のカエルも現れる。有名な数学パズルハノイの塔」がモチーフ。
西部劇風の舞台のいくつかの場所を撃ち抜く様子がまず表示されるのでその内容(場所と順番)を覚えて、見本と同じ順番で同じ場所を銃型のカーソルで選んでボタンで順番に撃ち抜く。見た目は大きく異なるが、前作タントアールの「アニマルサウンドシャワー」と基本的に同じ内容。撃ち抜かれる場所は看板、窓、扉、樽、木箱、サボテン、階段などで、撃ち抜かれた場所はそのまましばらく跡が残っているので、アニマル~よりは覚えやすい。
窓の上に男性と女性のシルエットが高速移動して表示されるのを見た後、最後に女性のシルエットが表示された窓がどこだったのかを当てる。前作タントアールの「忍者どこじゃ?」と基本的に同じ内容だが、ゲームスタート時のカーソル位置を1P・2Pとも同じにして不公平にならないようにレイアウトが改良されている。男性のシルエットはダミーで、その窓を開けるとミスになる。
線路の上を汽車に、順番に表示されるコインを拾わせる(4~6枚 PS2版では2、3枚の場合もある)。機関車は自動で走行するので、プレイヤーは8箇所にある紫色の線路のポイントを切り替えながら汽車の先回りをして進行方向をうまく調整することにより、汽車が線路上のコインを集められるように誘導しなければならない。先述の通りコインは1枚ずつ表示され、獲得するまで次のコインが表示されないようになっているが、2人プレイ時でも双方同じ場所に設定されるため、先に獲得したプレーヤーのフィールドに表示されるのを見て判断することはできる。
  • だんだ団子 - 当時の歌手段田男(現在は引退)
大小の団子がバラバラに跳ねているので、タイミングよく串を伸ばして、小さい団子から順に串に刺していく(小さい順でしか刺さらないルールになっている為、先に大きな団子は刺すことが出来ない)。また団子の弾むスピードはランダムなので慣れが必要である。成功すると背景の浮世絵の女性が微笑む。さらに失敗時や2P対戦時の負けた方の女性は悲しい顔になる。業務用では串に全ての団子を刺した時点ではまだクリアにならず、その串団子が再度表示されて皿の上に置かれる時点でクリアになるため、場合によっては全ての団子を刺した瞬間とタイムオーバーが重なるとミスになってしまう。
たくさんの建物と道が描かれたマップが表示され、その中のあるルートを通ったときに通過する建物の順番が画面上に表示される。その表示を見て、マップの中からそのルートに該当する部分を当てる(最初に通過する建物を指定して回答)。建物は城(青)、屋台(黄色)、倉(白)、鳥居(赤)、団子屋(オレンジ)の5種類で、マップによっては同じ建物が2つ続けて並んでいたり、1つずつ交互に並ぶ配置がある。前作タントアールの「スロットなブギにしてくれ」の流れをくむゲームであるが、選択肢の数こそ少ないもののスロットにはなかった斜め方向や逆方向(右から左、下から上)もあるため、やや難しくなっている。
  • 飛ぶっ巣
鳥を操作して、ムササビをよけながら、りんごをすべて集めて巣へ行く。レバー左右で移動、ボタン連打で上昇する。ムササビに当たると鳥は一番下まで落下して一定時間動けなくなるが、落下しながらでもりんごを取ることは可能。りんごは最大で11個になる。PS2版は業務用・メガドライブ版と操作感覚が異なるので注意。業務用では1P側・2P側ともに同じリンゴの色だが、メガドライブ版などの家庭用では1P側リンゴが青くなるなど、プレイヤーの色に合わせて表示される。
  • 取ってクレーン
金のつぼとガラクタのつぼが積み上げられた状態で、クレーンを操作して金のつぼを全て集める(3~5個)。レバーでクレーンを操作し、ボタンでクレーンが上下に動いてつぼを掴む。掴んだ状態でボタンを押すとその場所の下に置くので、これを繰り返しながらガラクタのつぼをどかして金のつぼだけを画面端のケースに集める(1P側は左、2P側は右 金のつぼを掴んだ状態でケースの上でボタンを押せばOK)。ただし、金のつぼがどこにあるかは冒頭にだけ表示され、クレーン操作はツボが置かれた部分がシルエットになった状態で行う。
照準を操作して、画面内をランダムで飛び回るUFOに弾を当てるシューティングゲーム。UFOのライフ(規定数)が表示されるのでその数(5~9)だけ弾を当ててUFOを破壊する。発射してから照準の位置まで弾が到達するのに時間がかかる(PS2版はさらに遅い)ので、UFOの動きを先読みして弾を撃つのがコツ。なおタイトルコール「デ~イ~ト~ナ~ユー・エフ・オー」の歌声は、本家デイトナUSAの作曲・歌手として有名な光吉猛修本人が担当していることはあまり知られていない。よく聴くとBGMもデイトナUSAのカバー(セルフカバーではない)となっている。
ワープゾーンがたくさん入った迷路の中で、キャラクターを操作してゴールへ行く。前作タントアールの「迷い道くねくね」の姉妹編。パネルの配置はある程度決まっていて、それと仕切り壁との組み合わせで迷路が構成されている。問題によっては同じ記号のパネルが4枚出てきたり、最初の部屋からゴールの部屋に直通するパネルが配置されていることもある。
最初に11~30名の人が乗った電車がホームを通過する様子が表示される。通過後に乗客が何人乗っていたかを回答する。セガの本社が大田区羽田にあるためか、電車は京急をイメージしたもの(赤に白いライン)であり、ホームは地下化される前の大鳥居駅(セガ本社の最寄り駅)がモデル。電車が通過するのは1回だけで、問題が進むと電車が速くなって車内も混みあってくるので、数え方に工夫が必要である。
  • 振り振り天国 - 高岡早紀の曲『フリフリ天国』
4人のバッターが打撃練習をしている様子を見た後、最も多く球を打ったバッターが誰かを当てる。空振りもあるので、バッターが打ち返す動作を見てカウントするより、打ち返されて大きく見える球を数える方が確実。また、逆手にとって、空振りの数を数えて少ないバッターを選ぶ方法もある。業務用は常に5球から始まり、正解するごとに1球ずつ増えていく(ノルマ7までノーミスで正解すると最大11球)。
レバー(方向キー)を時計回りに素早く回して(連続して押して)、鉛筆を削る。「けっこう毛だらけコケコッコー」と違い、1回につきノルマがひとつ減るようになっている。なお、メガドライブ版では「ABボタンを交互に連打する」という操作方法に変更されている。鉛筆の長さはランダムで、画面の端まで届くような長い鉛筆が出ることもある。
高速で走行する車がブレーキゾーンに入った瞬間を狙い、タイミングよくボタンを押して車をうまく停止させる。なお、このゲームのタイマーはダミーで、減ることは無い。前作「フォトショック」に似ているが、こちらはチャンスが一度しかないのでやり直しがきかない上、タイミングのポイントになるブレーキゾーン(フォトショックのファインダーに該当)が狭くなるので格段に難しい。また、ミスをしてもブレーキゾーンが狭いままやり直しになることもある。車は乗用車・バギー・クラシックカー・モンスタートラック・レーシングカーなどがある。フォトショックとは逆に、車は常に左から右方向に進む。
  • くっ月ロケット
画面端にロケットの部品が表示されるので、部品の接合部分を見て空白の部分に合ったパーツを選択肢の中から探し、ロケットを完成させる。違う部品を選ぶとミスになるが問題はそのまま続行する。タントアールの「わくわくロボット工場」のアレンジ的内容。最高難易度では、2連続でパーツが抜け落ちている難問が出題される。業務用では選択肢が35択だが、家庭用などの4人用では選択肢が減って25択になる。
さまざまな色・大きさ・マークの入ったカンオケの列の中から、画面中央のヒントに書かれた条件に合ったものを探す。前作タントアールの「3ヒントパネルを探せ」と似た内容。正解するとドラキュラが出てきて、コウモリになって逃げていく(海外版では炎に包まれて消える)。なお、業務用では稀にヒントに該当するカンオケが2つあったり、ステージ4のノルマ7の状態で6問目までノーミスで正解した直後の7問目がバグで正解のカンオケを選んでもミスになったり、最悪の場合ゲーム続行不可能になるバグがある。マークは円形、三角形、四角形、六角形、波形の5種類で、色は黄、赤、青、緑、紫の5種類。大きさは大小の2種類。
画面上に表示されるコマンドを一定回数入力して、ベートーベン似の指揮者を操作する。BGMも『運命』のアレンジとなっている。コマンドは矢印がレバー方向を示しており、最後にボタンを押すとそれで1回分の入力になる。違う方向にレバーを入れたり、ボタン部分でレバーを入れるとその回は最初からやり直しとなりタイムロスになる(この時点ではライフは減らない)。コマンドには矢印のパターンに法則があり、中には有名な「コナミコマンド」(上、上、下、下、左、右、左、右)が登場することもある。
  • ボーナスステージ(ステージ1~3終了後)
ボタンでジャンプ(押している時間で高く飛べる)しながら、浮いているドル袋を集める。10個取ればライフが1つ増える(2人プレイではドル袋の多い方だけライフが増える。10以上の同じ数だと両方のライフが増える)。飛んでくる泡に捕まると一定時間操作できなくなるが、この間もドル袋と同じ高さにいる場合に限って獲得することが出来る。どんなに低い位置にドル袋があってもジャンプしないと獲得できない。
  • ラストゲーム
ボスの攻撃(魔法の火)をよけながら、制限時間内にボスの乗っている台をたたきこわせばクリア。ボス・アダーの仮面を主人公が真っ二つに割って、エンディングとなる(ちなみにボス・アダーの正体は前作で脱獄した囚人である)。火に当たると一定時間動けなくなり画面の端方向に戻されるが、火に当たってもライフは減らない。

アーケード版の特徴

  • タントアールと同じ、1本のレバーと1つのボタンだけの単純操作。ただしレバーを回すゲーム「一番削り」は8方向に入力する必要があるため、4方向レバーではクリアできない。
  • 標準設定では、ステージ1でタイムが22秒から始まるゲームが7つもある(煎餅・カエル・猿・銭型・UFO・移るんです・ロケット)。
  • デモ画面ではどのミニゲームもタイムが30秒になっているが、実際のゲームで30秒の設定があるのは機関車のみ。
  • ステージ1は全ゲームがノルマ3、ステージ2は煎餅・銭形・機関車だけがノルマ3で他の17ゲームはノルマ5、ステージ3からステージ4の2人目までは全ゲームがノルマ5、ステージ4の3人目以降が全ゲームノルマ7になる。クリアするには少なくとも、ノルマ7の難易度でクリアできるゲームが8つ以上ないと苦しい展開になる。また、前述のように「一度選んだゲームはそのステージでは出ない」為、ある程度ゲーム選択の順序も考える必要がある。
  • ステージ2からステージ4の2人目まで、二酸化ガンマン・奥様は窓・私の通過待ち・振り振り天国は難易度が一切変化しない。
  • ステージ4では8つのゲームがノルマ7になるため、機関車やクレーンなどを選ぶとクリアに時間がかかる。なお、オールクリアにはおよそ1時間を要する。
  • Luckyパネルはステージ2で1回、ステージ3は1~2回(ランダム)、ステージ4は2~3回(ランダム)登場する。NORMAL設定なら最大でライフ12個(EASY設定ならライフ13個)でクリアすることも可能である。
  • 基盤の設定はEASY/NORMAL(工場出荷時の標準設定)/HARD/VERY HARDがあり、EASYだとライフは1つ多い4つでスタートする。一方VERY HARDではライフは2つでスタートする。タントアールのようにNORMAL以上でLucky時に難しいゲームが出現しやすくなるという仕様は、先述の「一度選んだゲームはそのステージでは出ない」システムのため本作には採用されておらず、仕様書にも記されていない。
  • 本作のエンディングで初めて、クリアしたゲーム数に加えてクリアしたノルマの数が表示される。ただし先述の通り本作ではノルマが殆ど固定されているため、1人プレイではほとんど変化がない。この仕様は次作に引き継がれることとなる。
  • エンディングの後のキャスト紹介の後、ネーム入力となる。このネームは基盤の設定を変えない限りバックアップされる。前作とは異なり、左側が1P側、右側が2P側のネームになるように固定されている。

移植版

移植版は、ステージ・ゲームレベルに応じた各ミニゲームのタイムが固定のものを除き、業務用と異なるものが多い。殆どは移植版の方が甘くなるが、PS2版などは極端に厳しくなったり(煎餅など)、原則タイムが固定されている二酸化ガンマンですらタイムが減らされる。

  • メガドライブ版
1995年1月13日、セガから発売。ほぼアーケード版の完全移植となっているが、以下の相違点がある。
・「ベートー弁当・う~運命」等のミニゲーム効果音がハードの仕様上による差し替えがある。
・「一番削り」は先述の通り操作方法そのものが異なる。
・アーケードモードで、ステージ1からLuckyが出現することがある。
また、アーケードモードの他に好きなゲームを選んでプレイできるフリーモード、4人まで参加できるドラゴン退治のコンペモード、RPG風のクエストモードが追加されている(後述)。
  • ゲームギア版
1994年11月25日、「イチダントアールGG」のタイトルでセガから発売。ゲームギア版のみのオリジナルのミニゲームもある。
  • セガサターン版
1996年12月27日、「SEGA AGES/廊下にイチダントアール」のタイトルでセガから発売。「クイズ廊下に立ってなさい!」とのカップリング移植である。メガドライブ版と同じく、フリーモードが追加されている。
  • PlayStation 2版
2004年1月15日、「セガエイジス2500シリーズ Vol.6 イチニのタントアールとボナンザブラザーズ。」のタイトルでセガから発売。前作の「タントアール」、主人公キャラのイメージが共通する「ボナンザブラザーズ」とのカップリング移植である(ゲームのストーリーや選択画面、ボーナスステージ、エンディング等はタントアール。イチダントアールの世界観はカットされているが、ミニゲームは全て入っている)。
  • 携帯アプリ版
セガから発売されているSoftBank用の携帯アプリ「タントアール」で、このゲームに収録されたミニゲームの一部をプレイすることができる。
メガドライブ版が2007年7月17日から配信されている。要600Wiiポイント。

メガドライブ版オリジナルモード

  • コンペモード
(ストーリー)ある国で、突然ドラゴンが暴れ始めた。困った王様は国中におふれを出し、ドラゴンを退治できる人物を募った。腕に自信のある者は、こぞってドラゴンの住む城を目指す。もちろん、その中にはアーケードモードで活躍した2人の騎士(1P・2P)もいた。また彼らに負けじと、アーチャー(3P)や魔法使い(4P)も加わった。果たして、ドラゴンを倒せるのは誰なのだろうか?
・1~4人でプレイ可能。
・参加者エントリーが終了したら「旅の長さ」(ゲーム数)を決定し、スタートのルーレットを誰が回すかを決める。
・最初のプレイヤーがルーレットを回し、出た数字の数だけマス目を進む。マス目に描かれているミニゲームで勝負。
・このモードはライフの概念がなく、コンティニュー・ゲームオーバーもない。ポイント制であり、勝利するとプラス1ポイント、ミスするとマイナス1ポイントになり、一番早く規定ポイント数に達したプレイヤーが勝利となる。
・2回目以降は勝利プレイヤーがルーレットを回す。これを既定の数だけ繰り返し、一番勝利数の多いプレイヤーがドラゴン退治ゲームに挑める。
・トップのプレイヤーがゴール近くになったり、トップとビリに差が開くと「CHANCE!」イベントが発生する。これに勝利するとトップとの位置を入れ替わることができる。
・最初にゴールしたプレイヤーだけが、ドラゴンとのボスゲームに挑むことができる。 
  • クエストモード
(ストーリー)平和な日々を送る王国に、ある日突然魔王が現れた。魔王は姫を人質に城を乗っ取り、結界を張ってしまった。魔王を倒すには、各地に散らばる賢者の石を集め、城の結界を破らなければならない。旅に出ていた騎士はある村でその話を聞き、賢者の石を集める旅に出発したのだった。
・1~2人用。ただし移動やゲーム選択権などはすべて1P側になっている。 
・各地に存在する碑石にある賢者の石を5つ集めて、魔王を倒すのが目的。碑石の場所は各地の村で情報を集めて探さなければならない。
・道中では魔王の手下が出現し、ゲームを出題して戦いを挑んでくる。クリアすると勇者ポイントが入り(2人プレイの場合は勝利プレイヤーにのみ加算)、一定ポイントでレベルアップし、ライフが回復する。99ポイントでカンストとなり「勇者」となるが、それ以上はライフが増えなくなる。
・碑石にたどり着くと賢者が現れ、ゲームを出題してくる。クリアすると賢者の石が手に入る。
・ボーナスポイントがフィールド上に存在し、そこに入ると無条件でライフが1つ回復する(1箇所につき1回のみ)。
・このモードはアーケードモードと違って、ライフは9つまでしか持つことができない。
・ミニゲームのノルマは常に3で固定されている。
・結界を破るとアーケードモードと同じボスゲームになり、クリアするとエンディングになり、アーケード版には無かったスタッフロールがある。


外部リンク