ゴールデンアックス

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ゴールデンアックス
ジャンル ベルトスクロールアクションゲーム
対応機種 アーケード
開発元 セガ第1AM研究開発部
発売元 セガ
デザイナー 内田誠
音楽 中林亨
Y. "Dolphin" Takada
人数 1 - 2人
メディア 業務用基板
稼働時期 1989年5月
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
暴力
システム基板 セガ・システム16B
ディスプレイ 320x224
その他

第3回ゲーメスト大賞

  • ベストアクション賞9位[1]
  • 年間ヒットゲーム18位[1]
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ゴールデンアックス』(Golden Axe)は、1989年セガが発売した日本のアーケードアクションゲームである。各機種への移植や続編もある。

概要[編集]

いわゆるベルトスクロールアクションゲームの一つである。ファンタジー世界を舞台に剣と魔法で敵を倒し、最終的に悪の総帥「デス=アダー」を倒すのが目的。横からの視点で、奥行きがあり、プレイヤーは上下(奥と手前)および左右に移動できる。

主人公の3人はいずれもデス=アダー軍に大切な家族を奪われており、その復讐と世に平和を取り戻すために戦う。

2人での協力プレイもでき、その場合は3人のうちから2人を選ぶ。協力プレイでは味方へも攻撃できる。

操作方法[編集]

8方向レバーと攻撃、ジャンプ、魔法の3ボタンで操作する。方向キーを右(もしくは左)に素早く2回倒す事でダッシュができ、ダッシュ中に攻撃ボタンを押す事でダッシュ攻撃ができる。ダッシュ中にジャンプボタンを押せば、通常より高々度のジャンプが可能である[2]。また、攻撃ボタンとジャンプボタンと同時に押すと背面攻撃ができ、特にギリウスの背面攻撃は、リーチが長く素早い。

通常攻撃を当てると敵は一定時間うずくまり、そのまま連続攻撃できる。また、間合いによっては剣の柄で殴った後で蹴り飛ばしたり、敵を担ぎ上げて投げる連続技もできる。ただし、こちらも敵の通常攻撃を喰らうと長い時間動けなくなる。

魔法は、ステージ途中もしくはステージ間に出てくる青い服のシーフ(小人)を攻撃して、1人につき最高3つまで出る青い壺(ポーション)を取ることで使用できる[2]。ティリスは魔法のポーションを多く必要とするが、魔法の攻撃力は絶大。逆にギリウスはポーションが少なくて済む代わりに魔法の攻撃力は一番低い。アックスは2人の中間くらいの能力。ステージ間に出てくる青い服のシーフはプレイヤーがポーションを持っている場合、最大を2つ盗むが、3つ取り返すことができるので、失敗さえしなければ結果として増やすことができる。

攻撃を受けると体力ゲージが減り、体力ゲージが無くなった時にダウンするとミスとなる。また、床の無い場所から転落してもミスとなる。何らかの手段で突き落とせば、敵キャラクターの排除も可能である。体力ゲージは緑の服のシーフが出す肉を取ると回復する。全てのプレイヤーキャラクターを失うとゲームオーバーで、全面クリアするとゲームクリアとなる。

体力ゲージが無くなってもダウンしない限りミスとはならないが、ステージクリア時に体力ゲージが無いと次のステージの開始時には満タン状態で開始となる。

登場キャラクター[編集]

プレイヤーキャラクター[編集]

アックス=バトラー
主人公。バランスの良いキャラクター。魔法は4レベルまで使用可能である[3]。バーバリアン族一の戦士で、狩に出ていた際に故郷がデス=アダー軍の襲撃に遭い、母親を失う。大地の魔法を使う。彼の持つロングソードは幼くして死に別れた父が唯一残してくれた財産であるが、最大の武器はデス=アダーへの復讐心と正義に燃える心らしい。年齢は25歳。
ティリス=フレア
女性ながら精悍な身体が特徴のヒロイン。魔法が得意なキャラクターで、6レベルのものまで使用可能である[3]。かつてデス=アダー軍に滅ぼされたファイアウッド王族唯一の生き残りのアマゾン族である。炎の魔法を使う。彼女の持つショートソードは母親が護身用として彼女に渡してくれた物である。年齢は23歳。
ギリウス=サンダーヘッド
ドワーフ族の戦士。元々ドワーフ族は魔法が嫌いなようで、魔法は3レベルのものまでしか使えないが、力強い攻撃を繰り出せる[3]。ファイヤーウッド王国の守備隊長としてデスアダー軍と戦う。ドワーフ族としては大柄でしっかりとした性格から仲間たちからの信頼も厚かった。その戦いで弟・ガリを失う。雷の魔法を使う。彼の使う斧は弟の遺品である。年齢は150歳だが、人間の4倍ほどの寿命を持つドワーフ族のなかでは若い方らしい。

デス=アダー軍[編集]

メガドライブ版では一部敵の名称が異なる。説明書によるとハイネケン准将は、メガドライブ版ではビター中佐という名称になっている。金で雇われた傭兵やゴールデンアックスの魔力で召喚されたモンスター等で構成され、その数は五万とも十万とも言われるが、詳細は不明、なお一部を除いて階級などは与えられていない模様。

ヘニンガー
デス=アダー軍の下級兵士で、イボ付き棍棒が武器で装備は肩当のみのパンツ姿という粗末な武装しかない雑魚。
ロングモーン
同じくデス=アダー軍の下級兵士で、服を着ている雑魚。トゲ付き棍棒が武器で、強さはヘニンガーと大差が無い。
ズブロッカ
デス=アダー軍の女戦士部隊。大陸の北方出身の者が多い。片手斧を武器とする。ティリスと同様にアマゾン族だが、ティリスの一族とは敵対している。
スケルトン
骸骨の兵士。曲刀と盾で武装し、攻撃力が高い。一度死んでいるためになかなか死なず、ボスクラスの敵の護衛としてよく登場する。デス=ブリンガーを護衛しているタイプは普通に倒す事ができない。
バド兄弟
1面ボスの巨漢のコンビ。普段はあの恐怖の軍団なのかと思えるほど穏やかな表情をしているが、怒ると悪鬼のごとく暴れまわるらしい。巨大な槌を武器とし、タックルやぶん投げなどをしてくる強敵。3面にモルト軍曹とホップ軍曹、5面にハーランド将軍という色違いが出てくる。
ハイネケン准将
3面ボス。全身を鎧で固め、剣と盾を携えた騎士。凄まじいまでのリーチを持つ強敵で、正面から倒すのは困難。なおこの一族には大佐や将軍の地位にもついているものがおり、5面に赤い鎧を着た色違いが2人出現し、メガドライブ版では金色の鎧を着た色違いも登場する。血筋を重んじる一族のため、一兵士から成り上がったバド一族とは仲が悪い。ギリウスに深手を負わせ、その弟・ガリを殺したのは彼らしい。
デス=アダー
軍団の総帥でラスボス。悪しき巨人族の末裔で人間の手にあった戦斧を騙し取り、戦斧の魔力によって闇の力を解き放ちファイヤーウッド王国を滅ぼし、この世を地獄に陥れる[4]。戦斧を振り回して攻撃してくるほか、地面を走る衝撃波も使ってくる。デスアダーとは毒蛇の一種であるが、実際にこのデス=アダーの実体(もしくは、変化体)も蛇である。
デス=ブリンガー
メガドライブ版ラスボス。外見はデス=アダーと同じだが、青銅色の肌に紫色の兜と肩当をしている。戦斧による攻撃やアックス達の魔法を使ってくることもある。この魔法攻撃は回避できない。
デス=アダーJr.[5]
メガドライブ版のビギナーモードの最後に登場するデス=アダーの弱体化バージョンで、青い兜と肩当をしている。

モンスター(乗り物)[編集]

敵が操るモンスター。乗っている敵を叩き落せば奪うことができる。ただし、プレイヤーが攻撃を受けて落とされたり、乗らずにしばらく放っておくと逃げてしまう。またスケルトンや大型の敵が乗る事はできない。

チキンレッグ
地下に生息する鳥の様なモンスター。大きな毒のシッポで敵を攻撃する。元は同じセガ開発のアクションゲーム『獣王記』に登場したザコ敵[2]。また、『ダイナマイト刑事2』にも背景キャラクターとして登場している。野球ゲーム『クラッチヒッター』では、試合終了後のスポーツニュースでマスコットキャラを務めている。続編では馬のような移動手段として使われている描写がある。
ブルードラゴン
青いドラゴン。敵に炎を浴びせる。地下に生息する獰猛なドラゴンを幼少の時から飼いならしたもの。成長するとティリスの魔法で召喚されるドラゴン程に成長するらしい。俗にドラゴンパピーと呼ばれる。
レッドドラゴン
赤いドラゴン。火炎弾を吐くので、遠距離から敵を攻撃できる。このタイプも地下に生息し幼少時から飼いならしたもの。ドラゴンとしてはまだ若く、成長するとブルードラゴンと同じくティリスの魔法で召喚されるドラゴン並みに成長するらしい。

移植版[編集]

No. 発売日 対応機種 タイトル 開発元 発売元 メディア 型式 価格 売上本数 備考
1 1989年12月23日 メガドライブ ゴールデンアックス セガ セガ 4メガビットロムカセット[6] G-4018 6000円(税抜) -
2 1989年 セガ・マスターシステム ゴールデンアックス セガ セガ ロムカセット 9004 - 日本国内未発売
3 1990年3月16日 PCエンジンCD-ROM² ゴールデンアックス 日本テレネット 日本テレネット CD-ROM1枚 TJCD0005 6,800円(税抜) -
4 1990年11月 Amiga
Atari ST
Amstrad CPC
コモドール64
DOS
ZX Spectrum
GOLDEN AXE Probe Software Virgin Games - - - -
5 1993年4月23日 メガCD セガクラシック アーケードコレクション セガ セガ CD-ROM1枚 G-6012 2,980円(税抜) - メガドライブ版を再収録。BGMがアーケード準拠となっている。
6 2002年2月28日 ワンダースワン ゴールデンアックス セガ バンダイ ロムカセット SWJ-BANC2B 4,800円(税抜) - 第1作の移植作品。
7 2003年9月25日 PlayStation 2 SEGA AGES 2500 シリーズ
Vol.5 ゴールデンアックス  
スリーディー・エイジス セガ CD-ROM1枚 SLPM62385 2,500円(税抜) - リメイク版
8 2006年12月2日 バーチャルコンソール ゴールデンアックス   セガ セガ ダウンロード - 600Wiiポイント - メガドライブ版の移植
9 2007年7月11日 Xbox 360 ゴールデンアックス セガ セガ ダウンロード - 400MSP(約600円) - アーケード版の移植
10 2009年2月 PLAYSTATION 3
Xbox 360
Sonic's Ultimate Genesis Collection Backbone Entertainment セガ Blu-ray Disc
DVD-ROM
- - - 第1・2・3作を収録、日本国外での発売のみ、日本用機器でも動作は可能
11 2009年6月23日 バーチャルコンソール ゴールデンアックス セガ セガ ダウンロード - 800Wiiポイント - アーケード版の移植
12 2009年 iOS ゴールデンアックス セガ セガ ダウンロード - - -
13 2011年7月28日 PlayStation 3 ゴールデンアックス セガ セガ ダウンロード - 600円 -

メガドライブ版[編集]

初の移植作品。一部演出などがカットされ、日本語の字幕も削除されているが、2ステージ追加されている。2人同時プレイが可能で、画面上にはチキンレッグを含め最大8キャラまで出現する。また、ステージが短くエンディングも存在しないが「ビギナーモード」という初心者向けのモードが追加された。後にメガCD用ソフト『セガクラシック アーケードコレクション』にも収録されていて、こちらの方はBGMがアーケード版の物が使用されているが、2人プレイは出来なくなっている。

PCエンジン版[編集]

画面下にスコアや体力ゲージ用に黒枠があって画面サイズ全体が小さくなり、2人プレイはできない。画面上には最大で4キャラまでしか登場しないため、プレイヤーがチキンレッグに乗ると敵は2キャラしか出現しないが、CD-ROMの大容量を活かし、キャラクターボイス、アニメによるビジュアルシーンなどステージ開始前のムービーでの演出面が豪華になっている。

開発スタッフ(PCエンジン版)[編集]

  • ゲームデザイン:凱羅
  • ゲーム・プログラム:山本雅康
  • ビジュアル・プログラム:阿彦裕徳
  • グラフィック:菊池栄二、岩田隆樹(キャラクターデザイン)、鈴木厚、安部直子
  • ミュージック:
    • 作/編曲:小川史生、大坪弘人
    • SE:梅津貴陽、湯浅稔
  • パッケージデザイン/ロゴイラスト:酉澤安施

声の出演(PCエンジン版)[編集]

PlayStation 2版[編集]

SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.5 ゴールデンアックス
旧作を元にポリゴン化しリメイクされたゲーム。クリア後のボーナスステージが削除されているなど、アーケード版と異なる部分が多い。PS2版オリジナルの敵キャラクター、ステージが追加されている。

配信作品[編集]

ゴールデンアックス
Xbox 360Xbox Live Arcade)、2007年7月11日
PS3(PSN)、2011年7月28日
アーケード版の完全移植。オンラインでの協力プレイもできる。価格はそれぞれ400マイクロソフトポイント、600円。
海外版の移植であるため、演出など日本国内版と若干異なる部分が存在する。

また、Wiiバーチャルコンソールでメガドライブ3作品とアーケード版(国内版ベース)が配信されている。メガドライブ版1作目は2006年12月2日、ゴールデンアックスIIは2007年6月5日、ゴールデンアックスIIIは2007年9月4日、アーケード版は2009年6月23日にそれぞれ配信開始。

ゴールデンアックスコレクション
Xbox360のセガエイジスオンライン作品として発売。シリーズ1,2,3を収録。
上記単体作品とは異なり日米欧のバージョンを選択できる。
1のみ同じくアーケード版の移植である。

評価[編集]

アーケード版

月刊誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第3回ゲーメスト大賞」においてベストアクション賞で9位を獲得、その他に年間ヒットゲームで18位、ベストキャラクター賞ではティリスが15位を獲得した[1]

メガドライブ版

メガドライブFANの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、30点満点中24.50点となっている[6]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.40 3.90 4.10 4.00 4.30 3.80 24.50
PCエンジン版

PC Engine FANの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、30点満点中19.3点となっている[7]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.2 3.5 2.9 3.0 3.4 3.2 19.3

関連作品[編集]

アックス=バトラー ゴールデンアックス伝説
ゲームギア1991年11月1日、セガ
外伝的なストーリーの作品で、ロールプレイングゲームに近い作りになっている。
ゴールデンアックス ウォリアー
マスターシステム、1991年、セガ
欧米でのみ発売された外伝作品。開発は日本で行われた。見下ろし型のアクションロールプレイングゲーム。シリーズのプレイヤーキャラクターも登場。
ゴールデンアックスII
メガドライブ、1991年12月27日、セガ
基本的なシステムはそのままに、敵キャラクターやステージを一新した作品だが、前作と同様メッセージは全て英語。
ゴールデンアックス デスアダーの復讐
アーケードゲーム1992年、セガ
業務用の正統な続編で、メガドライブ版の続編シリーズはパラレルワールドとなる。前作のプレイヤーキャラクターはギリウスのみしか登場せず、しかも新キャラクターの巨人の頭部に乗っている。また、完全な新キャラクターが3人追加された。4人同時プレイが可能。
ゴールデンアックスIII
メガドライブ1993年6月25日、セガ
使用キャラクターは完全に一新し、ギリウスは冒頭だけ登場する。また、メッセージは全て英語のみ。
ゴールデンアックス・ザ・デュエル
アーケードゲーム、1994年、セガ
シリーズに登場したキャラクターを使用した対戦型格闘ゲーム。時系列は「デスアダーの復讐」より後である。1995年9月29日にセガからセガサターン移植版が発売された。
ゴールデンアックス ビースト ライダー
Xbox 360PLAYSTATION 3、2008年、セガ
欧米でのみ発売された作品。プレイヤーキャラクターは大きく様変わりしたティリスのみ。開発元はSecret Level。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 21頁、 ISBN 9784881994290
  2. ^ a b c 『メガドライブのすべて』p.29
  3. ^ a b c 『メガドライブのすべて』p.30
  4. ^ 「バーチャルコンソール」の解説より
  5. ^ メガドライブ版エンディングでのキャラクター紹介より
  6. ^ a b 「7月号特別付録 MEGADRIVE ALL CATALOG」、『メガドライブFAN』第3巻第7号、徳間書店1991年7月15日、 8頁。
  7. ^ 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 583頁、 ISBN 雑誌26556-4/15

参考文献[編集]

外部リンク[編集]