きな粉
100 gあたりの栄養価 | |
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エネルギー | 1,828 kJ (437 kcal) |
31.0 g | |
食物繊維 | 16.9 g |
23.4 g | |
飽和脂肪酸 | 3.38 g |
一価不飽和 | 4.52 g |
多価不飽和 | 12.62 g |
35.5 g | |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(0%) 0 µg(0%) 0 µg |
チアミン (B1) |
(66%) 0.76 mg |
リボフラビン (B2) |
(22%) 0.26 mg |
ナイアシン (B3) |
(12%) 1.8 mg |
パントテン酸 (B5) |
(27%) 1.33 mg |
ビタミンB6 |
(45%) 0.58 mg |
葉酸 (B9) |
(63%) 250 µg |
ビタミンB12 |
(0%) (0) µg |
ビタミンC |
(0%) 0 mg |
ビタミンD |
(0%) (0) µg |
ビタミンE |
(135%) 20.2 mg |
ビタミンK |
(35%) 37 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(0%) 1 mg |
カリウム |
(40%) 1900 mg |
カルシウム |
(25%) 250 mg |
マグネシウム |
(68%) 240 mg |
リン |
(74%) 520 mg |
鉄分 |
(71%) 9.2 mg |
亜鉛 |
(37%) 3.5 mg |
銅 |
(55%) 1.10 mg |
他の成分 | |
水分 | 5.0 g |
| |
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース(英語) |
きな粉(きなこ、黄粉)は、大豆を炒って皮をむき、ひいた粉である。加熱により大豆特有の臭みが抜け、香ばしい香りになる。語源は「黄なる粉」で[2]、黄な粉とも書く。
ただし実際は黄色とは限らず、黄大豆を原料にしたきな粉は黄褐色なのに対して、青大豆を原料にしたきな粉は淡緑色なので青きな粉やうぐいすきな粉と呼ばれる。
きな粉を使う食品
餅にからめて食べたり、和菓子の原料とする。和菓子できな粉をそのまま使ったものとしては、州浜やきな粉ねじりがある。また、牛乳や豆乳などに混ぜて飲むこともある。
きな粉の栄養
きな粉には食物繊維が多く含まれているため、便秘改善に役立つ。また粉にすることで消化が良くなり、大豆の栄養素を効率的に摂取することができる。他にもカルシウム・マグネシウム・カリウム・リン・鉄などのミネラルが多く含まれている。その利便性から、近年ではプロスポーツ選手も牛乳に溶かすなどして、よく摂取している。
昨今の健康食品ブームで、黒豆から作られるきな粉が人気である。黒豆には抗酸化物質のアントシアンが含まれている。アントシアンには活性酸素を自らが犠牲になって吸収・還元する作用が期待されている。ただし、ガンや糖尿病等の生活習慣病の予防効果があると謳(うた)われている点については医学的な裏付けはなされていない。 また他にも、黒ゴマや抹茶の配合されたきな粉など、様々なきな粉が販売されている。
出典
- ^ 五訂増補日本食品標準成分表
- ^ 佐藤武義『日本語の語源』 明治書院