UTC+8

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UTC+8: 濃黄-通年適用、水色-海域

UTC+8は、協定世界時から8時間進ませた標準時である。世界の約22.5%に当たる推計15.3億人が住む人口が最も多い時間帯である。ASEAN標準時になる可能性もある。

主な該当地域[編集]

現行[編集]

国・地域 部分 標準時 略称
ロシアの旗 ロシア クラスノヤルスク地方など クラスノヤルスク時間 KRAT
モンゴルの旗 モンゴル 西端部を除くほぼ全域
中華人民共和国の旗 中華人民共和国 全域 中国標準時 CST
香港の旗 香港 香港時間 HKT
マカオの旗 マカオ 澳門時間 MOT
台湾の旗 台湾 台湾標準時 TST、NST
フィリピンの旗 フィリピン
ブルネイの旗 ブルネイ
マレーシアの旗 マレーシア マレーシア標準時 MST
シンガポールの旗 シンガポール シンガポール標準時 SGT
インドネシアの旗 インドネシア スラウェシ島など 中部標準時 WITA
オーストラリアの旗 オーストラリア 西オーストラリア州 オーストラリア西部標準時 AWST

廃止[編集]

短期のものを除く。

国・地域 部分 標準時 始年 終年 その後
大日本帝国の旗 大日本帝国 台湾先島諸島 西部標準時 1895 1937 日本標準時 (UTC+9) に統合
満州国の旗 満州国 全土 満州時間 1932 1937 日本標準時 (UTC+9) と同等へ変更
中華民国の旗 中華民国 海岸部 中原標準時 1912 (1949) 時差はそのままで北京時間(中国標準時)および台湾標準時に
ロシアの旗 ロシア イルクーツク州など イルクーツク時間 2011 UTC+9に変更
クラスノヤルスク地方など クラスノヤルスク夏時間 時差はそのままで通年のクラスノヤルスク時間に

地理[編集]

中華人民共和国は全土が単一のタイムゾーンであり、他に例を見ない広い領域となっている。太陽の南中は、東端では11時、西端では15時である。中国とアフガニスタンUTC+4:30)との間では3時間30分の時差がある。

歴史[編集]

日本では1896年明治29年)1月1日から1937年昭和12年)9月30日まで、「西部標準時」として、八重山列島宮古列島日本統治下台湾澎湖列島で +8 を使用した。その後は全国が +9 に統一された。

中国では、中華民国が成立するとグリニッジ標準時に対して +5:30、+6、+7、+8、+8:30 となる五つの時間帯が設けられた。+8 の時間帯は「中原標準時」と呼ばれる。台湾では上述の通り、日本統治下の1896年から1937年9月30日まで、そして中華民国が台湾を接収した1945年以後、+8 を使用している。前者は日本の西部標準時である。その間の1937年10月から1945年までは日本の中央標準時(+9)を使用した。1949年に中華人民共和国が成立すると、全土単一の時間帯(+8)を確立する一方、中華民国も +8 を維持した。20世紀末まで香港マカオイギリスポルトガルの統治を受けたが、その地理的な位置のため、両地域もまた +8 を用いた。中華民国が1945年から1979年まで、香港・マカオが1946年から1979年まで(いずれも実施しない年があった。香港は1941年にも実施)、中華人民共和国が1986年から1991年まで、夏時間を行った。そのためこの間 UTC+8 だったのは冬期のみである。香港は日本占領下では、名目上夏時間を通年実施し、日本標準時と同じ +9 であった。

マレーシアの東部(東マレーシアボルネオ島)では、1963年のマレーシア成立から現在まで、+8 を使用している。同マレー半島部とシンガポールでは1982年にそれまでの UTC+7:30 から UTC+8 に移行した(詳細はマレーシア標準時en:Singapore Standard Time参照)。

ロシアではかつてイルクーツク時間(冬期)とクラスノヤルスク夏時間において +8 が用いられていたが、2011年3月27日からイルクーツク時間は通年 UTC+9 に、クラスノヤルスク時間は通年 UTC+8 となった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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