USセルラー・フィールド

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USセルラー・フィールド
The Cell
USセルラー・フィールド
施設データ
所在地 333 West 35th Street
Chicago, Illinois 60616
起工 1989年5月7日
開場 1991年4月18日
所有者 Illinois Sports
Facilities Authority
グラウンド 天然芝
建設費 1億6700万ドル
設計者 HOK Sport 、HKS, Inc.
建設者 Gust K. Newberg
旧称 コミスキー・パーク (1991年 - 2002年)
使用チーム • 開催試合
シカゴ・ホワイトソックスMLB)(1991年 - 現在)
収容能力
・44,321(1991年)・45,936(2001年)・47,098(2003年)
・40,615(2004年)
グラウンドデータ
球場規模 左翼 - 330 ft (約100.6 m)
左中間 - 377 ft (約114.9 m)
中堅 - 400 ft (約121.9 m)
右中間 - 372 ft (約113.4 m)
右翼 - 335 ft (約102.1 m)
バックネット - 60 ft (約18.3 m)
フェンス 8 ft (約2.4 m)

USセルラー・フィールドU.S.Cellular Field)は、アメリカイリノイ州シカゴにある野球場MLBシカゴ・ホワイトソックスのホーム球場である。

コミスキー・パークの老朽化に伴い、1980年代中頃に建造開始。旧球場の隣に建設された。開場当初は旧球場と同じく「コミスキー・パーク」と名乗っていたが、2003年にUSセルラー社がネーミングライツを20年6800万ドルで買い取り、現在の名称になった。

カウフマン・スタジアム以来18年ぶりの野球専用球場である。

フィールドの特徴[編集]

  • 左中間や右中間にふくらみがなく、またフェンスもわずか2.4メートルしかないため、非常に本塁打が出やすい。
  • 内野の土やホームプレートは旧球場のものを使っている。

設備、アトラクション、演出[編集]

  • 爆音スコアボード:ホワイトソックスの選手がホームランを打つと、スコアボードの上に設置された7つの風車が大きな音を立てて回り出し、花火が打ち上げられる。旧球場からの名物を引き継いだ。
  • 相手チームの投手が降板するとき、地元シカゴ出身のロックバンド・スティームの『Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye』のサビがオルガンで流れ、ファンが大合唱する。また、試合終了後には『Sweet Home Chicago』が流れる。
  • 「USセルラー・フィールド」をホームグラウンドとする「ホワイトソックス」が3塁側を使用し、1塁側をビジター(遠征)チームが使用する。

球団と地元との交渉[編集]

この球場を建てるにあたってホワイトソックスと地元イリノイ州およびシカゴ市は協議を重ねた。このときのホワイトソックスは、自らに有利な条件を地元から引き出した「うまい交渉」の例としてよく挙げられる。

ホワイトソックスは他都市への移転を何度もちらつかせておいて地元との交渉に臨んだ。このときホワイトソックスの受け入れに熱心だったのはフロリダ州のタンパ湾(en:Tampa Bay)沿岸地域で、「資金面での優遇」「ドーム球場建設」という条件を提示した。

イリノイ州とシカゴ市はこれよりも好条件を提示してホワイトソックスを引き留めなければならなくなった。カブスがまだ残っているとはいえ、「メジャーリーグの球団に逃げられた」というイメージがつくのは都市にとって大きなマイナスだからである。結局、2パーセントのホテル税と公債発行で調達した1億6700万ドルを地元が支出し、「天然芝」「屋根なし」「野球専用」というホワイトソックスの望み通りの新球場を建設した。更にホワイトソックスが赤字になった場合、州と市が補填することも決められた。

ただし、1993年にマーリンズが創設されるまで、フロリダ州はこうした交渉の際に頻繁に名前が出ていたことを知っておく必要がある。球団オーナーはフロリダ州への移転をほのめかすことで地元から有利な条件を引き出そうとしていたのである。ホワイトソックスもフロリダ州へ移転する気は最初からなかったといわれている。

主要な出来事[編集]

外部リンク[編集]

前本拠地:
コミスキー・パーク
1910 - 1990
シカゴ・ホワイトソックスの本拠地
1991 - 現在
次本拠地:
n/a
-
先代:
ミラー・パーク
MLBオールスターゲーム開催場
第74回(2003年
次代:
ミニッツ・メイド・パーク