FIBA女子アジアカップ

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FIBA女子アジアカップ
競技 バスケットボール
開始年 1965
主催 FIBAアジア
チーム数 12チーム
前回優勝  中華人民共和国
最多優勝  韓国 中華人民共和国 (12回)
公式サイト
www.fiba.basketball
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FIBA女子アジアカップFIBA Women's Asia Cup)は、FIBAアジアが主催する女子バスケットボールナショナルチームによる大陸選手権FIBAアジア加盟国、FIBAオセアニア加盟国(2017年大会より)に参加資格が与えられる。

概要[編集]

1965年ソウルで第1回を開催。1995年の第16回以降はほぼ1年おきに開催されている。2021年大会(ディビジョンA)の出場国数は8。

実施方式は大会開始から1978年大会までは出場全チームによる総当りリーグ戦方式。出場国数が増えてきた1980年大会からは予選リーグを実施。1986年大会で再び全チーム総当り方式に戻った後、1990年からはディビジョン制を導入(1992年除く)。導入当初のディビジョン分けはFIBAランキングによって決まっていたが、2007年大会から入れ替え戦が行われている。

ディビジョンA大会で上位に入ったチームはオリンピックまたはFIBA女子バスケットボール・ワールドカップの世界最終予選の出場権を獲得する。2017年大会まではこの大会でオリンピックまたはワールドカップのアジア代表を決定していた。

過去の開催実績[編集]

開催年 開催国 決勝 3位決定戦
優勝 スコア 準優勝 3位 スコア 4位
1965
詳細
大韓民国の旗
ソウル

韓国
No playoffs
日本

中華民国
No playoffs
フィリピン
1968
詳細
中華民国の旗
台北

韓国
No playoffs
日本

中華民国
No playoffs
タイ
1970
詳細
マレーシアの旗
クアラルンプール

日本
No playoffs
韓国

Taiwan
No playoffs
マレーシア
1972
詳細
中華民国の旗
台北

韓国
66–51
Taiwan

タイ
70–54
インドネシア
1974
詳細
大韓民国の旗
ソウル

韓国
No playoffs
日本

Taiwan
No playoffs
イラン
1976
詳細
香港の旗
香港

中華人民共和国
No playoffs
韓国

日本
No playoffs
マレーシア
1978
詳細
マレーシアの旗
クアラルンプール

韓国
No playoffs
中華人民共和国

日本
No playoffs
マレーシア
1980
詳細
香港の旗
香港

韓国
No playoffs
中華人民共和国

日本
No playoffs
マレーシア
1982
詳細
日本の旗
東京

韓国
No playoffs
中華人民共和国

日本
No playoffs
マカオ
1984
詳細
中華人民共和国の旗
上海市

韓国
62–61
中華人民共和国

日本
81–53
フィリピン
1986
詳細
マレーシアの旗
クアラルンプール

中華人民共和国
No playoffs
韓国

中華民国
No playoffs
日本
1988
詳細
香港の旗
香港

韓国
No playoffs
中華人民共和国

中華民国
No playoffs
日本
1990
詳細
シンガポールの旗
シンガポール

中華人民共和国
No playoffs
韓国

日本
No playoffs
中華民国
1992
詳細
大韓民国の旗
ソウル

中華人民共和国
89–76
韓国

日本
79–75
中華民国
1994
詳細
日本の旗
仙台市

中華人民共和国
74–66
韓国

日本
92–67
中華民国
1995
詳細
日本の旗
静岡市

中華人民共和国
94–69
韓国

日本
68–65
中華民国
1997
詳細
タイ王国の旗
バンコク

韓国
74–61
日本

中華人民共和国
101–63
中華民国
1999
詳細
日本の旗
静岡市

韓国
68–65
日本

中華民国
68–57
中華人民共和国
2001
詳細
タイ王国の旗
バンコク

中華人民共和国
105–76
日本

韓国
78–63
中華民国
2004
詳細
日本の旗
仙台市

中華人民共和国
92–80
日本

韓国
88–59
中華民国
2005
詳細
中華人民共和国の旗
秦皇島市

中華人民共和国
73–67
韓国

中華民国
73–62
日本
2007
詳細
大韓民国の旗
仁川

韓国
79–73
中華人民共和国

日本
73–70
中華民国
2009
詳細
インドの旗
チェンナイ

中華人民共和国
91–71
韓国

日本
72–57
中華民国
2011
詳細
日本の旗
大村市

中華人民共和国
65–62
韓国

日本
83–56
中華民国
2013
詳細
タイ王国の旗
バンコク

日本
65–43
韓国

中華人民共和国
61–53
中華民国
2015
詳細
中華人民共和国の旗
武漢

日本
85–50
中華人民共和国

韓国
52–45
中華民国
2017
詳細
インドの旗

バンガロール


日本
74–73
オーストラリア

中華人民共和国
75–51
韓国
2019
詳細
インドの旗

バンガロール


日本
71–68
中華人民共和国

オーストラリア
98–62
韓国
2021
詳細
ヨルダンの旗
アンマン

日本
78–73
中華人民共和国

オーストラリア
88–58
韓国
2023
詳細
オーストラリアの旗
シドニー

中華人民共和国
73–71
日本

オーストラリア
81–59
ニュージーランド

国別メダル獲得数[編集]

国・地域
1  韓国 12 11 3 26
2  中華人民共和国 12 9 3 24
3  日本 6 8 12 26
4  チャイニーズタイペイ 0 1 8 9
5  オーストラリア 0 1 3 4
6  タイ 0 0 1 1
Total 30 30 30 90

MVP[編集]

MVP
1968 マレーシアの旗 Annie Goh Koon Gee
1970 日本の旗 新垣たけ子
1982 大韓民国の旗 朴贊淑
1997 大韓民国の旗 劉永珠
1999 大韓民国の旗 錢周媛朝鮮語版
2001 中華人民共和国の旗 胡暁桃
2004 中華人民共和国の旗 苗立杰
2009 中華人民共和国の旗 卞蘭中国語版
2011 中華人民共和国の旗 苗立杰
2013 日本の旗 渡嘉敷来夢
2015 日本の旗 渡嘉敷来夢
2017 オーストラリアの旗 ケルシー・グリフィン英語版
2019 日本の旗 本橋菜子
2021 日本の旗 赤穂ひまわり
2023 中華人民共和国の旗 韓旭英語版

日本での放送について[編集]

  • 1999年大会は日本テレビNHK-BSスカイスポーツなどで中継された。
  • 2007年・2009年はFIBA国際大会の国内放映権を持つJ SPORTSが中継。
  • 2013年から2016年はフジテレビがFIBA主催国際大会の日本国内独占放映権を取得。2013年の男子大会はフジテレビのCS、フジテレビNEXTで中継。
  • 2017年大会からはDAZNにて独占生中継。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]