焼入れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

焼入れ(やきいれ、英語: quenching)、焼き入れとは、オーステナイト組織の状態に加熱した後、多くは水中または油中で急冷することによって、マルテンサイト組織の状態に変化させる熱処理である。冷媒により、水焼入れや油焼入れの呼称がある。 (日本語名詞「刃(やいば)」の語源は、ヤキハ(焼入れをした刃)である)。炭素量が0.3%以上でないと焼入れ効果は期待できない。また炭素量が多い場合は残留オーステナイトが生じやすくなる。

鋼の硬さを増大させる目的で行われるが、靭性が低下するので、粘り強さを得るために、焼入れ後には焼き戻しを行うのが一般的である。焼き戻しの温度によって硬さと靱性を調整することが可能であり、焼入れと焼き戻しをまとめて「QT処理」や「調質」と呼ぶ。

転じて、制裁を加えたり特訓を課すという意味にも用いられる。

脚注[編集]


関連項目[編集]