瀬ヶ崎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
瀬ヶ崎
■瀬ヶ崎の位置(埼玉県内)
■瀬ヶ崎
瀬ヶ崎
瀬ヶ崎の位置
北緯35度52分26.75秒 東経139度39分53.71秒 / 北緯35.8740972度 東経139.6649194度 / 35.8740972; 139.6649194
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
浦和区
地域 浦和市
人口
2017年平成29年〉9月1日時点)[1]
 • 合計 8,573人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
330-0044[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮

瀬ヶ崎(せがさき)は、埼玉県さいたま市浦和区町丁。現行行政地名は瀬ヶ崎一丁目から瀬ヶ崎五丁目。住居表示実施地区[4]郵便番号は330-0044[2]

地理[編集]

さいたま市浦和区東部の大宮台地(浦和大宮支台)上に位置する。地区の東側を緑区道祖土や同原山、南側を駒場、西側を領家、北側を大東と接する。北浦和駅からはやや遠いが[5]、バス路線によって交通の便はよく、住宅地が広がっている。南には浦和駒場スタジアムがある。

地価[編集]

住宅地の地価は、2022年令和4年)1月1日公示地価によれば、瀬ヶ崎五丁目22-4の地点で17万9000円/m2となっている[5]

歴史[編集]

もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡木崎領に属する瀬ヶ崎村で[6]、古くは同郡木崎領に属する江戸期の木崎村であった[7]。さらに古くは戦国期より見出せる足立郡のうちの郷村名の木崎郷であった。元禄年間頃に木崎村より瀬ヶ崎村が、駒場村、上木崎村、下木崎村とともに分村されたと見られる[7]。村高は「元禄郷帳」では202石、「天保郷帳」では203石。助郷中山道浦和宿に出役していた。化政期の戸数は30軒で、村の規模は東西3余、南北4町余であった[7][8]

世帯数と人口[編集]

2017年平成29年)9月1日時点の世帯数人口は、以下のとおりである[1]

丁目 世帯数 人口
瀬ヶ崎一丁目 715世帯 1,695人
瀬ヶ崎二丁目 792世帯 1,866人
瀬ヶ崎三丁目 590世帯 1,363人
瀬ヶ崎四丁目 728世帯 1,746人
瀬ヶ崎五丁目 799世帯 1,903人
3,624世帯 8,573人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下のとおりとなる[12]

丁目 区域 小学校 中学校
瀬ヶ崎一丁目 全域 さいたま市立道祖土小学校 さいたま市立木崎中学校
瀬ヶ崎二丁目 1 - 4番
13 - 16番
その他 さいたま市立木崎小学校
瀬ヶ崎三丁目 2 - 8番
17 - 最終番
さいたま市立大東小学校
その他 さいたま市立道祖土小学校
瀬ヶ崎四丁目 全域
瀬ヶ崎五丁目 全域

交通[編集]

鉄道[編集]

地内に鉄道路線は通っていない。最寄り駅は地点によって異なり、東日本旅客鉄道(JR東日本)各線の浦和駅、または京浜東北線北浦和駅である。北浦和駅は、瀬ヶ崎五丁目22-4の地点から約1.9 kmの位置にある[5]

道路[編集]

地内に国道、および主要地方道・一般県道は通っていない。

  • 北宿通り

文化財・寺社[編集]

地内の三丁目に個人所有で市指定天然記念物の「イチョウ」と「シラカシ」がそれぞれ1株あった。これらは伐採により2016年度指定解除された[13]

  • 天台宗東泉寺
    • 東泉寺のボダイジュ(さいたま市指定 天然記念物)[14]
  • 瀬ヶ崎三嶋神社

公園[編集]

  • 瀬ヶ崎公園
  • 瀬ヶ崎二丁目第一公園
  • 瀬ヶ崎二丁目第二公園
  • 中耕地公園
  • 前島第一公園
  • 前島第二公園
  • 前島第三公園
  • 前島第四公園

施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ 住居表示実施地区一覧” (PDF). さいたま市 (2019年2月26日). 2019年8月30日閲覧。
  5. ^ a b c 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  6. ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』510頁。
  7. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』305頁。
  8. ^ a b c 新編武蔵風土記稿 瀬ヶ崎村.
  9. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  10. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1420頁。
  11. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』増補4頁。
  12. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
  13. ^ さいたま市文化財時報 榧りぽーと第65号” (PDF). さいたま市役所. p. 3 (2017年6月30日). 2020年7月22日閲覧。
  14. ^ 文化財紹介 東泉寺のボダイジュ”. さいたま市 (2014年1月6日). 2022年10月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 
  • 浦和市総務部市史編さん室『わがまち浦和―地域別案内』浦和市、1982年11月30日。 
  • 旧高旧領取調帳データベース
  • 「瀬ヶ崎村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ143足立郡ノ9、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763998/55 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]