小選挙区比例代表併用制

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小選挙区比例代表併用制(しょうせんきょくひれいだいひょうへいようせい、英:Mixed member proportional representation)とは、選挙方式のひとつで、小選挙区制の要素を加味した比例代表制である。有権者は2票を有し、比例区では政党に、小選挙区では個人候補に投票する。全議席は政党の得票数に応じて比例配分され、各政党では全国の小選挙区で当選した人に優先的に議席が与えられる。ドイツでの採用例が有名である。

この制度では全議席は比例代表によって民意に近い配分がされ、かつ有権者は誰を当選させるかを選ぶことができるという利点がある。

目次

[編集] 概要

ドイツ連邦議会2005年選挙においてヴュルツブルクの選挙区で使用された投票用紙。選挙区の票が左側で、政党名簿の票が右側である。

小選挙区比例代表並立制と違い、小選挙区で議席を得た政党はその分だけ比例議席を失う。このため、小選挙区議席が比例議席を上回る政党が現れない限り比例代表の性質は歪められない。ただし比例代表の一票の格差を自動調整する機能は失われる。

選挙区候補が無所属で出馬し当選した場合は、当然比例代表の枠外での当選となる。選挙区候補者が全員無所属で出馬した場合は、事実上小選挙区比例代表並立制と同じとなる。これを防ぐためドイツでは、小選挙区比例代表並立制を採用している日本とは逆に、同一候補者が小選挙区と比例区に重複立候補することが奨励されている節がある。

[編集] 超過議席

ドイツでは、小選挙区の獲得議席数が比例で獲得した議席数を上回った場合、超過分も超過議席ドイツ語Überhangmandat英語Overhang seat)として認められる。このため、ドイツ連邦議会では定数より選挙での確定議席数が多くなることがほとんどである。

日本で民間政治臨調が提唱した小選挙区比例代表連用制は、この超過議席の発生を回避し、かつ、ドイツの選挙制度に限りなく近くなるようにした制度であるとも言える。このため併用制と連用制を区別せずに分類する方法が一般的である。


[編集] 併用制を採用している国

[編集] 参考文献

  • 早川東三ほか編 『ドイツハンドブック』 三省堂、1984年
  • 渡辺重範編:ドイツハンドブック、早稲田大学出版部、1997年

[編集] 関連項目

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