名古屋刑務所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名古屋刑務所(なごやけいむしょ)は、法務省矯正局の名古屋矯正管区に属する刑務所。名古屋矯正管区内で最大の規模を持つ基幹施設。日本第四の規模でもある。通称「名刑(めいけい)」。なお名称に「名古屋」と付いているが、現在は愛知県名古屋市ではなく、同県西加茂郡三好町にある。
目次 |
[編集] 所在地
[編集] 交通機関
名鉄豊田線の三好ヶ丘駅下車、徒歩約20分。 または三好町巡回バス旭3丁目下車すぐ。
[編集] 収容分類級
- I級
- B級
- P級
- F級
- M級
禁錮刑に処せられた受刑者・再犯者・心身障害者・外国人と幅広い受刑者が集まる男子刑務所である。再犯者や心身障害者といった処遇困難者を収容している。
[編集] 収容定員
- 1,924人
[編集] 沿革
- 明治6年 (1873年)- 旧尾張藩御蔵地内に三ツ蔵懲役場を開設
- 明治11年(1878年)- 日本最初の監獄精神病室が設置
- 明治14年(1881年)- 内務省所管となり、名古屋監獄に改称
- 明治24年(1891年)- 濃尾地震により、死者12名が出る
- 大正11年(1922年)- 名古屋刑務所に改称
- 昭和40年(1965年)- 若宮大通(100m道路)の建設に伴い現所在地に移転
[編集] 組織
所長の下に4部1室を持つ5部制である。
- 総務部(庶務、会計、用度)
- 処遇部(処遇、作業)
- 教育部(教育、厚生)
- 医務部(保健、医務)
- 分類審議室(考査、審査、保護)
[編集] 名古屋刑務所事案
2001年(平成13年)12月に刑務官が受刑者1名の尻に向け、散水栓を水利とした消防用ホースで放水したことによって傷害を負わせ死亡させたとする事件が発生。 翌2002年(平成14年)5月に腹部を革手錠で締め付けたことが原因だとする受刑者死亡事件、同年9月に受刑者が刑務官から革手錠を施用されたことが原因だとする負傷を負って外部の病院に移送された事件が発生し、現職刑務官が特別公務員暴行陵虐罪で起訴された。 2002年5月及9月の事件では、被告人側弁護士は「転倒によって受刑者が死亡した」と主張していた。 2007年(平成19年)3月30日に名古屋地裁は「懲らしめ目的で革手錠を使用した」と認定し、刑務官4名に有罪判決を下した。
刑務官4人は判決を不服として、4月5日までに名古屋高裁に控訴した。

