ベンヤミン・ベッカー

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ベンヤミン・ベッカー
基本情報
ラテン文字名 Benjamin Becker
愛称 ベニ (Benni)
国籍 ドイツの旗 ドイツ
出身地 ドイツ・メルツィヒ
生年月日 1981年6月16日(33歳)
身長 178cm
体重 72kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2005年
ツアー通算 1勝
シングルス 1勝
ダブルス 0勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2010・11・13)
全仏 1回戦(2007・08・10・12・13・14)
全英 2回戦(2006・08-10・12・14)
全米 4回戦(2006)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2011)
全仏 2回戦(2010・12)
全英 3回戦(2007)
全米 2回戦(2010・14)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 38位(2007年3月5日)
ダブルス 58位(2010年7月5日)
2014年9月1日現在

ベンヤミン・ベッカーBenjamin Becker, 1981年6月16日 - )は、ドイツザールラント州メルツィヒ出身の男子プロテニス選手。強力なサービスを最大の武器にして、2006年全米オープン3回戦でアンドレ・アガシを破り、「アガシの現役最後の対戦相手」としてよく知られる。彼の名前は、ドイツの往年の名選手ボリス・ベッカーとイニシャルが同じであることから「もう1人のB・ベッカー」と呼ばれることがある。自己最高ランキングはシングルス38位、ダブルス58位。これまでにATPツアーでシングルス1勝を挙げる。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

来歴[編集]

ベッカーは7歳からテニスを始め、2001年から2005年までアメリカテキサス州にあるベイラー大学のテニスチームに所属した。その間、2004年NCAAのシングルス戦に優勝し、全米大学チャンピオンになる。大学卒業後の2005年、彼は24歳という遅い年齢でプロ入りした。

2006年ウィンブルドンで、ベッカーは初めて4大大会の予選会を通過した。初めての本戦では1回戦でフアン・イグナシオ・チェラアルゼンチン)を破った後、2回戦でフェルナンド・ベルダスコスペイン)に破れた。同年の全米オープンでは、1回戦でフィリッポ・ボランドリイタリア)、2回戦でセバスチャン・グロジャンフランス)を破って勝ち進む。3回戦の対戦相手は、この大会が現役最後であると表明していたアンドレ・アガシに決まった。アガシは1986年から「21年連続」で全米オープンに連続出場を続け、1999年に男子テニス史上5人目の「キャリア・グランドスラム」を達成した名選手である。当時まだ無名選手だったベッカーは、36歳のベテラン選手に 7-5, 6-7, 6-4, 7-5 で勝利を収めた。その後4回戦でアンディ・ロディックに敗退する。全米オープンの1ヶ月後、彼はジャパン・オープンで初来日し、ロジャー・フェデラーとの準決勝まで勝ち進んだ。これらの活躍により、ベッカーのランキングは2006年初頭の421位から、11月には62位まで上昇した。彼はこの年に男子プロテニス協会の「最優秀新人賞」(Newcomer of the Year)を受賞した。

2007年2月、ベッカーは男子テニス国別対抗戦・デビスカップドイツ代表選手に初起用され、「ワールドグループ」1回戦でクロアチアと対戦したが、シングルス戦を2試合とも落とした。(その後、彼のデビスカップ出場はない。)同年5月から、彼は自分と同じイニシャルのボリス・ベッカーのウェアを真似るようになったという。9月のタイバンコク大会で初のシングルス決勝戦に進み、ドミトリー・トゥルスノフロシア)に 2-6, 1-6 で敗れて準優勝になった。2008年ウィンブルドンで、ベッカーは1回戦で第4シードのニコライ・ダビデンコロシア)をストレートで破った後、続く2回戦でアルノー・クレマンフランス)に敗れた。

それからしばらく低迷に悩み、2008年全米オープンの予選1回戦敗退などで世界ランキングが大幅に下降した。2009年の前半、彼は男子ツアー下部組織のチャレンジャー大会群でシングルス4勝を挙げる。6月のウィンブルドン前哨戦の1つとして開かれるスヘルトーヘンボスの「オーディナ・オープン」で、ベッカーは予選から決勝に勝ち進んだ。決勝戦では世界ランキング866位から勝ち進んだ地元オランダ人選手のレイモン・スルーターに 7-5, 6-3 で快勝し、ベンヤミン・ベッカーはこの地でツアー初優勝を決めた。

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 3回 (1勝2敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0-0)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (0-0)
ATPワールドツアー・250シリーズ (1–2)
サーフェス別タイトル
ハード (0–1)
クレー (0-0)
芝 (1-1)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2007年9月24日 タイ王国の旗 バンコク ハード (室内) ロシアの旗 ドミトリー・トゥルスノフ 2–6, 1–6
優勝 1. 2009年6月14日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス オランダの旗 レイモン・スルーター 7–5, 6–3
準優勝 2. 2014年6月21日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス スペインの旗 ロベルト・バウティスタ・アグト 6–2, 6–7(2), 4–6

ダブルス: 2回 (0勝2敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2009年8月2日 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス ハード ドイツの旗 フランク・モーサー アメリカ合衆国の旗 ボブ・ブライアン
アメリカ合衆国の旗 マイク・ブライアン
6–7(2), 4–6
準優勝 2. 2010年2月14日 アメリカ合衆国の旗 サンノゼ ハード
(室内)
アルゼンチンの旗 レオナルド・マイエル アメリカ合衆国の旗 マーディ・フィッシュ
アメリカ合衆国の旗 サム・クエリー
6–7(3), 5–7

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン A 1R 1R A 2R 2R 1R 2R 1R 3–7
全仏オープン LQ 1R 1R A 1R A 1R 1R 1R 0–6
ウィンブルドン 2R 1R 2R 2R 2R A 2R 1R 2R 6–8
全米オープン 4R 1R LQ 1R 2R A 1R 2R 1R 5–7

外部リンク[編集]