プーンサワット・クラティンデーンジム

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プーンサワット・クラティンデーンジム
Poonsawat Kratingdaenggym.jpg
基本情報
本名 Prakorb Udomna
通称 Thaipoon
Junior Tank
階級 スーパーバンタム級
身長 164cm[1]
リーチ 163cm[1]
国籍 タイ王国の旗 タイ
誕生日 1980年11月20日(34歳)
出身地 タイサコンナコーン県
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 50
勝ち 48
KO勝ち 33
敗け 2
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プーンサワット・クラティンデーンジム: พูนสวัสดิ์ กระทิงแดงยิม: Poonsawat Kratingdaenggym、男性、1980年11月20日 - )は、タイプロボクサー。元WBA世界バンタム級暫定王者。第29代WBA世界スーパーバンタム級王者。 ニワット・ラオスワンワット(Niwat Laosuwannawat)がプロモーター兼会長を務めるギャラクシーボクシングプロモーション所属。

来歴[編集]

2001年6月15日、プロデビュー。

2001年10月12日、バンコクで行われたPABAバンタム級暫定王座決定戦でリー・エスコビド(フィリピン)と対戦し、3-0の判定勝ちを収め、王座を獲得した。

2011年12月12日、チエンマイ県アレックス・エスカネル(フィリピン)と対戦し、3回KO勝ちを収め、初防衛に成功した。

2002年2月13日、バンコクペドリト・ローレンテ(フィリピン)と対戦し、4回TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2002年2月、サオヒン・シリタイコンドーの王座返上に伴い空位となっていた正規王座に認定されPABAバンタム級正規王者となった。

2003年8月29日、自身の持つPABAバンタム級王座とモイゼス・カストロ(ニカラグア)の持つWBAフェデラテンバンタム級王座を懸け、コーンケン県で対戦し、9回KO勝ちを収め、PABA王座の10度目の防衛に成功すると共にWBAフェデラテン王座の獲得に成功した。

2004年4月、WBAフェデラテンバンタム級王座を返上。

2005年5月24日、ホエル・バウヤ(フィリピン)と対戦し、PABA王座17度目の防衛に成功した。

2005年8月31日、WBA世界バンタム級暫定王座決定戦でリカルド・コルドバ(パナマ)と対戦し、2-1(116-113、111-118、116-114)の判定勝ちで無敗のまま世界王座を獲得した。無敗決戦に敗れたコルドバに初黒星をつけた。

2005年12月22日、レオ・ガメス(ベネズエラ)と対戦し、3-0(120-109、119-110、119-110)の判定勝ちで初防衛に成功。ガメスの5階級制覇を阻止した。この試合でガメスは引退することになった。

2006年7月15日、カラー・ライン・アレーナでWBA世界バンタム級正規王者ウラジミール・シドレンコ(ウクライナ)と王座統一戦で対戦し、プロ初黒星となる0-3(108-120、112-116、113-115)の判定負けを喫し王座統一に失敗、WBA世界バンタム級暫定王座から陥落すると共に、プーンサワットが約11ヵ月保持してきた暫定王座は正規王座に吸収される形で消滅した。

2006年9月8日、ジョナサン・バートとPABAスーパーバンタム級王座決定戦で対戦し、2回2分5秒KO勝ちを収めPABA2階級制覇を果たすと共に再起に成功した。

2006年12月19日、元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者でPABA同級暫定王者ペドリト・ローレンテ(フィリピン)との4年ぶりの再戦が、PABAスーパーバンタム級王座統一戦となり、2回2分34秒KO勝ちを収め、PABAスーパーバンタム級王座の統一に成功、初防衛に成功した。

2008年3月31日、WBA世界スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦でソムサック・シンチャチャワン(タイ)と対戦し、11回TKO勝ちで指名挑戦権を獲得した。

2009年4月30日、WBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦でラファエル・エルナンデス(ベネズエラ)と対戦し、9回TKO勝ちで暫定王座を獲得し、2階級制覇を達成した。

2009年9月26日、アイルランドダブリンThe O2でWBA世界スーパーバンタム級正規王者バーナード・ダン(アイルランド)と対戦し、3回2分57秒KO勝ちを収め、王座統一を果たすと共にWBA世界スーパーバンタム級暫定王座の初防衛に成功、WBA世界スーパーバンタム級正規王者となった[2]

2010年1月11日、東京ビッグサイトにて細野悟を相手にWBA世界スーパーバンタム級王座の通算2度目の防衛戦を行い、2-0(115-113、114-114、117-113)の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した[3]

2010年5月20日、マハーサーラカーム県ボーラブー郡のボーラブー学校にて木村章司を相手に3度目の防衛戦を行い、4回2分23秒KO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した[4]

2010年10月2日、後楽園ホールにて、WBA14位の李冽理を相手に4度目の防衛戦を行い、0-3(110-118、113-115、114-115)の判定負けを喫し4度目の防衛に失敗、王座から陥落した[5]。勝てばラスベガスに進出できるチャンスと同時にボブ・アラムトップランクとは契約寸前だっただけに白紙になった。

2011年1月24日、サムットソンクラーム県のバーンカンテークでシムソン・ブタブタ(インドネシア)と対戦し、再起戦となる6回戦で判定勝ちを収め、再起に成功した。

2011年4月19日、バンコクのクルンテープ・トンブリ大学でエリック・バルセロナ(フィリピン)とPABAスーパーバンタム級スーパー王座決定戦を行い、6回にバルセロナの顎の負傷が試合続行不可能と判断され、3-0(58-55、59-54、59-54)の負傷判定勝ちで王座獲得に成功した。プーンサワット自身2年ぶりのPABAスーパーバンタム級王座での戴冠でスーパー王者となった。

2011年8月9日、タイチャイナート県サッパヤー郡ポーピタック村でモハメド・マトゥレ(エジプト)と対戦し、4回1分20秒TKO勝ちを収め、初防衛に成功した。

2012年3月5日、タイチエンマイ県の700年記念競技場でジロ・メルリン(フィリピン)と対戦し、9回1分49秒TKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した。

2012年6月5日、タイアユタヤ県のアユタヤパークでドンドン・ヒメネア(フィリピン)と対戦し、5回1分37秒KO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した。

2012年9月18日、バンコクのクルンテープ・トンブリ大学でダニーロ・ペーニャ(フィリピン)と対戦し、3-0(115-113、117-111、115-113)の判定勝ちを収め、4度目の防衛に成功した。

2012年11月、PABAスーパーバンタム級スーパー王座を返上。

2012年12月13日、同月15日にテキサス州ヒューストントヨタセンターでWBA世界スーパーバンタム級王者ギレルモ・リゴンドウと対戦予定であったが、試合2日前の予備検診で行われた血液検査でHIVの陽性反応があった為、テキサス州コミッションがプーンサワットのライセンス発行を拒否し、自身のアメリカデビュー戦になる筈だった試合は中止になった。彼の妻のウアンカーン・ウドンナさんは「血液が逆流する病気と貧血症が影響し、検査でアウトになった。」と主張しHIV感染を否定[6]、その主張通り彼が患っていたのはサラセミアという血液の病気で、HIVの陽性反応は誤報であったのだが、翌14日に彼は32歳の若さでリングを去る決意をした。年が明けて2013年を迎えて「プーンサワットはサラセミア(地中海貧血=遺伝性の貧血症)を患っていた」とメディアによる訂正記事の掲載がなされた。タイからのニュースによれば、「サラセミアとの戦いの中でHIVの陽性反応が出て、リゴンドウ戦が中止になったことを機にプーンサワットが引退を表明した。」とのこと[7]

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 1.11ダブル戦メディカルチェック数値 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年1月8日
  2. ^ プーンサワット、ダブリンで王座統一 WBA・S・バンタム級 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年9月28日
  3. ^ 細野右拳痛め悔しい判定負け 日刊スポーツ 2010年1月12日閲覧
  4. ^ 木村4回KO負け-タイのWBA戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年5月20日
  5. ^ 李冽理が新王者 WBAスーパーバンタム級 共同通信 2010年10月2日
  6. ^ プーンサワットが血液検査で陽性 リゴンドウ戦中止 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年12月15日
  7. ^ プーンサワットは貧血だった・・・引退発表 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年1月13日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

暫定王座決定戦 対戦者
リー・エスコビド
PABAバンタム級暫定王者

2001年10月12日 - 2002年2月

次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
サオヒン・シリタイコンドー
第6代PABAバンタム級王者

2002年2月 - 2005年9月(返上)

空位
次タイトル獲得者
タプティムデーン・ナ・ラチャワット
前王者
モイゼス・カストロ
WBAフェデラテンバンタム級王者

2003年8月29日 - 2004年4月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ホセ・デ・ヘスス・ロペス
暫定王座決定戦 対戦者
リカルド・コルドバ
WBA世界バンタム級暫定王者

2005年8月31日 - 2006年7月15日

次暫定王者
王座統一戦により消滅
空位
前タイトル保持者
ソムサック・シンチャチャワン
第5代PABAスーパーバンタム級王者

2006年9月6日 - 2009年4月(返上)

空位
次タイトル獲得者
レオン・ムーア
暫定王座決定戦 対戦者
ラファエル・エルナンデス
WBA世界スーパーバンタム級暫定王者

2009年4月30日 - 2009年9月26日

次暫定王者
王座統一により消滅
前王者
バーナード・ダン
第29代WBA世界スーパーバンタム級王者

2009年9月26日 - 2010年10月2日

次王者
李冽理
前スーパー王者
N/A
PABAスーパーバンタム級スーパー王者

2011年4月19日 - 2012年11月(返上)

次スーパー王者
返上により消滅