ビクトリア・ヌーランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ビクトリア・ヌーランド
Victoria Nuland


アメリカ合衆国国務省報道官
任期
2011年6月16日 – 2013年2月11日
大統領 バラク・オバマ
前任者 en:Philip J. Crowley
後任者 ジェン・サキ英語版

任期
2005年7月13日 – 2008年5月2日
大統領 ジョージ・W・ブッシュ
前任者 en:R. Nicholas Burns
後任者 en:Kurt Volker

出生 1961年????
ニューヨーク州ニューヨークシティ
配偶者 ロバート・ケーガン
子女 2
ウェブ
サイト
http://topics.bloomberg.com/victoria-nuland/

ビクトリア・ヌーランドVictoria Nuland1961年 - )は、アメリカ外交官米国務省国務次官補(欧州ユーラシア担当)を務める。

2011年6月16日から2013年2月11日まで米国務省報道官を務めた[1]日本報道では主に「ヌランド報道官」として報じられた[2][3]歴史家ブルッキングズ研究所上席フェローのロバート・ケーガンで、子供が二人いる。

経歴[編集]

1961年ニューヨーク州ニューヨークシティに生まれる。父は生命倫理学者イェール大学医学部教授のシャーウィン・ヌーランド博士。父方の祖父はロシアから移民したユダヤ人である。ブラウン大学を卒業後、アメリカ国務省に入省。

外交官として、在広州アメリカ合衆国総領事館(1985年-1986年)、国務省東アジア・太平洋局(1987年)、在モンゴルアメリカ合衆国大使館(1988年)、在ソ連(現・ロシア)アメリカ合衆国大使館(1988年-1996年、ソ連担当デスク(1988年-1990年)、内政担当(1991年-1993年))、国務省次官首席補佐官(1993年-1996年)、国務省フェロー(1996年-1997年)、外交問題評議会フェロー(1999年-2000年)、アメリカ合衆国北大西洋条約機構常任委員次席代表(2000年-2003年)、国家安全保障問題担当大統領補佐官首席次官(2003年-2005年)、第18代アメリカ合衆国北大西洋条約機構常任委員代表(NATO大使)(2005年-2008年[4]。)、国防大学教官(2008年-2009年[5]。)、ヨーロッパ通常戦力条約特使(2010年-2011年)、米国務省報道官(2011年6月-2013年2月)を務め、ジェン・サキ英語版に引き渡された[6]

流暢なロシア語フランス語を話し、中国語も理解できる。

日本に関連する発言[編集]

人物[編集]

2014年2月、ジェフ・パイアット英語版ウクライナ大使との通話内容がYoutubeに投稿された。そこでは2013年末からのウクライナの政情不安についての議論がなされ、ウクライナの今後の体制はアルセニー・ヤツェニュク英語版政権の発足が望ましいものとされ、ビタリ・クリチコオレグ・チャグニボク英語版の排除が合意された。その場でヌーランドは国連によるウクライナへの介入を支持し、ヌーランドの意にそぐわないEUを「fuck EU(EUなんか、くそくらえ)」と侮蔑する発言をした。これによりウクライナやロシアから、アメリカのウクライナに対する内政介入を批判する声が上がっている。米国務省のサキ報道官はこの会話内容が本物であることを認め、2月6日にヌーランドはEU側に謝罪したと発表した[10][11]

また、2013年12月には、ウクライナを巡る会議において「米国は、ソ連崩壊時からウクライナの民主主義支援のため50億ドルを投資した。」と発言している[12][13]

脚注[編集]

  1. ^ 米国務省で新報道官デビュー ヌランド氏、初記者会見 - 日本経済新聞
  2. ^ ヌランドの用例:[1]
  3. ^ ヌランドの用例:[2]
  4. ^ Victoria Nuland U.S. Ambassador to NATO - Q&A Interesting People. Informative Conversations.
  5. ^ Victoria Nuland: Let’s Put it That Way - Justrecently's Weblog
  6. ^ http://www.state.gov/r/pa/ei/biog/209549.htm/ Psaki, Jennifer - 米国務省HPより
  7. ^ 「挑発」では解決せず 尖閣問題で米報道官 - 日本経済新聞
  8. ^ 米報道官、山本さんに追悼の意 - 日本経済新聞
  9. ^ 「偶発的な事件や誤算高める」 米報道官が懸念 - 産経新聞、2013年2月6日閲覧。
  10. ^ Jo Biddle (2014年2月7日). “米国務次官補が「EUくそくらえ」、電話盗聴され暴露”. AFP. AFPBB News. http://www.afpbb.com/articles/-/3007954 2014年2月9日閲覧。 
  11. ^ “ヌーランド国務長官補とパイエト大使の会話 ウクライナの綱引き EUから米国へ (ビデオ)”. The Voice Of Russia. (2014年2月7日). http://japanese.ruvr.ru/2014_02_07/128416921/ 2014年2月9日閲覧。 
  12. ^ “米国はウクライナの「民主主義支援」に50億ドル拠出した”. The Voice Of Russia. (2014年4月22日). http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_22/beikoku-ukuraina-okane/ 2014年5月8日閲覧。 
  13. ^ “Remarks at the U.S.-Ukraine Foundation Conference” (英語) (プレスリリース), U.S. Department of State, (2013年12月13日), http://www.state.gov/p/eur/rls/rm/2013/dec/218804.htm 2014年5月8日閲覧。 

出典[編集]

関連項目[編集]