チゴモズ

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チゴモズ
チゴモズ
チゴモズ Lanius tigrinus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg 絶滅危惧IA類(CR)環境省レッドリスト
Status jenv CR.png
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: モズ科 Laniidae
亜科 : モズ亜科 Laniinae
: モズ属 Lanius
: チゴモズ L. tigrinus
学名
Lanius tigrinus
Drapiez, 1828
和名
チゴモズ
英名
Tiger shrike

チゴモズ(稚児百舌、Lanius tigrinus)は、動物界脊索動物門鳥綱スズメ目モズ科モズ属に分類される

分布[編集]

インドネシアカンボジアシンガポールスリランカタイ大韓民国中華人民共和国台湾朝鮮民主主義人民共和国日本フィリピンブルネイベトナムマレーシアミャンマーラオスロシア東部

夏季はユーラシア大陸北東部や日本で繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部や東南アジアで越冬する。日本では北海道本州東部に繁殖のため飛来する(夏鳥)。九州でも繁殖記録があり[1]、2006年には、広島県での繁殖が記録されている[2]

形態[編集]

全長16-19cm。体重25-33g。背面の羽毛は褐色。腹面の羽毛は白い。

頭部の羽毛は青味がかった灰色で、嘴から眼を通り側頭部にかけて筋模様(過眼線)が入る。過眼線は黒い。嘴は黒い。後肢は黒い。

オスは過眼線が太い。メスは腹面に褐色の横縞が入り、頭部が褐色を帯び眼先が白い。種小名tigrinusは「トラのような(斑紋のある)」の意で英名と同義だと思われる。

生態[編集]

開けた広葉樹林もしくは広葉樹と針葉樹の混合林に生息する。群れは形成せず単独もしくはペアで生活する。

食性は動物食で、昆虫類節足動物両生類爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べる。捕らえた獲物を枝等に突き刺すはやにえを行う。

繁殖形態は卵生で、樹上に木の枝や等を組み合わせたお椀状の巣を作り、6-7月に1回に3-6個の卵を産む。抱卵期間は14-15日で、雌が抱卵する。雛は約15日で巣立ちする。

人間との関係[編集]

近年は減少傾向にあり[3]、その要因として、樹林と草地が組み合わされた環境が減っていること、もしくは悪化して可能性が考えられている[4]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 高野伸二『日本の野鳥』山と渓谷社、1985年
  2. ^ 渡辺健三・渡辺喜美恵「広島県内におけるチゴモズの繁殖記録」『Strix』25巻、日本野鳥の会、2007年、151-167頁
  3. ^ 真木広造・大西敏一『日本の野鳥』平凡社、2000年
  4. ^ 植田睦之「全国的に減少してるモズたち」『BIRDER』、2005年10月号、32-37頁

参考文献[編集]

外部リンク[編集]