セアト・アローサ

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セアト・アローサ (AROSA)は、スペイン自動車メーカーセアト1997年から2004年まで製造販売していたシティーカーである。

概要[編集]

セアト・アローサ
概要
製造国 スペインの旗 スペイン
ドイツの旗 ドイツ
販売期間 1997-2004年
デザイン Jozef Kabaň
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 3ドアハッチバック
駆動方式 FF
プラットフォーム フォルクスワーゲン・A00プラットフォーム
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.0/1.4L 直列4気筒
ディーゼル:1.2/1.4L 直列3気筒
1.7L 直列4気筒
変速機 5速MT
4速AT
車両寸法
ホイールベース 2,325mm
全長 3,550mm
全幅 1,640mm
全高 1,460mm
その他
姉妹車 フォルクスワーゲン・ルポ
系譜
先代 セアト・マルベーリャ
後継 セアト・Mii
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セアト・マルベーリャの後継車として1997年3月、ジュネーブモーターショーにてデビュー。デザイナーはブガッティ・ヴェイロンなどをデザインしたことで知られる、Jozef Kabaň。

ラインナップは4人乗り3ドアハッチバックのみ。翌年発売開始したフォルクスワーゲン・ルポと姉妹車であり、両車ともセアト・イビサフォルクスワーゲン・ポロが使用するA03プラットフォームを短縮したA00プラットフォームを使用している。

チェコ共和国の自動車メーカー・シュコダも1998年まで、アローサの姉妹車導入を計画していたが、正式導入には至らなかった。

当初はドイツヴォルフスブルクにあるフォルクスワーゲンの工場で生産されていたが、1998年5月からはスペインマルトレイにあるセアトの工場に生産を移管した。

2000年10月、パリモーターショーでマイナーチェンジ版が公開。外装だけでなくインテリアではダッシュボードのデザインなどが変更となった。

2004年6月、生産販売を終了した。生産終了後、同クラスの車は長らくラインナップされず、後継車であるセアト・Miijは2012年1月に発売された。

車名[編集]

「AROSA (アローサ)」は、スペイン王国ガリシア州ポンテベドラ県にある都市「Vilagarcía de Arousa (ビラガルシーア・デ・アロウサ)」に由来する。

エンジン[編集]

アローサには以下のエンジンが搭載されていました。

ガソリンエンジン

ディーゼルエンジン

  • 1.2 L (1191 cc) TDI 直列3気筒、 6バルブ SOHC, 45 kW (61 PS), 140 N·m (103.2 ft·lbf)
  • 1.4 L (1422 cc) TDI 直列3気筒、 6バルブ SOHC, 55 kW (75 PS), 195 N·m (143.8 ft·lbf)
  • 1.7 L (1716 cc]) SDI 直列4気筒、 8バルブ SOHC, 44 kW (60 PS), 115 N·m (84.8 ft·lbf)

すべてのエンジンには5速MTが搭載され、1.4(44kW)には4速ATがオプションで設定されていた。

脚注[編集]

関連項目[編集]