ジャクソン (楽器メーカー)
ジャクソン(Jackson Guitars)はアメリカの楽器メーカーで、グローヴァー・ジャクソンによって創設された。
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[編集] 概要
1980年代、ジャクソンはフェンダーの弾き心地とギブソンのサウンドを両立、そして独自の鋭利な意匠で、特にハードロック/ヘヴィメタルの分野でその人気を拡大する。一時期はジャズ・フュージョンの分野でもギタリストから好まれた。2002年秋よりフェンダー社の傘下、フェンダー社内で製造をしている。
1978年にシャーベル社を買収。当初はジャクソンがスルーネックのモデル、シャーベルがボルトオンネックのモデルという棲み分けがなされていたが、いつの間にかその区別はなくなり、共和商会が代理店業務を本格的に開始した当時も、日本国内においてシャーベルブランドでスルーネック、ボルトオン双方のモデルがラインナップされていた。その後、日本ではシャーベルブランドの比較的廉価なモデルが発売されたこともあり、事実上「シャーベル」はジャクソンの下位ブランド的な扱いとなったが、本来はジャクソンとシャーベルとでブランド間の上下関係はない。80年代にジャクソンを愛用したハードロック/ヘヴィメタル系のギタリストは枚挙に暇がないが、シャーベルを使用したギタリストも、ウォーレン・デ・マルティーニ、ジェイク・E・リー、ゲイリー・ムーアなど多数いる。
日本の代理店は、~2012年3月 山野楽器、2012年4月~ 神田商会。
[編集] 歴史
ジャクソン・ブランドが成立する以前、クラフトマンだったグローヴァー・ジャクソンがランディ・ローズの為にカスタムギターを制作。このギターに盛り込まれたアイデアの特徴が後のブランドとしてのブレイクに繋がる。80年代~90年代にはロビン・クロスビーやデイヴ・ムステイン、マーティー・フリードマン、アミア・デラク、スコット・イアン、ダグ・アルドリッチ等、数多くのギタリストに愛用された。現在でも多くのハードロック/ヘヴィメタル系ギタリストに愛用されている。
[編集] 製品の特徴
ジャクソンが開発したものはコンコルド・ヘッドとコニカル・フィンガーボード、ディンキーボディ、スカーフジョイントなどである。これらはエレクトリックギターの世界では画期的なデザインとして一般ユーザー、プロから高い評価を獲得する。
コニカル・フィンガーボードは中でも特徴的でヘッドからボディへ向けてネックが円錐状に削られているというもの。結果的に、当時の他社製品に比較して薄いネックになっている。プレイアビリティに影響するこのようなデザインは非常に独創的であった。スルーネックモデルが多いのも特徴。スルーネックの恩恵かサステインが長い傾向があり、これもハードロック/ヘヴィメタル界に受け入れられた要因と思われる。
ポプラ材を積極的に使用したり、独自のピックアップを開発するなど、当時は独自性が高かったが、最近ではアルダー材を採用したり、セイモア・ダンカン製のピックアップを使用するなど、ジャクソンならではの独自性が薄れつつある。
[編集] 日本製ジャクソン
共和商会、中信楽器販売を経て2007年10月より山野楽器が取り扱っている。 日本製のものは一貫して中信楽器製造により製作されており、米国製に比較して安価なものが中心で、ラインナップも多い。 ロゴと取扱い会社の推移は下記の通り。
- Charvel…(共和商会)JacksonロゴはUSA製のみで、Charvelロゴにて日本製廉価モデルが販売されていた。
- Jackson…(共和商会)日本製のJacksonが販売されるようになる。
- Grover Jackson…(中信楽器販売)Jacksonのブランド名が日本国内で使用できなくなったため、ブランド名が変更される。(後述)
- Jackson Stars…(中信楽器販売)Grover Jacksonからさらにブランド名が変更される。
- Jackson Stars…(山野楽器)取扱いが山野楽器に変わる。
- Jackson…(山野楽器)黒澤楽器店の商標が無効であるとの審決が下ったため、Jacksonブランドが日本国内で復活する。
なお、Grover Jackson、Jackson Starsロゴのものは全て日本製であると良く勘違いされるが、 何れのロゴでもUSA製の物が販売されている。 また、Grover JacksonからJackson Starsへの移行の際、USA製の上位モデルから 順次移行されたため、USA製及び日本製の中上位モデルがJackson Starsロゴ、日本製廉価モデルが Grover Jacksonロゴとなっている時期があった。このためGrover Jacksonが廉価モデルとの 見方をされることがあるが、日本製ジャクソンでもっとも高価(オーダー品、限定品等は除く)なギターは Grover Jackson時に販売されていたSupremeシリーズである。
2011年12月5日、中信楽器製造株式会社が自己破産申請を行い操業を停止したため、現段階での日本製Jacksonギターの製造が停止してしまった状態となっている。
[編集] ロゴ
1995年頃、商標の関係でJackson(通称デカロゴ)が日本国内で使用できなくなった(黒澤楽器店が1973年3月29日に「JAXON\ジャクソン」として楽器の商標登録出願をして登録されていたので共和商会に改善を求めた)ため、共和商会が取り扱いを取りやめ、中信楽器販売がGrover Jackson、Jackson Starsのブランド名で扱いを始めた。米国製であっても日本国内流通は不可能なために、1995年~2009年10月頃まで発売されていたJacksonロゴの製品は並行輸入品か1994年以前に輸入した中古品、もしくは共和商会時代に作られた日本製である。 この経緯から、商標の権利者である黒澤楽器店が並行輸入でJacksonロゴの商品を積極的に店頭で販売していたことには批判も多い。 なお、「JACKSON\ジャクソン」も、黒澤楽器が2005年2月10日に楽器の商標登録出願をしており、登録されていた。 2009年2月9日、黒澤楽器店の 「JACKSON\ジャクソン」の商標は無効との特許庁の審決が出され、Jacksonロゴが日本国内で復活することとなる。
[編集] 外部リンク
- ジャクソン公式ホームページ (英語)
- ジャクソン公式ホームページ (日本語)