ジェルバ島

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ジェルバ島
Djerba south-coast-3.jpg
座標 北緯33度47分00秒 東経10度53分00秒 / 北緯33.78333度 東経10.88333度 / 33.78333; 10.88333
面積 514 km²
海岸線長 150 km
最高標高 53 m
所在海域 地中海
所属国・地域 チュニジアの旗 チュニジア
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衛星写真

ジェルバ島(Djerba, )は、チュニジアの島。チュニジア南部、ガベス湾内にある北アフリカでもっとも大きな島で、リビアとの国境に近くに浮かぶ。人口12万人。中心都市はフーム・スークである。

概要[編集]

オデュッセウスが上陸した島であるとされる。紀元前587年頃からカルタゴ人が数度来訪した。エルサレム神殿破壊後、多くのユダヤ人が島へ避難してきた。ローマ人が島に都市と商業港を数カ所建設し、農業を発展させた。キリスト教徒、ヴァンダル族東ローマ帝国アラブ人に次々と征服されたジェルバ島は、1960年代以降は人気のある観光地となった。チュニジア国内でも数少ない、ベルベル語が話される地域でもある。

本土とは島南西部との間をフェリーが往復し、所要時間は約15分である。島の南東端は本土と7kmほどしか離れておらず、古代ローマ時代には本土とつながっていた。現在は島南東のエル・カンタラと本土との間に橋が架かっている。

由来[編集]

古代よりジェルバの名は伝説によって知られていた。ホメロスの『オデュッセイア』において、この島はロートファゴイ(ハス食い人、Λωτοφαγῖτις)がいたと記されている。島は3世紀までいくつかの名で呼ばれた。偽スキュラクスのペリプルスは『ブラキオン』(Βραχείων)と呼び、ヘロドトスはフラ(Phlâ)、ポリュビオステオプラストスラテン語の著述者たちはメニンクス(Meninx)と呼んだ。

気候[編集]

ジェルバ島は地中海性気候であるが、地中海とサハラ砂漠からの空気が混じり合う交差路にあたるため、半乾燥気候の傾向がある。年間の平均気温は19.8℃、月平均最高気温は30℃を超えず、月平均最低気温は8℃を下回らない。夏に最高気温32.7℃を記録したが海上からの微風で熱気が下げられ、一方で冬には、月平均最高気温が12℃となる。

外部リンク[編集]