め組のひと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
め組のひと
ラッツ&スターシングル
初出アルバム『14 CARATS
B面 彼氏になりたい
リリース
規格 EP
ジャンル
レーベル EPIC・ソニー
作詞・作曲
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位オリコン[2]
  • 登場回数24回(オリコン)
  • 売上62.2万枚(オリコン)
  • 1983年度年間10位(オリコン)
  • 1位ザ・ベストテン
  • 年間5位ザ・ベストテン
  • 1位ザ・トップテン
  • ラッツ&スター シングル 年表
    週末ダイナマイト[注釈 1]
    1982年
    め組のひと
    (1983年)
    Tシャツに口紅
    (1983年)
    テンプレートを表示

    め組のひと」(めぐみのひと)は、1983年4月1日に発売されたラッツ&スターの1枚目(シャネルズ時代から通算すると10枚目)のシングル。作詞の麻生麗二は売野雅勇のペンネーム[3]。作曲は井上大輔

    正式なタイトル表記での「め」の字は囲み文字である。曲名を考案したのは資生堂の小野田隆雄[4]

    め組のひと

    背景[編集]

    グループ名を「シャネルズ」から「ラッツ&スター」へと改名した後に初めて発表されたシングル。

    制作[編集]

    表題曲である「め組のひと」は、1983年夏における資生堂のキャンペーン曲に起用された[3]。当初は、作曲とプロデュースを大瀧詠一に依頼したものの、大瀧が自身のアルバム『EACH TIME』の制作中であることを理由にそれらを断ったため、大瀧の指名によりシャネルズ時代の代表曲を手掛けた井上大輔が起用された[注釈 2]

    音楽性[編集]

    曲調はシャネルズ時代のオールディーズ風作品と異なり、当時イギリスを中心に流行していたファンクラテン音楽を融合させたダンス・ミュージック「ファンカラティーナ」を取り入れた[5]

    振り付け[編集]

    「めッ!」の決めポーズ

    「めッ!」の決めポーズが印象的な振り付けは田代マサシ[6]あるいはボビー吉野[7]によるもので[要検証]、2018年にはTikTok利用者の間で倖田來未のカバーバージョンを用いた振り付け動画が話題となった[8]

    記録[編集]

    発表当時で60万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、オリコンシングル・チャートで1位を獲得した。

    収録曲[編集]

    1. め組のひと
    2. 彼氏になりたい

    カバー[編集]

    • 欧陽龍中国語版(1984年) 中国語タイトル『愛在風中飛』
    • CORN HEAD(2003年) シングル『め組のひと feat. MEGUMI』収録
    • ベンチャーズ(2005年) アルバム『J-ROCK サマー・ウィンド 〜メロディーズ・イン・メモリーズ〜』収録
    • グディングス・リナ(2008年) アルバム『The Nightbird ~ Goodings RINA COVERS ~』収録
    • 倖田來未(2010年) アルバム『ETERNITY〜Love & Songs〜』収録
    • TRT原宿ヤンキースRC(2010年) アルバム『ヤンキー・ロックス NON STOP MIX』収録
    • RIKI(2010年) アルバム『男唄』収録[9]
    • DJ SASA with THE ISLANDERS(2012年) アルバム『夏ソンちゅ』収録
    • サーカス(2013年) アルバム『THE REBORN SONGS 〜80's ハーモニー〜』収録
    • ギルド (2015年) カバーシングル『LOVEマシーン』カップリング
    • Maria(2015年) 佐藤善雄(ラッツ&スター)プロデュース
    • 山猿(2017年) デジタルシングル
    • 中田裕二(2017年) 企画アルバム『真夏のイノセンス 作詞家・売野雅勇 Hits Covers』収録[10]
    • ポセイドン・石川(2018年) デジタルシングル、2019年発売アルバム『POSEIDON TIME』収録

    関連項目[編集]

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ ここまでシャネルズ名義
    2. ^ アルバム『SOUL VACATION』には、アルバムのプロデュースを手掛けた大瀧詠一の判断で未収録となった。

    出典[編集]