象山神社

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象山神社
象山神社拝殿
所在地 長野県長野市松代町松代竹山町1502
位置 北緯36度33分36.1秒 東経138度11分46.3秒 / 北緯36.560028度 東経138.196194度 / 36.560028; 138.196194 (象山神社)座標: 北緯36度33分36.1秒 東経138度11分46.3秒 / 北緯36.560028度 東経138.196194度 / 36.560028; 138.196194 (象山神社)
主祭神 佐久間象山
社格県社
創建 1938年昭和13年)11月3日
本殿の様式 桃山式流造
例祭 4月11日(春季例大祭)
10月11日(秋季例大祭)
主な神事 生誕祭(2月11日
命日祭(7月11日
地図
象山神社の位置(長野県内)
象山神社
象山神社
象山神社の位置(長野市内)
象山神社
象山神社
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象山神社(ぞうざんじんじゃ)は、長野県長野市松代町にある神社。幕末の松代藩士で思想家佐久間象山を祀る。本殿等は登録有形文化財で、園池は登録記念物

概要[編集]

1913年大正2年)の象山殉難五十年祭を機に、地元松代町出身の大審院長・横田秀雄を中心に神社建立が計画され、1938年昭和13年)に創建された[1]

社地は旧佐久間象山邸であり、境内には象山ゆかりの建物が松代町内や京都から移築されている。

なお、佐久間象山の名は一般的には「しょうざん」と読まれるが、地元長野県では「ぞうざん」と呼び習わされている。神社の名もこれに習い「ぞうざんじんじゃ」と読む[2]

歴史[編集]

境内[編集]

境内入口の鳥居
煙雨亭
  • 本殿 - 国の登録有形文化財[8]
  • 宝殿 - 国の登録有形文化財[9]
  • 拝殿・祝詞殿 - 国の登録有形文化財[10]
  • 斎館 - 国の登録有形文化財[11]
  • 絵馬殿 - 国の登録有形文化財[12]
  • 高義亭 - 松代藩家老望月主水下屋敷(佐久間象山蟄居先)の別棟。松代町松代御安町から移築。長野市指定有形文化財[13]
  • 煙雨亭 - 象山が暗殺までの2か月を過ごした煙雨楼の茶室。昭和56年(1981年)に京都市中京区木屋町通三条から移築。この家から東山八坂の塔を眺めることができ、その雨に煙る風情を象山が愛でたことが名前の由来。
  • 佐久間象山宅跡 - 当時のものは井戸のみ残り、「象山先生誕生地」の碑が建つ。長野県指定史跡[4][14]
  • 碑石
    • 望岳賦
    • 桜賦
    • 省諐録(せいけんろく)
  • 庭園・心の池 - 国の登録記念物[15]
  • 佐久間象山銅像 - 佐久間象山先生生誕二百年大祭に先立ち建立された(田畑功の作品)[6]
  • 横田秀雄顕彰碑
  • 社務所 - 国の登録有形文化財[16]

交通[編集]

周辺[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 象山神社御由緒 - 象山神社
  2. ^ 象山神社公式サイト(トップページの題字には、「ぞうざん」と振り仮名が振られている)
  3. ^ 文化財めぐり 佐久間象山宅跡 - 『広報ながの』
  4. ^ a b 佐久間象山宅跡(公益財団法人八十二文化財団)
  5. ^ 市指定文化財一覧(長野市公式サイト)
  6. ^ a b 象山先生銅像建立 - 象山神社
  7. ^ 長野)佐久間象山と勝海舟ら門下生が銅像に朝日新聞デジタル(2018年11月26日)2019年2月27日閲覧。
  8. ^ 象山神社本殿 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  9. ^ 象山神社宝殿 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  10. ^ 象山神社拝殿・祝詞殿 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  11. ^ 象山神社斉館 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  12. ^ 象山神社絵馬殿 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  13. ^ 高義亭 Kogitei arbour - 長野市教育委員会文化財課
  14. ^ 佐久間象山宅跡 Remains of the Sakuma Zozan's former residence - 長野市教育委員会文化財課
  15. ^ 象山神社園池 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  16. ^ 象山神社社務所 - 国指定文化財等データベース(文化庁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]