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* [[コント55号 人類の大弱点]] (1969年、東宝) - 大日本福祉協会の事務員 |
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2017年7月20日 (木) 05:35時点における版
小林 夕岐子(こばやし ゆきこ、1946年10月6日[1] - ) は、日本の元女優である。本名、小林 由木子(読み同じ)[1]。
東京都出身。東京女学館高等学校卒業[1]。父親は俳優の水島道太郎、母親は宝塚歌劇団25期生の元タカラジェンヌで女優の山鳩くるみ[1]。
来歴・人物
高校在学中より、東宝から映画出演の誘いがあったが、学業優先で断っていた。1965年、高校卒業後、大学受験に失敗し、予備校に通うこととなり、再び東宝から誘いを受けてオーディションを受け、東宝俳優養成所6期生となる[2]。同期に高橋厚子、佐川亜梨、宮内恵子、ひし美ゆり子らがいる。
デビュー作は1966年の本多猪四郎監督作品『お嫁においで』。1968年の『怪獣総進撃』では主役に抜擢されるなど期待された。
映画、テレビドラマ、舞台で活躍したが、中でも特撮テレビドラマ『ウルトラセブン』(円谷特技プロ、TBS)の第9話「アンドロイド0指令」に登場する「アンドロイド少女ゼロワン」役[3]は強烈な印象を残し、今なお特撮ファンの根強い人気を得ている。
『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』(1970年)では、セルジオ島の少女「サキ」役を演じたが、舞台が常夏の南海で露出の多い衣装だったのに対して、撮影時期は冬だったため、撮影時は寒さのために大変苦労したという。
『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(1970年)では死美人「野々村夕子」役を演じたが、脚本を渡されて「ぜひやりたい」と大乗り気で演じたという。「現実離れした役柄のほうが演じていて楽しい」と語っている。
1973年、病気を機に引退。2004年、CSファミリー劇場『ウルトラ情報局』にゲスト出演した。
特技は、茶道、日舞[2]。姓名判断にも通じており、芸名の「夕岐子」は、自身で決めたものである[1]。
出演作品
映画
・兄貴の恋人(1968年)
- ニュージーランドの若大将(1969年、東宝) - パンナムのスチュワーデス
- コント55号 人類の大弱点 (1969年、東宝) - 大日本福祉協会の事務員
- 日本一のヤクザ男(1970年、東宝) - 前野由紀子
- ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦! 南海の大怪獣(1970年、東宝) - サキ
- 幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年、東宝) - 野々村夕子
- 若大将対青大将(1971年、東宝) - 牧田昌子
- 女房を早死にさせる方法(1974年、東宝) - 石松夫人
テレビドラマ
- 桃太郎侍(1967年 - 1968年、NTV)
- 第1話「長屋の鬼退治」(1967年) - 腰元
- 第7話「一刀両断」(1967年) - 品川宿の茶屋の娘
- 第18話「恐怖の宿場町」(1968年) - 宿場町の娘
- 第26話「江戸の鬼」(1968年) - 腰元
- ウルトラセブン 第9話「アンドロイド0指令」(1967年、TBS) - アンドロイド少女 ゼロワン
- 37階の男 第10話「華麗なる裏切り」(1968年、NTV)
- 東京コンバット 第4話「殺人設計図」(1968年、CX)
- 東京バイパス指令(NTV)
- 第5話「恐喝(かつあげ)」(1968年)
- 第27話「女獣」(1969年)
- 第41話「殺人海流」(1969年)
- オバゲバ学園奮戦記(1970年、12ch)
- 旗本退屈男 第22話「美女を賭ける」(1971年、CX)
- 東芝日曜劇場 / ダンプかあちゃん その4(1971年、HBC)
- 人形佐七捕物帳 第11話「怪談 捕物三つ巴」(1971年、NET)
- レッツゴー・ミュンヘン! 第11話「世界に挑め サンダー・ボール!」(1971年、12ch)
- 花王愛の劇場(TBS)
- 飛び出せ! 青春 第19話「北海道へは着いたけど」(1972年、NTV) - 花嫁・ゆきこ
- 太陽にほえろ! 第32話「ボスを殺しに来た女」(1973年、NTV) - 慶子
- 若さま侍捕物手帖 第9話「俺達の歌声聞いたかい」(1973年、KTV) - 染香
- 幡随院長兵衛お待ちなせえ 第12話「甦った恋」(1974年、MBS)
舞台
脚注
- ^ a b c d e 『読売新聞』1968年4月7日、22面。
- ^ a b c 『読売新聞』1969年9月30日付夕刊、9面。
- ^ 当初は宮内恵子(牧れい)がキャスティングされていた(『ウルトラセブン研究読本』第9話エピソードガイドより)。
参考資料
- 『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形DVD』 - 小林のコメンタリー