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打吹玉川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
玉川沿いに並ぶ土蔵群

打吹玉川(うつぶきたまがわ)は、鳥取県倉吉市にある伝統的建造物群保存地区である。通称は白壁土蔵群(しらかべどぞうぐん)。国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている(選定名:「倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区」)。

概要

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打吹山山麓を流れる玉川沿いに位置する。地区の南方に位置する打吹山には、中世打吹城が築かれ当地区はその城下町として発達した。打吹城は元和元年(1615年)の一国一城令により廃城となる。寛永9年(1632年)以降、当地は鳥取藩池田家家老荒尾氏が治めることとなり、打吹山麓に倉吉陣屋が置かれた(陣屋の跡地は成徳小学校となっている)。

伝統的建造物群保存地区は陣屋跡の北方に位置し、江戸時代初期から大正時代まで商業都市として栄えた地区で、江戸時代末期から昭和前期までの伝統的建造物は本町通りの石州瓦の町家群や玉川沿いの土蔵群をはじめ約100棟が現存する。1998年平成10年)に4.7ヘクタールが重要伝統的建造物群保存地区として選定され、2010年(平成22年)には既選定地区の西に位置する西仲町、西町などの区域4.5ヘクタールが追加選定された。

2016年(平成28年)10月21日に発生した鳥取県中部地震により、建物の漆喰壁が剥がれ落ちるなどの被害が発生した[1]

名所・施設

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  • 赤瓦一号館 - 大正時代築の醤油の醪蔵を改装した物産店
  • 赤瓦二号館 - はこた人形と桐下駄の工房
  • 赤瓦三号館 - 竹蔵
  • 赤瓦五号館 - 久楽
  • 赤瓦六号館 - 桑田家住宅及び醤油醸造施設(県指定保護文化財)、桑田氏庭園(県指定名勝
  • 赤瓦七号館 - 元帥酒造本店
  • 赤瓦八号館 - 倉吉ふるさと物産館、手打ち蕎麦店
  • 赤瓦十号館 - 観光案内所
  • 赤瓦十一号館 - 陶芸館
  • 高田酒造 - 高田家住宅及び醤油醸造施設(県指定保護文化財。主屋は江戸時代天保14年(1843年)築)、高田氏庭園(県指定名勝)
  • 大蓮寺 - 豪商淀屋一族の墓、脇屋義助の墓がある
  • 大岳院 - 里見忠義八賢士の墓がある
  • 倉吉大店会 - 明治41年(1908年)に国立第三銀行倉吉支店として建設された擬洋風建築、国の登録有形文化財
  • 町屋清水庵 - 大正時代初期築の町屋を使用した食事処

重要伝統的建造物群保存地区データ

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打吹玉川に関する作品

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交通

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近隣

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周辺

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行事・祭事

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  • 倉吉里見時代行列(9月第一日曜日開催) - 道順は大岳院⇒桑田醤油⇒高田酒造⇒豊田家住宅

参考文献

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  • 「新選定の文化財」『月刊文化財』567号、第一法規、2010

脚注

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  1. ^ “道路に亀裂 瓦崩落 鳥取中部地震”. 日本海新聞. (2016年10月22日). http://www.nnn.co.jp/news/161022/20161022060.html 
  2. ^ 倉吉市内の移動方法:市内主要路線バス 倉吉駅バスターミナル起点(山陰・鳥取県「倉吉観光情報」/倉吉観光マイス協会) ※ページ内の「倉吉駅から 白壁土蔵群へ」を参照。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度25分55.52秒 東経133度49分30.11秒 / 北緯35.4320889度 東経133.8250306度 / 35.4320889; 133.8250306