コンテンツにスキップ

宇和島道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道自動車専用道路(A')
無料
宇和島道路
国道56号標識
E56 宇和島道路
国道56号バイパス
路線延長 17.4 km
開通年 1993年平成5年) - 2015年(平成27年)
起点 愛媛県宇和島市津島岩松IC
終点 愛媛県宇和島市(宇和島北IC
接続する
主な道路
記法
E56 津島道路
E56 松山自動車道
四国横断自動車道
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

宇和島道路(うわじまどうろ)は、愛媛県宇和島市津島町岩松にある津島岩松インターチェンジ (IC) から、同市高串にある宇和島北ICに至る、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路である。

国土開発幹線自動車道の路線名は、四国横断自動車道で、その一部にあたる。

高速道路ナンバリングによる路線番号は、松山自動車道松山IC - 宇和島北IC間[注釈 1]と宇和島道路のほか2路線[注釈 2]高知自動車道高知IC - 黒潮大方IC間[注釈 3])とともに「E56」が割り振られている[1]

概要

[編集]

宇和島市内の国道56号の交通混雑と渋滞を緩和し、安全で円滑な交通確保を図ることと、四国中国地方近畿地方との広域連携や災害時の緊急輸送道路を目的として建設され[2]、2015年(平成27年)3月21日に全線開通した[3]

  • 路線名 : 一般国道56号 宇和島道路
  • 起点[4] : 愛媛県宇和島市津島町岩松
  • 終点[4] : 愛媛県宇和島市高串
  • 延長 : 17.4 km[注釈 4]
  • 規格[4] : 第1種第3級
  • 設計速度[4] : 80 km/h
  • 車線[4]
    • 津島岩松IC - 津島高田IC : 2車線
    • 津島高田IC - 宇和島北IC : 4車線
  • 道路幅員[4]
    • 津島岩松IC - 津島高田IC : 一般部 10.5 m、高架部 9.5 m
    • 津島高田IC - 宇和島北IC : 一般部 20.5 m、高架部 19.5 m
  • 事業費[5] : 1,822億円

インターチェンジなど

[編集]

歴史

[編集]
  • 1984年昭和59年)
    • 1984年(昭和59年)度 : 宇和島南IC - 宇和島北IC間が事業化[4]
    • 4月 : 宇和島南IC - 宇和島北IC間の都市計画決定[4]
  • 1985年(昭和60年)度 : 宇和島南IC - 宇和島北IC間の用地買収に着手[4]
  • 1987年(昭和62年)度 : 宇和島南IC - 宇和島北IC間が着工[4]
  • 1993年平成5年)3月26日 : 宇和島朝日IC - 宇和島北IC間が開通[6]
  • 1997年(平成9年)度 : 津島高田IC - 宇和島南IC間が事業化[4]
  • 1998年(平成10年)3月20日 : 宇和島南IC - 宇和島坂下津IC間が開通[7]
  • 1999年(平成11年)6月 : 宇和島高田IC - 宇和島南IC間の都市計画決定[4]
  • 2001年(平成13年)度 : 津島高田IC - 宇和島南IC間の用地買収に着手[2]
  • 2002年(平成14年)度 : 津島高田IC - 宇和島南IC間が着工[2]
  • 2005年(平成17年)
    • 2005年(平成17年)度 : 津島岩松IC - 津島高田IC間が事業化[4]
    • 7月9日 : 宇和島坂下津IC - 宇和島朝日IC間が開通[8]
  • 2007年(平成19年)度 : 津島岩松IC - 津島高田IC間の用地買収に着手[2]
  • 2008年(平成20年)度 : 津島岩松IC - 津島高田IC間が着工[2]
  • 2010年(平成22年)3月27日 : 津島高田IC - 宇和島南IC間が開通[9]
  • 2014年(平成26年)9月3日 : IC名称が、仮称であった岩松ICから津島岩松ICに決定[2][10]
  • 2015年(平成27年)3月21日 : 津島岩松IC - 津島高田IC間が開通し全線開通[3]
  • 2020年令和2年)6月30日:この日までに案内上の名称を松山自動車道に変更[11]

路線状況

[編集]

道路管理者

[編集]

地理

[編集]

通過する自治体

[編集]

接続する高速道路

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 大洲道路を含む。
  2. ^ 津島道路中村宿毛道路
  3. ^ 須崎道路窪川佐賀道路佐賀大方道路を含む。
  4. ^ 出典資料は17.5 kmとなっているが[4]、実延長は17.4 kmある。

出典

[編集]
  1. ^ 高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2019年1月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 一般国道56号 宇和島道路 再 評 価” (PDF). 国土交通省 四国地方整備局. pp. 2-3 (2009年3月12日). 2019年2月22日閲覧。
  3. ^ a b 「一般国道56号宇和島道路が 3月21日(土曜日)16時に全線開通します。」 〜四国8の字ネットワークが更に延伸します〜” (PDF). 国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所 (2015年3月11日). 2019年2月20日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n 一般国道56号 宇和島道路” (PDF). 国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所. pp. 1-3. 2019年2月20日閲覧。
  5. ^ 宇和島道路17.5キロが全通”. 株式会社 愛媛新聞社 (2015年3月22日). 2019年2月21日閲覧。
  6. ^ 宇和島市誌編纂委員会 編 2005, p. 1402.
  7. ^ 宇和島市誌編纂委員会 編 2005, p. 1403.
  8. ^ 一般国道56号宇和島道路の開通式について” (PDF). 国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所 (2005年6月30日). 2019年2月20日閲覧。
  9. ^ 国道56号宇和島道路(津島高田IC〜宇和島南IC) の開通及び開通式典について(お知らせ)” (PDF). 国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所/宇和島市 (2010年3月10日). 2019年2月21日閲覧。
  10. ^ 宇和島道路における最後のIC名称が決定!!” (PDF). 国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所 (2014年9月3日). 2019年2月20日閲覧。
  11. ^ 愛媛県南予地域における高速道路の沿道サービス案内の試行について』(プレスリリース)国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所、2020年2月4日https://www.skr.mlit.go.jp/oozu/kisya/r01/pdf_r02_kisya0204.pdf2020年4月23日閲覧 

参考文献

[編集]
  • 宇和島市誌編纂委員会 編『宇和島市誌』 下巻、宇和島市、2005年3月、1402-1403頁。 NCID BN09956270全国書誌番号:20824639 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]