南米出血熱
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南米出血熱 | |
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概要 | |
診療科 | 感染症 |
症状 | 発熱・頭痛・筋肉痛・嘔吐・下痢など |
原因 | アレナウイルス |
合併症 | 出血傾向など |
治療 |
リバビリンの投与 輸液による全身状態の改善など |
予後 | 致死率20%以上 |
分類および外部参照情報 |
南米ウイルス出血熱(なんべいウイルスしゅっけつねつ)とは、南米大陸で見られるアレナウイルス科に属するウイルスによって引き起こされるウイルス性出血性熱性疾患(アルゼンチン出血熱、ボリビア出血熱、ベネズエラ出血熱、ブラジル出血熱)の総称[1]。
感染症名と病原体ウイルス
[編集]南米地域で病原体となるウイルスが同定されている感染症を以下に記す。
感染経路
[編集]ウイルスを保有している齧歯類との接触(ネズミの糞尿を吸いこむ場合も含む)、ネズミによって汚染された食品の摂取、食器の使用、塵や埃を吸いこむことによって感染する。また患者との接触によって感染することもある。
症状
[編集]潜伏期間は6 - 17 日(資料によっては7 - 14 日)[1]。発熱、筋肉痛、頭痛、眼窩後痛、血小板減少症、中枢神経障害などがみられる[1]。嘔吐や下痢などの消化器症状がみられることもある。発病すると死に至ることもあり[1]、致死率は20%を超えるとされる。
治療にはラッサ熱の治療でも使用されるリバビリンが投与されるが、進行が早いため早期治療が重要である。 予防のためのワクチンは存在しない。
参考文献
[編集]- 谷英樹 他 (2012). “アレナウイルス感染症” (PDF). ウイルス 62 (2): 229-238. doi:10.2222/jsv.62.229 2016年10月20日閲覧。.
- “南米出血熱” (PDF). 東京都感染症情報センター. 2016年10月20日閲覧。
- “アルゼンチン出血熱について”. 横浜市衛生研究所. 2016年10月20日閲覧。
- “南米出血熱”. 厚生労働省検疫所. 2016年10月20日閲覧。
- “南米出血熱”. 厚生労働省検疫所. 2016年10月20日閲覧。