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全日本実業団バスケットボール選手権大会

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全日本実業団バスケットボール選手権大会(ぜんにほんじつぎょうだんバスケットボールせんしゅけんたいかい)は、公益財団法人日本バスケットボール協会と一般社団法人日本実業団バスケットボール連盟が主催するバスケットボール大会である[1]。毎年2月に開催。

歴史

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1947年3月に第1回男子大会、1948年に第1回女子大会が始まったが、1967年日本リーグ開始に合わせ、1967年大会でベスト8となったチームが第1回日本リーグに参加。これまでの全日本実業団選手権を廃止。

それに代わって、日本リーグへの推薦を決める大会として1968年より「全日本実業団バスケットボール競技大会」と言う名で創設された。

2005年より新実業団選手権となり、旧実業団選手権が新全日本実業団大会として日本リーグ推薦大会となる。

本大会の会場は持ち回り。各連盟予選を勝ち抜いた男子32チーム、女子12チームが参加し、ラウンドロビンとノックアウトラウンドにより争われる。

全日本実業団競技大会の順位決定にこの大会の順位が使用される。

2008年からは高松宮記念杯を下賜されている。

日本社会人バスケットボール連盟創設に伴う社会人カテゴリー再編のため、2018年の第50回が最後の大会となった[2]。なお、高松宮記念杯は同連盟により新設される全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップに下賜される。

歴代優勝チーム

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会場 男子 女子
優勝 決勝 準優勝 優勝 決勝 準優勝
全日本実業団バスケットボール選手権大会
1947 1 日本鉱業 -
1947 東京 2 塩野義製薬 - 日本鉱業
1948 3 - 1 -
1949 4 日本鋼管 - 2 -
1950 東京 5 日本鋼管 - 三菱長崎造船 3 -
1951 6 日本鋼管 - 4 -
1952 7 - 5 -
1953 8 - 6 -
1954 9 三井生命 - 7 -
1955 10 三井生命 - 8 -
1956 11 日本鋼管 - 9 -
1957 12 日本鋼管 - 10 -
1958 13 日本鋼管 - 11 ユニチカ -
1959 14 日本鋼管 - 12 -
1960 15 日本鋼管 - 13 -
1961 16 日本鋼管 - 14 -
1962 東京 17 日本鉱業 - 日本鋼管 15 -
1963 名古屋 18 日本鉱業 - 八幡製鉄 16 -
1964 19 日本鉱業 - 17 -
1965 20 日本鋼管 - 18 ユニチカ -
1966 21 日本鉱業 - 19 ユニチカ -
1967 22 日本鋼管 - 日本鉱業 20 ユニチカ -
全日本実業団バスケットボール競技大会
1968 大阪 1 熊谷組 - 日本伸銅 1 三菱電機名古屋 - 東京芝浦電気
1969 大阪 2 日立本社 - 熊谷組 2 日本通運 - 三菱電機名古屋
1971 名古屋 3 熊谷組 - 新日本製鐵 3 倉紡枚方 - 日立戸塚
1972 佐賀 4 大和證券 - 日本重化 4 東京芝浦電気 - 安田生命
1973 四日市 5 大和證券 - 日本伸銅 5 日立甲府 - 東京芝浦電気
1974 名古屋 6 名古屋トヨペット - 三菱電機名古屋 6 日本興業銀行 - 共同石油
1975 東京 7 東京海上 - 東芝小向 7 日立甲府 - 東京海上
1976 大阪 8 三菱電機 - 日本伸銅 8 シャンソン化粧品 - 日立那珂
1977 名古屋 9 東京海上 - 三菱電機 9 日本通運 - 東京海上
1978 東京 10 愛知機械 - 大和證券 10 東京海上 - 三菱重工
1979 大阪 11 日立本社 - 三菱電機 11 東京海上 - 三井生命
1980 名古屋 12 大和證券 - 三菱電機 12 東京海上 - 三井生命
1981 千葉 13 東京芝浦電気 - 秋田いすゞ 13 東京海上 - 日本電気
1982 広島 14 大和證券 - 日立本社 14 東京海上 - 日本電気
1983 京都 15 日立本社 - 大和證券 15 三菱重工長崎 - 日本電気
1984 伊勢 16 トヨタ自動車 - マツダオート東京 16 日本興業銀行 - 日本航空
1985 茅野 17 曙ブレーキ - 東京日産 17 日本電装 - 東芝名古屋
1986 大津 18 豊田通商 - 東京日産 18 東京海上 - 積水化学
1987 名古屋 19 丸紅 - 豊田通商 19 三洋電機貿易 - 丸紅
1988 札幌 20 豊田通商 - アイシン精機 20 東芝名古屋 - トヨタ自動車
1989 広島 21 日立大阪 - 日本電装 21 鷺宮製作所 - 富士通川崎
1990 名古屋 22 日立電線 74 - 51 ヂーゼル機器 22 東京銀行 55 - 49 三菱重工長崎
1991 東京 23 松下ビデオ山形 88 - 73 ゼクセル 23 積水化学 95 - 54 日本電装
1992 神戸 24 日本電装 - 松下ビデオ山形 24 大和證券 - トヨタ自動車
1993 名古屋 25 新日本製鐵 75 - 72 ゼクセル 25 東京銀行 62 - 59 日立那珂
1994 広島 26 日立大阪 51 - 40 東京海上 26 ユニチカ 55 - 54 トヨタ自動車
1995 水戸 27 ゼクセル 86 - 53 東京海上 27 日本興業銀行 99 - 69 山形銀行
1996 京都 28 日立大阪 - 愛知機械 28 NEC - 大和證券
1997 伊勢 29 ME所沢 - 大日本印刷 29 日本通運 - 日立那珂
1998 東京 30 ME所沢 84 - 66 東京海上 30 富士銀行 82 - 62 日本興業銀行
1999 徳山 31 オーエスジー - 大日本印刷 31 鶴屋百貨店 - 日本興業銀行
2000 大阪 32 ニデック - 北陸電力 32 アイシンAW - 東北電力
2001 岡崎 33 日立電線 79 - 66 黒田電気大阪 33 秋田銀行 62 - 55 鷺宮製作所
2002 日立 34 日本無線 64 - 61 東京SP 34 東北電力 67 - 51 山形銀行
2003 長崎 35 東京SP 77 - 74 JR東日本秋田 35 秋田銀行 66 - 48 鶴屋百貨店
2004 大津 36 JR東日本秋田 62 - 38 日本無線 36 鶴屋百貨店 74 - 72 鷺宮製作所
全日本実業団バスケットボール選手権大会
2005 金沢 37 JR東日本秋田(2) 66 - 40 日本無線 37 秋田銀行(3) 74 - 65 鶴屋百貨店
2006 札幌 38 横河電機(初) 86 - 72 新生紙パルプ商事 38 秋田銀行(4) 88 - 72 山形銀行
2007 仙台 39 九州電力(初) 82 - 79 旭川キシイ 39 秋田銀行(5) 71 - 55 鶴屋百貨店
2008 名古屋 40 横河電機(2) 73 - 65 九州電力 40 秋田銀行(6) 73 - 67 山形銀行
2009 神戸 41 横河電機(3) 90 - 84 九州電力 41 山形銀行(初) 80 - 68 鶴屋百貨店
2010 長崎 42 横河電機(4) 69 - 58 九州電力 42 山形銀行(2) 77 - 66 鶴屋百貨店
2011 周南 43 九州電力(2) 77 - 58 横河電機 43 山形銀行(3) 73 - 60 鶴屋百貨店
2012 松山 44 九州電力(3) 69 - 47 横河電機 44 山形銀行(4) 91 - 70 鶴屋百貨店
2013 金沢 45 九州電力(4) 61 - 54 曙ブレーキ工業 45 秋田銀行(7) 65 - 59 東京海上日動
2014 東京 46 日立金属(3) 64 - 57 三井住友銀行 46 秋田銀行(8) 59 - 55 山形銀行
2015 北海道 47 日本無線(2) 78 - 71 新生紙パルプ商事 47 山形銀行(5) 53 - 50 秋田銀行
2016 宮城 48 九州電力(5) 74 - 62 日本無線 48 鶴屋百貨店(3) 66 - 65 山形銀行
2017 豊田 49 新生紙パルプ商事(初) 81 - 62 日本無線 49 秋田銀行(9) 87 - 67 紀陽銀行
2018 大阪 50 日本無線(3) 71 - 57 曙ブレーキ工業 50 秋田銀行(10) 61 - 58 鶴屋百貨店

個人賞

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年度 男子 女子
最優秀選手賞 敢闘賞 最優秀選手賞 敢闘賞
40 2008 小納真良(横河電機) 伊藤孝志(九州電力) 大畠ゆり(秋田銀行) 渡邊千尋(山形銀行)
41 2009 笹義仁(横河電機) 伊藤孝志(九州電力) 渡邊千尋(山形銀行) 坂田奈菜実(鶴屋百貨店)
42 2010 田ヶ谷治(横河電機) 中川直之(九州電力) 渡邊千尋(山形銀行) 米村知紗(鶴屋百貨店)
43 2011 根岸豪(九州電力) 田ヶ谷治(横河電機) 赤川愛(山形銀行) 守田佳代(鶴屋百貨店)
44 2012 田中喜陽(九州電力) 神崎健(横河電機) 高橋清香(山形銀行) 中島雪枝(鶴屋百貨店)
45 2013 根岸豪(九州電力) 熊吉(曙ブレーキ工業) 伊藤美和子(秋田銀行) 高橋清香(山形銀行)
46 2014 宇佐美勝也(日立金属) 小松昌弘(三井住友銀行) 金吏子(秋田銀行) 宮崎優子(山形銀行)
47 2015 福田大佑(日本無線) 高崎陽平(新生紙パルプ商事) 佐藤優香(山形銀行) 伊藤美和子(秋田銀行)
48 2016 熊谷駿(九州電力) 鈴木伸之(日本無線) 落合千里(鶴屋百貨店) 赤川愛(山形銀行)
49 2017 立花大介(新生紙パルプ商事) 近藤大(日本無線) 伊藤美和子(秋田銀行) 西田花奈(紀陽銀行)
50 2018 福田大佑(日本無線) 占部賢人(曙ブレーキ工業) 星希望(秋田銀行) 成松祐里(鶴屋百貨店)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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