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ジャガー・XJR-5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャガー・XJR-5
Jaguar XJR-5B
Jaguar XJR-5B
コンストラクター イギリスの旗 ジャガー
デザイナー リー・ディクストラ
後継 ジャガー・XJR-7
主要諸元
シャシー FRP モノコック
エンジン 6,219 cc V12 NA ミッドシップ
トランスミッション 5速+リバース マニュアル
重量 943 kg
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム アメリカ合衆国の旗 Group 44
ドライバー カナダの旗 ビル・アダム
アメリカ合衆国の旗 トニー・アダモヴィチ
アメリカ合衆国の旗 ジム・アダムス
フランスの旗 クロード・バロット・レナ
アメリカ合衆国の旗 パトリック・ベダード
アメリカ合衆国の旗 ドク・バンディ
アメリカ合衆国の旗 ブライアン・フェルステナウ
アメリカ合衆国の旗 ハーレイ・ヘイウッド
イギリスの旗 デヴィッド・ホッブス
イギリスの旗 ブライアン・レッドマン
アメリカ合衆国の旗 チップ・ロビンソン
アメリカ合衆国の旗 ボブ・トゥッリウス
イギリスの旗 ジョン・ワトソン
出走時期 IMSA GT選手権
(1982 - 1986)
初戦 500マイルズ オブ ロード アメリカ
出走優勝ポールFラップ
49640
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シアーズ・ポイント・レースウェイを走行するXJR-5(1983年)

ジャガー・XJR-5IMSA-GTP参戦用にグループ44が製作したプロトタイプレーシングカーである。デザイナーはリー・ダイクストラ

概要

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かつてジャガー・EタイプSCCA(Sports Car Club of America)の地方選手権に参戦し、ジャガー・XJSでトランザム(Trans-Am )シリーズに参戦した経験を持つボブ・トゥリウス率いるグループ44レーシングは1982年1月にIMSAへの挑戦を決定し、GTPカテゴリ用レース車両の開発を始めた。トゥリウスはジャガーからの協力を取り付け、XJ-SV型12気筒エンジンが提供された。名称はグループ44の開発した5台目のレース用ジャガーであったことからXJR-5と命名された。

エンジンは5.3リットルV型12気筒トランスミッションとともにフレームの一部として活用するモノコックシャシが採用された。ボディーはロッキードの風洞実験室で開発が進められた。1983年から6リットルエンジンが搭載された。

ジャガー本社が強い興味を持ったため1983年5月にジャガーに送られデレック・ベルによるテスト走行が行われ、この結果が良かったため1984年4月にジャガーとしては27年ぶりとなる、1984年のル・マン24時間レースへの参戦が発表された[1]。この年は予選19位決勝リタイヤで終わったものの、一時は5位を走行してジャガー社内のル・マン24時間レースへの思いを急速に盛り上げ、ジャガーはトム・ウォーキンショーグループCでのスポーツカー世界選手権(WEC)参戦を委託、1985年の後半から実際に参戦を始め、これがジャガー・XJR-9LMによる1988年のル・マン24時間レース優勝につながった。

戦績

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初戦は1982年8月のロード・アメリカで、3位入賞。1983年4月にはロード・アトランタで初優勝した。1983年は計4勝をあげ、チームオーナー兼ドライバーのボブ・トゥリウスはドライバー部門ランキング2位となった。翌1984年も好成績が期待されたが、ポルシェポルシェ・962を投入、圧倒的な性能でシリーズを席捲してしまい、マイアミでの1勝にとどまった。1985年もポルシェに対して苦戦を強いられ、ロード・アトランタでの1勝に終わった。1986年以降は改良型であるジャガー・XJR-7が投入された。

1984年のル・マン24時間レースは予選19位、決勝リタイヤ。

1985年のル・マン24時間レースは2台中1台が11気筒になりながらも13位完走。

脚注

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  1. ^ 24 HOURS OF LE MANS - THE JAGUAR XJR-5 OF GROUP 44”. 24h-lemans.com. 2015年4月1日閲覧。

参考文献

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