サンマリ

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株式会社サンマリ
Sanmari Co.,Ltd
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
983-0034
宮城県仙台市宮城野区扇町4丁目3番10号
設立 1988年11月2日
業種 小売業
法人番号 2370001003120 ウィキデータを編集
事業内容 スーパーマーケットの経営
代表者 代表取締役社長執行役員 東海林 誠
資本金 3000万円
総資産 30億472万9000円(2023年3月31日時点)[1]
従業員数 715名 (内パートタイマー500名含む)
(2019年7月1日現在)
主要株主 伏見屋ホールディングス 100%
関係する人物 東海林稔
外部リンク https://sanmari.co.jp/
特記事項:管理本部:(登記上本社と同一)
営業本部:宮城県仙台市宮城野区扇町5丁目10番36号
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株式会社サンマリは、宮城県仙台市宮城野区に営業本部や管理本部および登記上の本店を置く、スーパーマーケットを営む企業。

概要[編集]

1988年11月2日丸紅株式会社の完全子会社として設立。同年に岡崎俊雄商店から『オカザキスーパー一番町店』を譲受し、一号店として開店。その後長崎屋SHOP99の再建に取り組むキョウデングループを経て、2005年にシグマ・ゲイン(現:ユートピアキャピタル、旧ナカヌキヤ運営企業)の傘下に入り、更に2009年には業容の拡大を検討していた秋田県仙北市に本拠を置く伏見屋ホールディングスの傘下に入った。

その後、同様に仙台市に本社を置く競合会社であったモリヤが経営破綻した。同社の営業譲渡を受けたサンマリの親会社である伏見屋HDは新たに受皿会社である仙台物産を設立し、モリヤの事業を継承した。伏見屋HDはサンマリ、仙台物産および栃木県宇都宮市に本拠を置くフレールを存続させ、3社間では棲み分けを図る経営方針を執っていたが、2015年4月には経営効率化の観点からサンマリが仙台物産とフレールを吸収合併した[2]。フレールの店舗は伏見屋HD傘下のトップマート(本社・千葉県)の屋号を使用しており、サンマリ運営となってからもトップマートの屋号は継続されている。2016年には宇都宮市内のトップマート店舗の一部を他社に譲渡した。

3月12日、合併後の第一弾店舗として、仙台市太白区八木山南ACOOP南八木山店跡地にサンマリ八木山南店を開業。さらに同年7月7日、アクロスプラザ荒井東に新ブランドのサン・マルシェ荒井店をオープンした。

沿革[編集]

  • 1988年(昭和63年)
    • 11月2日 - 丸紅の子会社として設立。岡崎俊雄商店から「オカザキスーパー一番町店」を譲受して1号店を開業。
    • 丸紅がキョウデンの関連会社に売却し、キョウデングループ入り。新規事業としてSHOP99を仙台市内でFC展開(その後SHOP99が直営化)。共通仕入れも展開。
  • 2005年(平成15年) - 中川電機無線グループの関連会社であるシグマ・ゲインの傘下になる。
  • 2009年(平成21年)4月17日 - 伏見屋ホールディングス東京都に本社を置く投資会社であるシグマ・ゲインより全株式を取得。サンマリは伏見屋HDの完全子会社とされる。
  • 2010年(平成22年)4月19日 - 栃木県宇都宮市でトップマートのブランドで営業するスーパー、フレールを子会社化すると発表した[3]
  • 2015年(平成27年)4月1日 - 仙台物産とフレールを吸収合併。同時に伏見屋から秋田県内に所在するビッグバン2店舗を継承。
  • 2016年(平成28年)9月 - 「フレール(栃木県宇都宮市内3店舗)」事業を株式会社たいらや(栃木県宇都宮市)へ譲渡。
  • 2018年(平成30年)4月 - 株式会社アイユー[注釈 1](本社:柴田郡柴田町)よりアイユー大河原店、スーパービッグ川崎店2店舗を継承。サン・マルシェ2店舗として運営開始。
  • 2019年(平成31年 / 令和元年)
    • 4月 - 同年民事再生法の適用を申請した株式会社アサノ(本社:岩沼市)からアサノ相の原店、アサノおおくま店、アサノ丸森店、アサノ大河原店の4店舗を継承。スーパービッグ4店舗として運営開始。
    • 12月1日 - 楽天Edyの機能を備えた「おさいふカード」の発行を開始[4]
  • 2020年(令和2年)5月7日 - 管理本部及び登記上本社が宮城県仙台市宮城野区鶴巻1丁目22番22号から同扇町4丁目3番10号に移転。
    • 10月2日 - ウィズマート名取大手町店を新規に開店し、運営開始。
  • 2022年(令和4年)7月1日 - Fresh Mart 元気屋道の駅おおさと前店がサンマリグループに加入。
  • 2023年(令和5年)3月4日 - サンマリ国見店、向山店、ウィズマート名取店、スーパービッグ吉成店が3月18~26日に閉店することが広告に掲載された[5]。「サンマリ」ブランドを名乗る店舗は消滅。
  • 2023年(令和5年) - (時期不明)「本間物産営業本部仙台」に事業を移管。
  • 2024年(令和6年)1月1日 - 伏見屋に吸収合併。[6]

展開店舗[編集]

サン・マルシェ[編集]

英文表記は読みそのまま「Sun-Maruche'」で表記される事が多いが、ロゴタイプ表記は Sunmari's Maruche' とある。他店に比べると小規模で、支払い方法やセールなどに違いがある。

  • 荒井店(宮城県仙台市若林区)
  • 大河原店(宮城県柴田郡大河原町)- アイユー時代はアイユー大河原店
  • 川崎店(宮城県柴田郡川崎町)- アイユー時代はアイユー川崎店→スーパービッグ川崎店

スーパービッグ[編集]

ロゴタイプは「SUPERビッグ」表記[注釈 2]でモリヤ・仙台物産およびアイユーが使用していた店舗名を継承しているが、現在はサンマリからの転換やアサノから継承・転換した店舗に採用されている。近い名称としてイオングループが展開する「ザ・ビッグ」も宮城県に存在するが、関係は無い。

  • おおくま店(宮城県亘理郡亘理町)- アサノ時代はアサノおおくま店
  • 原町店(宮城県仙台市宮城野区)- 以前はサンマリ原町店
  • 丸森店(宮城県伊具郡丸森町)- アサノ時代はアサノ丸森店
  • 吉成店(宮城県仙台市青葉区)- 以前はビッグハウス吉成店[7] 1996年開店、2023年3月26日閉店
  • 六丁の目店(宮城県仙台市若林区)

フレッシュフード モリヤ[編集]

モリヤから継承。名称はそのまま継続して使用している。

  • 旭ヶ丘店(宮城県仙台市青葉区)
  • 沖野店(宮城県仙台市若林区)
  • 落合店(宮城県仙台市青葉区)
  • 大学病院前店(宮城県仙台市青葉区)
  • 長町店(宮城県仙台市太白区)
  • 村田店(宮城県柴田郡村田町)- 以前はスーパービック村田店。アイユー時代の「アイユー村田店」とは別の場所

Fresh Mart 元気屋[編集]

フランチャイジー店舗

プロマート[編集]

  • 今泉店(宮城県仙台市若林区)- モリヤから転換。「業務用食品スーパー」を謳う。 

酒の伏見屋[編集]

かつての展開店舗[編集]

サン・マルシェ[編集]

  • 東中田店(宮城県仙台市太白区)- 以前はパワーズ東中田店→スーパービッグ東中田店 2023年9月17日閉店

スーパービッグ[編集]

  • 吉成店(宮城県仙台市青葉区)- 以前はビッグハウス吉成店[7] 1996年開店、2023年3月26日閉店

相の原店(宮城県岩沼市、旧アサノ相の原店)は2021年8月29日をもって閉店。大河原店(宮城県柴田郡大河原町、旧アサノ大河原店)は同年9月12日をもって閉店。ただし大河原町にはサン・マルシェ大河原店が存在。

サンマリ[編集]

  • 沖野店(宮城県仙台市若林区)2023年9月10日閉店
  • 国見店(宮城県仙台市青葉区)1996年開店、2023年3月18日閉店[5]
  • 向山店(宮城県仙台市太白区)1996年開店、2023年3月22日閉店[5]

ウィズマート[編集]

2020年10月からの新業態。ロゴタイプは英文表記「With Mart」。北海道札幌市に所在する同名のスーパー「ウィズマート」とは関係はない。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 旧モリヤ傍系企業だった。
  2. ^ その従前はCGC加盟時代のモリヤがベル開発が発祥の「ビッグハウス」の屋号とシステムを利用していた。旧モリヤはCGCを脱退後もしばらく従前のままで宮城県内でベルプラス運営の店舗と並存する時期もあったが、旧モリヤ側がスーパービッグに改称した。

出典[編集]

外部リンク[編集]