コンテンツにスキップ

FMオホーツク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社FMオホーツク
愛称 FMオホーツク
またはFMOK
コールサイン JOZZ1AY-FM
周波数/送信出力 82.7 MHz/20 W
本社・所在地
090-0036
北海道北見市幸町2-1-28
フヂサワビル
設立日 2007年2月22日
開局日 2008年6月1日
演奏所 本社と同じ
送信所 本社と同じ
中継局 なし
放送区域 北見市の一部
株式会社FMオホーツク
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
090-0036
北海道北見市幸町2-1-28
設立 2007年2月22日
業種 情報・通信業
法人番号 2460301002837
テンプレートを表示

株式会社FMオホーツク(エフエムオホーツク)は、北海道北見市の一部地域を放送対象地域[1]として超短波放送FM放送)をしていた特定地上基幹放送事業者である。

FMオホーツクまたはFMOKの愛称[2]コミュニティ放送をしていた。

概要

[編集]

2008年(平成20年)開局。 網走支庁(当時)管内初のコミュニティ放送局である。

北見市で不動産会社フヂサワを営む藤澤利光は、関連会社としてフリーペーパー経済の伝書鳩』を発行する伝書鳩も経営していたが、大雪になると交通ばかりか情報もストップするため、災害時に役立つメディアとしてコミュニティ放送を構想、免許人とすべく株式会社を設立して代表取締役社長に就任した。

出資者は藤澤利光のみなので出資比率は100%、この比率からマスメディア集中排除原則にいう支配関係[1]にあった。

本社・演奏所(スタジオ)・送信所は、北見市幸町のフヂサワビル(フヂサワの自社ビル)にあり、放送局(現・特定地上基幹放送局)の呼出符号JOZZ1AY-FM呼出名称エフエムオホーツクきたみ周波数82.7MHz、空中線電力20Wで放送区域は北見市の一部地域[3]

  • サービスエリアは、常呂など一部を除く北見市[4]と称していた。

主に平日の8:00 - 18:00の時間帯に生放送、土・日は再放送により24時間放送をしていた。

北見市とは「災害時における非常放送に関する協定書」[5]を締結していた。

2022年(令和4年)に藤澤利光は逝去[6]、 社内で唯一の無線従事者であったため放送継続が困難となり放送業務を休止[7]北海道総合通信局に廃止届を提出して受理された[8][9]

沿革

[編集]
  • 2007年(平成19年)
    • 2月22日 - 株式会社FMオホーツク設立[4]
    • 6月5日 - 北海道総合通信局が放送局の免許申請を受理[10]
  • 2008年(平成20年)
  • 2022年(令和4年)

主な番組

[編集]
  • おはようサプリメント(月曜 - 金曜、8:00 - 10:00)
  • 情報Information(火曜、金曜、11:00 - 11:30・12:00 - 13:00)
  • ほっとタイムKitami(月曜、水曜、木曜、12:00 - 14:00)
  • Afternoon Cafe(火曜、金曜、13:00 - 14:00・14:30 - 15:00
  • 新聞拾い読み(月曜 - 金曜、16:00 - 16:30) - 社長がパーソナリティを務めていた。
  • おほーつくGarden(月曜 - 金曜、16:30 - 18:00)

その他、北見市の市政情報番組があった。

脚注

[編集]
  1. ^ a b コミュニティ放送事業者 平成21年7月1日現在(総務省電波利用ホームページ - マスメディア集中排除原則)(2009年7月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  2. ^ 英語表記「FM OKHOTSK」の頭文字4文字で、略称と兼用
  3. ^ a b 北見市のコミュニティ放送局に免許 − 網走支庁管内初、6月1日から放送開始予定 −(北海道総合通信局 報道資料 平成20年5月26日)(2009年7月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  4. ^ a b c 会社概要(FMオホーツク) - ウェイバックマシン(2012年6月5日アーカイブ分)
  5. ^ a b 14-21災害時における非常放送に関する協定書を災害時における非常放送に関する協定書(北見市地域防災計画 第5編 資料編 2011年3月7日 pp.1426-1427(北見市 - 組織 - 防災対策・危機管理課))(2012年1月31日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  6. ^ a b 重要なお知らせ(FMオホーツク - トピックス(2022年2月9日)) - ウェイバックマシン(2022年2月12日アーカイブ分)
  7. ^ a b FMオホーツクが11日で放送休止 有資格者の社長死去で(NHK 北海道 NEWS WEB 2022 2022年2月10日) - ウェイバックマシン(2022年2月10日アーカイブ分)
  8. ^ a b 株式会社FMオホーツクのコミュニティ放送局の廃止届を受理(北海道総合通信局 報道資料 令和4年8月9日)(2022年9月2日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  9. ^ a b 「FMオホーツク」が廃止 道内地域FMで3局目(北海道新聞 2022年8月9日) - ウェイバックマシン(2023年5月30日アーカイブ分)
  10. ^ 北見市のコミュニティ放送局の免許申請を受理 − 網走支庁管内では初 −(北海道総合通信局 報道資料 平成19年11月9日)(2009年7月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  11. ^ 北見市のコミュニティ放送局に予備免許(北海道総合通信局 報道資料 平成20年3月19日)(2009年7月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  12. ^ a b コミュニティ放送の現状 平成21年7月1日現在(総務省電波利用ホームページ - 電波利用システム - 放送関係)(2009年7月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  13. ^ 新会員社のお知らせ(2008年9月)(JCBA 日本コミュニティ放送協会) - ウェイバックマシン(2012年4月18日アーカイブ分)
  14. ^ 官報令和4年10月27日第846号13頁

外部リンク

[編集]