遠藤大志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
遠藤 大志
名前
愛称 タイシ[1]
カタカナ エンドウ タイシ
ラテン文字 ENDO Taishi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1980-03-31) 1980年3月31日(44歳)
出身地 千葉県我孫子市
身長 183cm[2]
体重 78kg[2]
選手情報
ポジション GK[2]
利き足 右足[3]
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1998-2006 東京ガス / FC東京 0 (0)
2007-2009 モンテディオ山形 0 (0)
2010-2011 ソニー仙台 5 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2013.04.26現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

遠藤 大志(えんどう たいし、1980年3月31日 - )は、千葉県出身の元サッカー選手、サッカー指導者。ポジションはゴールキーパー(GK)

来歴[編集]

小学2年生の時にサッカーを始める[4]1995年市立船橋高校へ進学。1996年度の全国高校選手権には2年生ながら正GKとして出場し、決勝戦では粘り強い守備で中村俊輔が牽引する桐光の反撃を1点に抑え優勝を果たした[5]。同期には山根伸泉。また、千葉県選抜として国体に2年連続で出場[6]

1998年東京ガスFC社員選手として加入。1999年12月の天皇杯初芝橋本高校戦の後半からピッチに立ち公式戦デビューを果たした[7]2000年からは土肥洋一が正GKとして定着したため出場機会を得られずにいたが、2005年になって自ら退路を断ち、プロ選手契約を結んだ[4]。この年はGK陣の中で唯一、シーズンを通して離脱せずに(土肥は日本代表招集のためにチームを離れた)練習に取り組み[1]プレシーズンマッチバイエルン・ミュンヘン戦にフル出場[8]。上述の天皇杯以来となる公式戦出場であり[9]、クラブ加入8年目にして初の先発出場となった[10]。手応えと課題を掴み[11]リーグ戦でのベンチ入りを続けていたが[12]2006年に入ると負傷から復帰した塩田仁史が台頭し[13]Jサテライトリーグ草津戦ではFWとして途中出場するなど[14]GKの3番手に追いやられ、この年限りで契約を打ち切られた[15]

Jリーグのトライアウトに参加したのち[16]2007年からJ2・モンテディオ山形へ完全移籍[3][6]。山形では清水健太に次ぐ第2GKとしてベンチ入りを続け[17][18]、高い集中力で練習に臨む姿勢とサテライトリーグでの安定したプレーぶりから[19]、天皇杯で起用された。2009年、山形はJ1に昇格し、8年ぶりにJリーグヤマザキナビスコカップに参加。グループリーグ第5節のFC東京戦で遠藤が先発に抜擢され、古巣との対戦に臨んだ[20]。この年限りで契約満了により退団[21]

2010年より日本フットボールリーグソニー仙台FCへ、選手兼GKコーチとして完全移籍[22]。同年5月4日のJFL前期第9節のV・ファーレン長崎戦で初めてリーグ戦での出場を果たした。2011年をもって選手登録を抹消し、翌2012年よりコーチ専任となった。2014年にGK-B級ライセンス[23]、2015年にGK-A級ライセンス[24]、2016年にはA級ジェネラルライセンスを取得し[25]同年限りで退任[26]

2017年、流通経済大学サッカー部GKコーチに就任[27]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
1997 市立船橋高 - - - - 1 0 1 0
1998 東京ガス 29 旧JFL 0 0 - 0 0 0 0
1999 FC東京 21 J2 0 0 0 0 1 0 1 0
2000 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2001 0 0 0 0 0 0 0 0
2002 0 0 0 0 0 0 0 0
2003 0 0 0 0 0 0 0 0
2004 0 0 0 0 0 0 0 0
2005 0 0 0 0 0 0 0 0
2006 31 0 0 0 0 0 0 0 0
2007 山形 21 J2 0 0 - 1 0 1 0
2008 0 0 - 1 0 1 0
2009 J1 0 0 1 0 0 0 1 0
2010 S仙台 31 JFL 5 0 - 0 0 5 0
2011 0 0 - 0 0 0 0
通算 日本 J1 0 0 1 0 0 0 1 0
日本 J2 0 0 0 0 3 0 3 0
日本 旧JFL 0 0 - 0 0 0 0
日本 JFL 5 0 - 0 0 5 0
日本 - - 1 0 1 0
総通算 5 0 1 0 4 0 10 0

タイトル[編集]

個人[編集]

指導歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 『FC東京ファンブック2006』毎日新聞社、2006年、52頁。 
  2. ^ a b c ソニー仙台FC 【JFL】日本フットボールリーグ
  3. ^ a b FC東京 遠藤大志 選手 完全移籍加入のお知らせ - ウェイバックマシン(2014年2月2日アーカイブ分) モンテディオ山形 (2006年12月28日)
  4. ^ a b 『FC東京ファンブック2005』毎日新聞社、2005年、55頁。 
  5. ^ 『国立ファイナル 全国高校サッカー選手権大会』ベースボール・マガジン社、2014年、64-65頁。 
  6. ^ a b c d e 遠藤大志選手モンテディオ山形へ完全移籍決定のお知らせ - ウェイバックマシン(2007年1月7日アーカイブ分) FC東京 (2006年12月28日)
  7. ^ 試合記録 天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 FC東京 (1999年12月5日)
  8. ^ 試合記録 プレシーズンマッチ FC東京 (2005年7月28日)
  9. ^ プレシーズンマッチ:F東京 vs FCバイエルンミュンヘン(ドイツ)プレビュー Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2005年7月28日)
  10. ^ プレシーズンマッチ:F東京 vs FCバイエルンミュンヘン レポート Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2005年7月29日)
  11. ^ <第50回>GK遠藤大志 土肥さんは代表で力を証明した。僕は1回目のチャンスを逃した - ウェイバックマシン(2005年11月12日アーカイブ分) 東京中日スポーツ (2005年8月12日)
  12. ^ 選手出場記録 FC東京 Jリーグ (2005年12月3日)
  13. ^ 選手出場記録 FC東京 Jリーグ (2006年12月2日)
  14. ^ 試合記録 サテライトリーグ FC東京 (2006年9月10日)
  15. ^ 来季契約非継続選手について - ウェイバックマシン(2006年12月10日アーカイブ分) FC東京 (2006年12月3日)
  16. ^ あきらめない!! GK遠藤もトライアウト挑戦 東京中日スポーツ (2006年12月13日)
  17. ^ 選手出場記録 モンテディオ山形 Jリーグ (2007年12月1日)
  18. ^ 選手出場記録 モンテディオ山形 Jリーグ (2008年12月6日)
  19. ^ 【第87回天皇杯3回戦 山形 vs 鹿屋体育大学】樋口 靖洋監督(山形)記者会見コメント Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2007年10月7日)
  20. ^ 【ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 山形】試合終了後の各選手コメント Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2009年6月3日)
  21. ^ モンテディオ山形契約満了選手のお知らせ - ウェイバックマシン(2014年2月2日アーカイブ分) モンテディオ山形 (2009年12月1日)
  22. ^ a b 遠藤大志選手 ソニー仙台へ完全移籍のお知らせ モンテディオ山形 (2010年1月15日)
  23. ^ 2014年度 GK-B級コーチ養成講習会 合格者【32名】 (PDF) 日本サッカー協会 (2014年4月10日)
  24. ^ 報告事項 日本サッカー協会 (2015年9月17日)
  25. ^ 2015年度 A級コーチジェネラル養成講習会 合格者【151名】 日本サッカー協会 (2016年4月14日)
  26. ^ 2016年退団選手、コーチのお知らせ ソニー仙台FC (2016年11月9日)
  27. ^ 新コーチのご案内 流通経済大学サッカー部 (2017年2月1日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]