西川隆宏

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西川 隆宏(にしかわ たかひろ、1964年5月26日 - )は、実業家ミュージシャン。元DREAMS COME TRUE(以下「ドリカム」と表記)メンバー。AYUMIは妹、弟が二人。

略歴[編集]

ドリカム時代[編集]

北海道十勝支庁河東郡音更町出身。北海道音更高等学校卒業。愛称は「ニーヒャ」「ニハ」(「ニーヒャ」が最も一般的だが、メンバーの吉田美和は「ニハ」と呼ぶこともあった)。1993年頃迄は金髪だったがそれ以降は坊主頭。

1989年3月21日、ドリカムのキーボード担当(CDジャケットのメンバーでは「マニピュレーター」と標記されていた)としてデビュー。ドリカムでは作詞・作曲に関わることはほとんどなかったが、「あの夏の花火」(『The Swinging Star』に収録)、「思い出は胸に秘めたまま」(『LOVE UNLIMITED∞』に収録)、「今日この佳き日」(『monkey girl odyssey』に収録)では一部作曲に関わっており、作曲者としてクレジットされている。

1996年8月に交通事故を起こし芸能活動を一時期自粛していた。この時期に開催されていたコンサートツアーは途中から西川を除くメンバーで開催されていたが、後半で復帰した。

かつて中村正人のラジオの企画で結成したユニット「アンドレ中村とオホーツクボーイズ」ではニハエル・マージョ役を担当。

2002年直前までおこなわれていたアルバム「monkey girl odyssey」発売に従うホールツアーに参加していたが、3月21日付で独立したことが同年3月24日にドリカム公式サイトで発表された。以降のアリーナツアー、アメリカツアー、イベントライブには参加していない。

ドリカム脱退後[編集]

ドリカムから脱退後は、クラブDJなどを行っていた実兄と「NISHIKAWA BROTHERS」を結成し、音楽活動を続けていく予定であった。

しかし2002年10月7日、実兄との音楽に対しての方向性の違いによる口論から義姉への暴行事件を起こし逮捕される。この件は不起訴で釈放となるものの、勾留中に受けた尿検査の結果覚醒剤の陽性反応が出たため、2002年10月17日には覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕された[1]。同年12月19日に懲役1年6か月・執行猶予3年の有罪判決を受けた。

北海道に戻り、「nortyb」の名義で主に北海道内を中心にクラブDJ活動を行っていた。2005年頃からは都内のクラブでもDJ活動を行うようになった。

2006年2月25日には、東京都新宿区の路上で再び覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕される[2]。その後ホテルでの覚醒剤使用も発覚したため、2006年5月11日、東京地裁にて懲役1年6か月の実刑判決を受けた[3]

その後しばらく表舞台から姿を消していたが、2008年12月に帯広市内のクラブでイベントを主催しDJ活動を再開。

2009年6月には札幌市すすきのバー「bar reboot」をオープンさせ、2021年3月20日まで同店の店長を務めていた。

2019年7月26日、ドリカムワンダーランド札幌公演のいわば「前夜祭」となるイベント「ドリカムディスコ」(中村正人が出演)にサプライズゲストとして登場した[4]

2021年4月1日には札幌市・すすきの第5桂和ビルにバー「bar reboot SECOND STAGE」NEW OPEN 開店の際には中村正人から大きなお花が届いたことをTwitterで報告した。自身のTwitterではドリカムを常に気にかけている様子が窺え、定期的に同店で「ドリナイト」(店内でドリカムの曲を流し続ける)と称するイベントを行っている[5]

脚注[編集]

外部リンク[編集]