「青鬼 (ゲーム)」の版間の差分

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| 脚本 = いながわ亜美
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| 原作 = noprops
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| 出演者 = [[中川大志 (俳優)|中川大志]]<br />[[平祐奈]]<br />[[松島庄汰]]<br />[[久松郁実]]<br />勧修寺玲旺<br />[[タモト清嵐]]
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| 音楽 = [[塚田良平]]
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| 主題歌 = 「汚れなき悪戯」
| 主題歌 = 「汚れなき悪戯」

2015年7月18日 (土) 17:19時点における版

青鬼
ジャンル ホラーゲームロールプレイングゲーム
対応機種 Windows XP以降
開発元 noprops
人数 1人
必要環境 OS:XP/Vista/7
テンプレートを表示

青鬼(あおおに)は、nopropsによるRPGツクール製のフリーホラーゲーム。2009年頃からニコニコ動画YouTubeを中心に人気が出始め、翌々年に完成版(ver.6.23)が公開された。書籍、漫画、映画など、多方面においてメディアミックスがなされており、主に若年層からの人気が高い。

概要

洋館に閉じ込められた主人公を操作し、各所に仕掛けられた謎や仕掛けを解きながら、洋館からの脱出を目指すゲームである。ゲームタイトルともなっている青鬼は様々な場所で突如現れ、主人公を執拗に追跡してくる。この青鬼に触れると直ちにゲームオーバーになってしまうため、迫り来る青鬼をうまくかわすか、または身を隠してやり過ごしつつ、謎解きをしなければならない。

nopropsによって製作され、複雑な謎解きと恐怖感を煽るBGMなどでニコニコ動画YouTubeで実況プレイ動画が話題となり、動画再生が5000万を超える[1]2011年4月には、ニコニコ動画の動画実況者キリンとのコラボレーションによりFlashの携帯ゲームにもなっており[2]、青鬼側になって人間を捕まえるゲームも作成された[3]。また、ヨドバシカメラで無料配布された『ツクールシリーズ お試しディスク Vol.4』にも収録されている[4]

2013年2月27日には著:黒田研二、挿絵:鈴羅木かりんによる小説版が発売。それに先立ち、2月19日PHP研究所からプロモーションビデオがYouTubeとニコニコ動画で公開された[1]

2014年7月5日には入山杏奈AKB48)主演・小林大介監督で実写映画が公開された。

2014年10月25日発売の月刊少年エース12月号より「青鬼 元始編」として漫画版が連載されている。構成は黒田研二、漫画は鈴羅木かりんが小説版と同様のスタッフが参加している。

あらすじ

ゲーム版
たけしの提案による肝試しで、青鬼の館に踏み入ってしまった仲間たちは、青鬼という怪生物から逃れながら館からの脱出を試みる。
ノベライズ版
転校生シュンは、クラスに馴染めず憂鬱にすごしていた。そんなとき、化け物が現れると噂が立つ洋館ジェイルハウスの前で学年一の秀才のひろしをはじめとした同級生5人と遭遇し、洋館に足を踏み入れる。

登場人物

ひろし
声 - 石田彰(『青鬼 復讐編』特別編PV)
【ゲーム版】
主人公。バージョンによって姿、口調は異なる。
Ver.1.0・1.1では顔のグラフィックが表示されないため顔、姿は不明だが黒髪に学ランと思われる。一人称は「僕」。口調は他のバージョンと異なり敬語は使わない。
Ver.3.0・3.2では白髪に眼鏡、マフラーをつけた姿。一人称は「俺」。他の人物に比べると精神面は大人である。冒頭でのみ敬語を使うが、それ以外はタメ口。
Ver.4.3・5.2での容姿はVer.3.0と同じ。このバージョンから完全に敬語を使うようになる。一人称は「私」。女性に対しては「さん」、男性に対しては「くん」をつける。
Ver.6.1・6.23では容姿が中学生らしくなっている。相手に対して呼び捨で呼ぶ。
【ノベライズ版】
学年一の秀才で非科学的なものをいっさい信用していない。同級生にも敬語で話すほど真面目な性格で、常に学生服姿。
カズヤ
ver.1.0・1.1にのみ登場するキャラクターで、ひろしの友人。白髪。気弱な性格をしている。
美香
【ゲーム版】
Ver.1.0・1.1では「メグミ」という名前で登場する。
Ver.3.0・3.2では茶髪のセーラー服で登場する。
【ノベライズ版】
気が強い美少女。奔放に振舞うが実は寂しがり屋で、飼い猫のハートを心の拠り所にしている。卓郎に好意を抱く。
卓郎
【ゲーム版】
Ver.1.0・1.1ではいじめっ子の「タクロー」として登場する。
Ver.3.0・3.2ではいじめっ子からひろしの遊び仲間として登場する。
【ノベライズ版】
大会社の社長の息子。イケメンの超ナルシストで、髪型を常に気にしている。表向きはサッカー好きの優等生を気取っているが、裏の顔は残忍。
たけし
【ゲーム版】
Ver.1.0・1.1では名前では出ないがたけしの原型となる人物が登場している。
Ver.3.0・3.2では性格が少々、悪いような場面がある。
Ver.5.2・4.3では彼が館に行こうと言っていたことが判明する。
【ノベライズ版】
大きな口を叩くが臆病者で宇宙人や幽霊などのオカルトが苦手。卓郎の腰巾着で常に付き従う。
直樹
【ゲーム版】
Ver.3.0・3.2でひろしの夢の中に出てくる人物で、ひろしと顔見知りのようだがどういう関係かは不明。
【ノベライズ版】
ジェイルハウスの化け物に呪い殺されたと噂されている同級生。
青鬼
Ver.6.1・6.23では卓郎、美香、たけしも青鬼に殺された直後に青鬼の姿として登場するなど正体がますます不明となっている。
キノシタ
裏ワザで出てくるキャラクター

ノベライズ版オリジナルキャラクター

シュン
ノベライズ版の主人公。転校してきたばかりで、内向的な性格なためクラスに馴染めないでいる。ゲーム制作が趣味。
杏奈
シュンのクラスの学級委員長。昨年末に両親が事後で他界し、以降霊感が強くなる。シュンが密かな思いを寄せている。

映画

青鬼

青鬼
監督 小林大介
脚本 小鶴
原作 noprops
製作 飯塚達介
松村傑
澤岳司
海老沼泰弘
阿部祥紀
製作総指揮 吉田尚剛
出演者 入山杏奈
須賀健太
聖也
陳内将
古畑星夏
尾関陸
音楽 きだしゅんすけ
主題歌 山田奈都美 「蒼いクレスト」
撮影 南秋寿
編集 鈴木真一
制作会社 デジタル・フロンティア
製作会社 『青鬼』製作委員会
配給 AMGエンタテインメント
公開 日本の旗 2014年7月5日
上映時間 70分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 青鬼 ver2.0
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概要

入山杏奈AKB48)主演・小林大介監督で実写映画化。2014年7月5日公開。

公開当初は全国で9館の規模であったが、公開から2日間の全ての劇場で全ての上映回が満席になるなど、注目を集め[5]、2014年10月時点で、全国で70館を超えるヒットとなった[6]

また、ニコニコ生放送でも公開と同時に有料放送、映画実況放送を行い、 ニコ生映画有料上映史上最高のチケット購入数を記録したことも話題になった[7]

キャスト

登場人物はノベライズ版に準じている。

スタッフ

  • 監督:小林大介
  • 脚本:小鶴
  • 原作:noprops
  • 小説著:黒田研二
  • 製作総指揮:吉田尚剛
  • エグゼクティブプロデューサー:永森裕二
  • プロデューサー:飯塚達介 松村傑 澤岳司 海老沼泰弘 阿部祥紀
  • 撮影:南秋寿
  • 照明:渡辺大介
  • 録音:島津未来介
  • 美術:塚本周作
  • 編集:鈴木真一
  • 音楽:きだしゅんすけ
  • スタイリスト:高橋さやか
  • ヘアメイク:有路涼子
  • CGプロデューサー:鈴木伸広
  • CGディレクター:土井淳
  • 助監督:松下洋平
  • 制作担当:小谷不允穂
  • 制作プロダクション:デジタル・フロンティア
  • 製作:『青鬼』製作委員会
  • 企画・配給:AMGエンタテインメント

Blu-ray / DVD

映画「青鬼」づかん

青鬼のCGに密着したスピンオフDVD。2014年10月8日発売。

『青鬼』

映画本編。Blu-ray、DVD共に2014年12月10日発売。

青鬼 ver2.0

青鬼 ver2.0
監督 前川英章
脚本 いながわ亜美
原作 noprops
製作総指揮 吉田尚剛
出演者 中川大志
平祐奈
松島庄汰
久松郁実
勧修寺玲旺
タモト清嵐
音楽 塚田良平
主題歌 「汚れなき悪戯」
撮影 長野泰隆
編集 星野義弘
制作会社 デジタル・フロンティア
製作会社 『青鬼 ver2.0』製作委員会
配給 AMGエンタテインメント
公開 日本の旗 2015年7月4日
上映時間 71分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 青鬼
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概要

中川大志主演・前川英章監督で2度目の実写映画化。2015年7月4日公開。

本作は、「PART2」ではなく『ver.2.0』であり続編ではなく前作からのバージョンアップとのこと[8]

キャスト

スタッフ

  • 監督:前川英章
  • 脚本:いながわ亜美
  • 原作:noprops
  • 小説著:黒田研二
  • 製作総指揮:吉田尚剛
  • エグゼクティブプロデューサー:永森裕二
  • プロデューサー:松村傑、海老沼泰弘、清水俊、岩淵規、阿部祥紀
  • 撮影:長野泰隆
  • 照明:児玉淳
  • 録音:齋藤泰陽
  • 美術:中谷暢宏
  • 編集:星野義弘
  • 音楽:塚田良平
  • スタイリスト:岡本佳子
  • ヘアメイク:及川奈緒美
  • CGプロデューサー:鈴木伸広
  • 助監督:石川久
  • 制作担当:中里友樹
  • 制作プロダクション:デジタル・フロンティア
  • 製作:『青鬼 ver.2.0』製作委員会
  • 企画・配給:AMGエンタテインメント

書籍

漫画

2014年10月25日発売の月刊少年エース2014年12月号より「青鬼 元始編」として連載開始。構成は黒田研二、漫画は鈴羅木かりんが担当している。

ゲームを下敷きにしつつ、小説とも、映画とも違う「もう一つの青鬼」として描かれていく[9]

脚注

外部リンク