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2015年2月6日 (金) 12:22時点における版

日本国際賞ロゴ

日本国際賞(にほんこくさいしょう、Japan Prize)とは、「科学技術において、独創的・飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献した」人物に対して、国際科学技術財団が授与する賞である。

受賞対象分野は幅広い科学技術分野にわたり、いずれの受賞者も世界的に有名な科学技術者である。なお、受賞対象分野は1年に2つの分野である。受賞者には、賞状、賞牌、賞金5000万円が贈られる。また、受賞者は生存者のみに限られる。

日本にもノーベル賞に匹敵するような賞が必要だとして、1981年に構想が立てられ、松下幸之助が基金(私財など約30億円[1])を提供。1983年に政府内で各機関からの協力が閣議決定された[2]後、1985年に第1回の授与式が国立劇場で行われた。なお、授与式は天皇皇后内閣総理大臣両院議長最高裁判所長官らが出席する。

受賞者

受賞者(括弧内はノーベル賞) 備考
2015年 高橋裕 「総合治水」という河川哲学を提案
セオドア・フリードマンアラン・フィッシャー 遺伝子治療概念の提唱、実証
2014年 末松安晴 半導体レーザーの研究
チャールズ・デビッド・アリス ヒストン修飾の発見
2013年 グラント・ウイルソンジャン・フレシィエ 化学増幅レジストの開発
ジョン・フレデリック・グラッスル 深海生物の生態研究
2012年 佐川眞人
ジャネット・ラウリーブライアン・ドラッカーニコラス・ライドン
2011年 ケン・トンプソンデニス・リッチー
岸本忠三平野俊夫
2010年 岩崎俊一
ピーター・ヴィトーセク
2009年 デニス・メドウズ
デビット・クール
2008年 ヴィントン・サーフロバート・カーン
ビクター・マキューズィック
2007年 アルベール・フェール(2007年物理学賞)、ペーター・グリューンベルク(2007年物理学賞)
ピーター・アシュトン
2006年 ジョン・ホートン
遠藤章
2005年 長尾真
竹市雅俊エルキ・ルースラーティ
2004年 本多健一藤嶋昭
キース・セインズベリージョン・ロートン
2003年 ブノワ・マンデルブロジェームズ・ヨーク
小川誠二
2002年 ティム・バーナーズ=リー
アン・マクラーレンアンジェイ・タルコフスキー
2001年 ジョン・グッドイナフ
ティモシー・パーソンズ
2000年 イアン・マクハーグ
石坂公成
1999年 W・ウェスレィ・ピーターソン
ジャック・ストロミンジャードン・ワイリー
1998年 江崎玲於奈(1973年物理学賞)
ジョゼフ・シェルマルク・ファン・モンタギュー
1997年 杉村隆ブルース・エイムス
ジョセフ・エンゲルバーガー吉川弘之
1996年 チャールズ・カオ(高錕, 2009年物理学賞)
伊藤正男
1995年 ニック・ホロニアック
エドワード・ニプリング
1994年 ウイリアム・ピカリング
アーヴィド・カールソン(2000年生理学・医学賞)
1993年 フランク・プレス
キャリー・マリス(1993年化学賞)
1992年 ゲルハルト・エルトル(2007年化学賞)
アーネスト・ポルジ
1991年 ジャック=ルイ・リオン
ジョン・ワイルド
1990年 マービン・ミンスキー
ウィリアム・モーガンダン・マッケンジーグザヴィエ・ル・ピション
1989年 フランク・ローランド(1995年化学賞)
E.J.・コーリー(1990年化学賞)
1988年 ジョルジュ・バンドリエス
ドナルド・ヘンダーソン蟻田功フランク・フェナー
リュック・モンタニエ(2007年生理学・医学賞)、ロバート・ギャロ
1987年 ヘンリー・ビーチェルグルデブ・クッシュ
セオドア・メイマン
1986年 デビッド・ターンブル
ウィレム・コルフ
1985年 ジョン・ピアス
エフライム・カツィール

脚注

  1. ^ [1]
  2. ^ 閣議了解 国際科学技術財団

外部リンク