極限脱出ADV 善人シボウデス

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極限脱出ADV
善人シボウデス
ジャンル アドベンチャービジュアルノベル
対応機種 ニンテンドー3DS
PlayStation Vita
PlayStation 4
Microsoft Windows (Steam配信)
開発元 チュンソフト
発売元 3DS / PlayStation Vita:
日本の旗 チュンソフト
アメリカ合衆国の旗 Aksys Games
欧州連合の旗オーストラリアの旗 Rising Star Games[1]
PlayStation 4 / Microsoft Windows:
世界の旗スパイク・チュンソフト
ディレクター 打越鋼太郎
シナリオ 打越鋼太郎
美術 西村キヌ
シリーズ 極限脱出シリーズ
人数 1人
メディア [3DS]3DSカード
[PSVita]PSVitaカード
[PS4]ダウンロード(PlayStation Store
[Windows]ダウンロード(Steam
発売日 3DS / PlayStation Vita:
日本の旗 2012年2月16日[2]
アメリカ合衆国の旗 2012年10月23日[3]
欧州連合の旗 2012年11月23日[1]
オーストラリアの旗 2012年11月29日
PlayStation 4:
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2017年3月24日
日本の旗2017年4月13日
Microsoft Windows:
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2017年3月24日
日本の旗2017年3月25日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI16
売上本数 [3DS]日本の旗 17,913本[4]
[PSVita]日本の旗 15,454本[4]
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極限脱出ADV 善人シボウデス』(きょくげんだっしゅつADV ぜんにんシボウデス)は、チュンソフトより2012年2月16日に発売されたニンテンドー3DSおよびPlayStation Vita用ゲームソフト。『極限脱出 9時間9人9の扉』の続編。チュンソフトがスパイクと合併する前に発売した最後のゲームソフトでもある。

2016年3月には本作の続編となる『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』が2016年発売予定として発表され[5]、2016年6月30日に発売された。

概要[編集]

前作に続き、アドベンチャーゲームとしてシナリオを進行させつつ、脱出ゲームをクリアしていく構成となっている。前作と異なり画面は3D表示となっており、それに伴って脱出パートも立体的なものとなっている。また、キャラクターも前作の2Dの立ち絵から3Dモデルへ変更され、ストーリーはフルボイスとなっている(脱出パートや一部のシナリオを除く)。世界観は前作と共有しており、前作との繋がりはストーリーが進むにつれて明らかになっていく。

主人公の選択でシナリオが分岐するのは前作と同様だが、本作は複数のルートが相互に影響しあう形になっており、一つのルートを進めるだけでは謎を解き明かすことが出来ない。シナリオを読み進めると特定の場面でゲームがストップしてしまう「シナリオロック」が掛かる事があり、その場合は別のルートを進めて条件を満たす事で、ロックが解除されて先に進めるようになる。また、得た情報を別のルートで活用する事もある。作中ではシナリオの分岐を示したフローチャートが用意されており、既読のシーンへいつでもジャンプ出来る。

しかし、ゲームを最後まで進めても多くの謎を残したままエンディングを迎える。前作で明かされなかった謎や本編中の主な謎は明かされるものの、そこから更に多くの謎が提示され、本作単体では物語として完結せず終了する。

あらすじ[編集]

何者かによって謎の施設に監禁された男子大学生・シグマ。シグマが目を覚ますと、謎の少女・ファイを始めとする8人の男女がいた。彼らもまた、シグマ同様、施設に閉じ込められたのだ。そんな中謎のウサギ・ゼロ3世が現れ、ここから脱出するには「ノナリーゲーム・アンビデックスエディション」を行わなければいけないことを告げる。

用語[編集]

バングル
プレイヤー全員の腕にはめられた腕輪。ディスプレイにはそのプレイヤーに割り当てられた色と、バングルポイント(以下、BP)が表示されている。BPの初期値は3。ルール違反を犯したり、BPが0以下になってしまったときには、バングルから睡眠薬と筋弛緩薬が注射され、プレイヤーは命を落とすという。
また、プレイヤーには2人で1人のペアと、そうではないソロの二種類があり、その区別もバングルに表示されている。前者を「ペアバン」、後者を「ソロバン」と呼ぶ。
ノナリーゲーム・アンビデックスエディション
シグマたちが挑戦させられるゲーム。様々な仕掛けがなされた施設からの脱出を目指す。途中にアンビデックス・ゲームという小ゲームを挟みながら進行し、参加者同士の裏切りを誘発する罠が多数仕掛けられている。
アンビデックス・ゲーム(ABゲーム)
ABルームと呼ばれる部屋で行われる小ゲーム。ペアに割り当てられたプレイヤー2人と、ソロに割り当てられたプレイヤー1人が対決する形で行われる。各プレイヤーは端末で「協力」か「裏切り」を選択する。両プレイヤーの選択の組み合わせによって、BPが増減する。
1.両プレイヤーが「協力」を選んだ場合:お互いのBPが2ポイント上昇。
2.両プレイヤーが「裏切り」を選んだ場合:BPの変化は無し。
3.片方が「協力」、片方が「裏切り」を選んだ場合:「協力」を選んだ方のBPが2ポイント減少、「裏切り」を選んだ方のBPが3ポイント上昇。
「アンビデックス(AMBIDEX)」とは「二心(裏切りの心)がある」という意味。
カラードドア(CD)
脱出を行う部屋へと続く扉。中にはABルームを開くために必要なカードキーが隠されており、それを見つけ出し脱出することが目的となる。入る組み合わせは、バングルに割り当てられた色によって決定され、そのまま次のABゲームの対戦組み合わせともなる。組み合わせは一通りではないため、どのプレイヤーとどの扉に入るかでゲーム展開が大きく変わる。
9の扉
BPが「9」以上になったプレイヤーが開けることができる扉。閉じ込められた施設そのものから脱出することができる。開くチャンスは一度きり。

登場人物[編集]

シグマ
声 - 鳥海浩輔(プロモーションアニメ版。ゲームでは声は当てられていない)
本作の主人公。ごく平凡な男子大学生。クリスマスに大学構内に停めていた車にエンジンをかけようとしたところを眠らされ、何者かに施設に入れられた。青のツナギを着ている。明るく素直な熱血漢。情に流されやすいため、このゲームに向いている性格とは言えない。猫に関する話題になると、口調が猫語になるという癖を持つ。
『ZERO ESCAPE』にも登場する。
ファイ
声 - 小見川千明
本作のヒロイン。白を基調としたファッションに身を包む謎の少女。ぶっきらぼうな口調で話し、知的でクールな性格。反面、随所に独特なボケを盛り込んだりもする。また卓越した運動神経を持つ。何故か、シグマのことを知っている。
『ZERO ESCAPE』では眼鏡をかけた姿で登場する。
ディオ
声 - 細谷佳正
派手なファッションに身を包む風変わりな男。常に我が道を行く、飄々とした性格だが、粗野で無神経な喋り方をする厄介者。他者を何の躊躇いもなく陥れたり裏切るため、メンバーの中では最も信用されていない人物でもある。
天明寺(てんみょうじ)
声 - 納谷六朗
廃品回収業を営む老人。性格は頑固オヤジそのもので、攻撃的な口調。メンバーにも不信感を募らせている。クォークと面識があるようで、「じっちゃん」と呼ばれ慕われている。好きな酒はスコッチ・ウイスキー
クォーク
声 - 釘宮理恵
かなり高いレベルの知識を持つ少年。10歳。無邪気かつやんちゃで物怖じしない性格。頭に奇妙なヘルメットを被っている。ヘルメットの下は金髪。天明寺を慕っている。好きな飲み物はクリームソーダ
ルナ
声 - 能登麻美子
20代前半の女性。医師免許を取得している。おっとりした喋り方で話す。清楚で純粋な心を持ち、争いを嫌う平和主義者。青い鳥が入っている鳥かごのペンダントを着けている。
四葉(よつば)
声 - 田村ゆかり
パンクスタイルに身を包む少女。小悪魔的な性格で自由奔放。過去にもこのような閉鎖空間に閉じ込められたことがある。アリスとは以前から面識がある。
アリス
声 - 田中敦子
本人曰く「国家の敵を排除するのが仕事」の美女。頭脳明晰で中でも数学が得意。クレオパトラのようなアイメイクに、それを想起させる衣装が特徴。父の仇であるテロ組織を追っている。彼女には「ICE9」という特殊な水分が構成されている噂を持つ。四葉とは以前から面識があり、ネバダ州で知り合った。
K
声 - 小野大輔
ロボットのような金属製の仮面とボディースーツに身を包んでおり、記憶喪失となっている様子である。ボディスーツについて本人は「気が付いたら、これを着けさせられていた」と語る。名前や年齢も、一切不明。口調や態度は、紳士的で丁寧。
ゼロ3世
声 - TARAKO
アンビデックスゲームの進行役にして監視役。京劇俳優を思わせる姿をしたウサギのAIで、実体は持たない。自らを「この国の王様」と称する。お気楽暢気で飄々とした性格だが、時折相手を小馬鹿にした態度を取ることもある。口癖は、「…ウサ」。

脚注[編集]

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  1. ^ a b Rising Star details their Fall/Winter 2012 lineup, confirms Virtue's Last Reward GoNintendo 2012年8月10日
  2. ^ Gantayat, Anoop (2011年). “999 Successor Dated” (英語). Andriasang. 2013年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月4日閲覧。
  3. ^ Yip, Spencer (2012年). “Zero Escape: Virtue’s Last Reward Escapes To North America This October” (英語). Siliconera. 2012年6月10日閲覧。
  4. ^ a b 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』 エンターブレイン2013年2016年3月26日閲覧。
  5. ^ “【先出し週刊ファミ通】『極限脱出』シリーズついに完結! 『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』ニンテンドー3DS&PS Vitaで発売決定(2016年3月10日発売号)”. ファミ通.com. (2016年3月8日). http://www.famitsu.com/news/201603/08100824.html 

外部リンク[編集]