愛しておくれ (スペンサー・デイヴィス・グループの曲)

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愛しておくれ」(あいしておくれ、Gimme Some Lovin')は、スティーヴ・ウィンウッドスペンサー・デイヴィス英語版マフ・ウィンウッド英語版が共作し、スペンサー・デイヴィス・グループが最初に演奏した楽曲であるが、イギリス盤のシングルには、スティーヴ・ウィンウッドの名のみがクレジットされている。この曲の基本的なリフは、ホーマー・バンクス英語版とウィリー・ディーン・"ディーニー"・パーカー (Willie Dean "Deanie" Parker) が書いた、バンクスの「Ain't That a Lot of Love」から借用されている[1]

愛しておくれ
スペンサー・デイヴィス・グループシングル
B面 Fのブルース (Blues in F)
リリース
ジャンル ロック
ブルー・アイド・ソウル
時間
レーベル イギリスの旗 フォンタナ TF762
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ UA50108
作詞・作曲 スティーヴ・ウィンウッド
スペンサー・デイヴィス
マフ・ウィンウッド
プロデュース クリス・ブラックウェル
ジミー・ミラー
スペンサー・デイヴィス・グループ シングル 年表
"When I Come Home"
(1966; UK #12)
"Gimme Some Lovin'"
(1966; UK #2)
アイム・ア・マン
(1967; UK #9)
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スペンサー・デイヴィス・グループのオリジナル[編集]

スペンサー・デイヴィス・グループによるオリジナル盤は、1966年秋にチャートの第2位まで上昇し、アメリカ合衆国では第7位となった[2]。『ローリング・ストーン』誌の「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」は、この曲を第247位とした。

イギリス盤や、おそらくは大部分のヨーロッパ諸国の盤とは異なり、ユナイテッド・アーティスツ・レコードから出たUS盤シングルは、ややテンポが遅く、バックコーラスやパーカッションの一部がなく、「ライブ・サウンド」のような演奏になっている。再発盤では、ヨーロッパで制作されたものでも、US盤の音源が用いられることがよくある。この曲には、ハモンドオルガン (Hammond B-3) のサウンドがフィーチャーされている。

日本では、「愛しておくれ」という日本語題でシングルがリリースされたが、そのジャケットには「ギミー・サム・ラビング」と原題の音写が付記されていた。この日本語題を用いない場合は、「ギミー・サム・ラヴィン[3]、「ギミ・サム・ラヴィン」として言及されることがよくある。

カバー[編集]

この曲は、数多くのアーティストたちによってカバーされており、1980年の映画ブルース・ブラザース』では、ブルース・ブラザーズがこの曲を演奏する場面があるほか、サム&デイヴオリビア・ニュートン=ジョンなどによるカバーがある[3]

ザ・ビーチ・ボーイズは、1972年4月4日1977年6月23日に、ブライアン・ウィルソンのリードで、この曲の吹き込みを行なったが[4]、2014年現在、テープは行方不明とされている[5]

日本のバンド、ザ・スパイダースは、1967年のアルバム『風が泣いている/ザ・スパイダース・アルバムNo.4』に、この曲のカバーを収録した[6]

映画やテレビでの使用[編集]

この曲は、頻繁に映画やテレビで使用されており、映画では、以下のような例がある。

テレビの例。

この曲は、以下のテレビCMにも用いられた。

他の作品における使用[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Respect 2003 Page
  2. ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 143. ISBN 1-904994-10-5. 
  3. ^ a b デジタル大辞泉プラス『ギミー・サム・ラヴィン』 - コトバンク
  4. ^ VAULTS”. Endless Summer Quarterly. 2014年12月11日閲覧。
  5. ^ Busy Doin' Somethin': Uncovering Brian Wilson's Lost Bedroom Tapes”. Paste (2014年3月7日). 2014年12月11日閲覧。
  6. ^ ザ・スパイダース 風が泣いている/ザ・スパイダース・アルバムNo.4”. テイチクエンタテインメント. 2015年7月25日閲覧。
  7. ^ Jagernauth, Kevin (2013年8月28日). “Watch: New Clip From 'Rush' Plus Details On The Soundtrack Which Includes David Bowie, Thin Lizzy & Hans Zimmer”. IndieWire. 2013年9月22日閲覧。