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山部駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山部駅
駅舎(2022年6月)
やまべ
Yamabe
T31 布部 (5.8 km)
(8.0 km) 下金山 T33
地図
所在地 北海道富良野市字山部
北緯43度14分40.77秒 東経142度22分53.66秒 / 北緯43.2446583度 東経142.3815722度 / 43.2446583; 142.3815722座標: 北緯43度14分40.77秒 東経142度22分53.66秒 / 北緯43.2446583度 東経142.3815722度 / 43.2446583; 142.3815722
駅番号 T32
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線
キロ程 66.7 km(滝川起点)
電報略号 ヤマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
80人/日
-2014年-
開業年月日 1900年明治33年)12月2日[1]
廃止年月日 2024年令和6年)4月1日
備考 無人駅
路線廃止に伴う廃駅
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山部駅(やまべえき)は、北海道富良野市山部中町1にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線廃駅)である。駅番号T32電報略号ヤマ事務管理コードは▲110402[2]

かつては急行「狩勝」の停車駅で、2024年3月15日まで運行された同名の快速が停車していた[3]

歴史[編集]

1977年の山部駅と周囲約750m範囲。下が新得方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来[編集]

当駅の所在する地名より。地名は現在の山部川のアイヌ語名(松浦武四郎の旧図に「ヤマイ」、明治期の地図に「ヤマエ」と記載あり)からとされているが、原義は忘れられている[8]

原義については「(yam-pe)」(冷たい・水)、「アエ(yam-a-e)」(栗を・我ら・食べる)、「ペッ(yam-pet)」(冷たい・川)といった説が考えられている[8][9]

駅構造[編集]

廃止時点では相対式ホーム2面2線を持つ地上駅であった。跨線橋はなく構内踏切を使用していた[6]。2番線ホームには1911年に建造されたレンガ造りのランプ小屋が残されている[10]。(無人駅

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 根室本線 下り 東鹿越方面
2 上り 富良野滝川方面

利用状況[編集]

乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1968年(昭和43年) 211,190 (578.6) [11]
1973年(昭和48年) 161,141 (441.5)
1978年(昭和53年) 130,991 (358.9)
1983年(昭和58年) 125,525 (343.0) 1981年に石勝線開通
1988年(昭和63年) 85,085 (233.1)
1992年(平成04年) (157.0) [6] 1日平均乗降客数314人
2016年(平成28年) 42.6 [JR北 2] 同年度から東鹿越 - 新得間被災によりバス代行
2017年(平成29年) 38.8 [JR北 3]
2018年(平成30年) 33.6 [JR北 4]
2019年(令和元年) 31.6 [JR北 5]
2020年(令和02年) 24.8 [JR北 6]
2021年(令和03年) 20.0 [JR北 7]
2022年(令和04年) 15.2 [JR北 8]

駅周辺[編集]

山部の街並みがある。

1919年から1965年までは山部村、同年からは山部町が存在し、1966年5月1日に富良野市へ吸収合併された[12][13]
空知川東側一帯の山林が該当地。演習林全体を管理する山部事務所が設置されている。

地域開拓のきっかけは1898年設置の北海道大学[注釈 2]第八農場と1899年に国有林の払い下げを受けた東京帝国大学北海道演習林だったが、第二次世界大戦後の農地改革により、北大農場は1950年に解消され、東大演習林も付属農地を売却した。また、山部駅付近にはアスベスト(石綿)鉱山が点在し、野沢鉱山や山部石綿鉱山などが操業していたが、1970年代までに採掘は中止されている。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線
布部駅 (T31) - 山部駅 (T32) - 下金山駅 (T33)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現在も事業所は富良野市内で存続。出典:株式会社ノザワ公式サイト[1]
  2. ^ 設立当時の校名は「札幌農学校」。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、875頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、232頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 2024年3月改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月14日https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20231215_KO_kaisei.pdf2024年3月30日閲覧 
  4. ^ a b c d 富良野市 編『富良野市史』 3巻、富良野市、1994年、459-460頁。doi:10.11501/9490957https://doi.org/10.11501/94909572022年9月23日閲覧 
  5. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  6. ^ a b c 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、110頁。ISBN 4-09-395401-1 
  7. ^ 北海道旅客鉄道株式会社の鉄道事業の一部を廃止する届出及び本届出に係る公衆の利便の確保に関する意見の聴取について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省北海道運輸局、2023年3月31日。オリジナルの2023年3月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230331082840/https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/content/000293006.pdf2023年3月31日閲覧 
  8. ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日。ISBN 978-4-88323-114-0 
  9. ^ アイヌ語地名リスト モク P131-140” (PDF). アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月19日閲覧。
  10. ^ ふらビズム記事、「地域の歴史 富良野市山部」、2014年3月8日取材、2015年3月1日閲覧。
  11. ^ 富良野市 編『富良野市史』 3巻、富良野市、1994年、455頁。doi:10.11501/9490957https://doi.org/10.11501/94909572022年9月23日閲覧 
  12. ^ 富良野市公式サイト、「山部地区プロフィール」、2015年3月1日閲覧。
  13. ^ 富良野市公式サイト、山部地区年表(全ページ) (PDF)

JR北海道[編集]

  1. ^ 根室線(富良野・新得間)の鉄道事業廃止届の提出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年3月31日。オリジナルの2023年3月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230331082833/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/230331_KO_Nemuro_Line.pdf2023年3月31日閲覧 
  2. ^ 駅別乗車人員(2016)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道株式会社. p. 2 (2017年12月8日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
  3. ^ 根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年7月2日). 2018年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
  4. ^ 根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  5. ^ 根室線(富良野・新得間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]