喜び組

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喜び組
各種表記
ハングル 기쁨조
漢字 기쁨組
発音 キップンジョ
英語表記: Group for Pleasure
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喜び組(よろこびぐみ、: 기쁨조: Group for Pleasure[1])とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の指導者金正日や、彼の側近に対する奉仕の為に組織された集団である。

北朝鮮の喜び組は「満足組」・「幸福組」・「歌舞組」の三つに分かれ、 その中でも「満足組」は性的な奉仕をすることでいちばん可愛がられるという。

金正日の専属料理人であった藤本健二さんは、 「ある日、満足組の女性たちは踊りの途中、下着まで脱げ全裸になることを金正恩に命じられ、 当時その場に同席していた幹部らを彼女たちと躍らせた」と暴き出したほど、北朝鮮の性文化は乱れているというのが判明した。

また1999年9月、オーストラリアのある週刊誌によると、満足組はオーストラリアのウィーンでタンゴやワルツなどの洋舞を学び、踊るときは恥ずかしい部分が透けて丸見えな薄い服装のままだという。

特に2000年、喜び組出身のある脱北女性は、「満足組として選ばれた途端、金日成病院で性経験があるかどうか検査することになったけど女性のアソコを小さく固い棒で何度も刺され、本当に恥ずかしくて痛かったです」と告白。 彼女のこの証言により北朝鮮の喜び組の実態がバラされ、これは資本主義社会の害悪よりもさらに酷いということが明らかになった。

補足。金正恩の母親である高英姫(コ・ヨンヒ)氏も喜び組出身として有名だという。


<喜び組の資格と役割>

日本のメディアが報道した喜び組出身の女性とのインタビューによると 喜び組になるための資格と彼女たちの役割は次のとおりである。

1.身長は170センチ以上であること 金正恩には身長の高い女性を好む独特な女性観があるという。 それゆえ、喜び組の女性たちは全員、少なくとも170センチ以上ある。

2.ご褒美は役割次第 管理職やハウスキーパーは2千ドル、真の喜び組は4千ドル以上の金額を手に入れるという。 現金以外のプレゼントも貰えるという。

3.北朝鮮全域には「特閣」と呼ばれる金正恩専用の豪華別荘が30ヶ所あり、喜び組みは金正恩を喜ばせるため常時スタンバイする。

4.彼女たちの年齢は約14~25歳で、年間3~4回の入団テストを通じて選抜される。

5.健康診断は年間2回にかけて行われる。

6.先発メンバーはおよそ20ヶ月間ぐらい、集まって合宿しながら特訓することになり 英語、日本語や中国などの外国語を含め、性接待のやり方まで教わる。

上記以外にも喜び組の女性たちは、朝鮮人民部総参謀本部の軍人として扱われ、25歳まで働くことができる。途中で辞めると役所の下級管理になり、最後まで働きつつ一定の条件を満たすと、あとは役員や高級管理として勤めることができるという。


組織[編集]

実態は謎に包まれており、存在そのものが疑問視されてもいる。

存在すると主張する者によると、以下がその詳細概要である。

性的奉仕をする「満足組」、疲労回復の為のマッサージをする「幸福組」、ダンサー歌手などの「歌舞組」に分かれる。北朝鮮では金正日の身辺警護を行う朝鮮労働党5課に所属し、国内から選りすぐりの美女を集めて編成されていると言われている。

18歳から25歳までの美女が所属しているが、その実態ははっきりしない。9~10歳で労働党担当者にスカウトされ、数段階の選抜を通過した才色兼備の女性だけが「喜び組」となれると言われている。「満足組」に関しては選考の段階で処女であることが条件とされ、また、入団後の異性との交際には制限があると言われている。

歌舞組についてはワンジェサン軽音楽団との関連性も見られる。映像の編集、舞台セットなどがワンジェサン軽音楽団の舞踊ビデオと酷似した北朝鮮製のビデオCD、ビデオカセットやそれらのコピーが販売されている。ワンジェサン軽音楽団との最大の差異は、北朝鮮の倫理・常識からすると非常に露出度の高い衣装と、北朝鮮の歌謡曲や民謡ではなく西側歌謡曲やダンスミュージックの無断使用が多い事である。北朝鮮の音楽を使用している場合、殆どがワンジェサン軽音楽団による演奏である。また北朝鮮国外ではワンジェサン軽音楽団の舞踊ビデオCDやカセットが喜び組のものと同一視され販売されている例もある。

近年、北朝鮮からの脱北者の報告により、実態が知られつつある。

なお、日本国内では、主にメディアが「喜び組」の名称を多く用いたことからこの言葉が広まったが、2005年に放送されたytv系『たかじんのそこまで言って委員会』の中で、これは誤訳であり、また本来の語を直訳した場合には「喜ばせ組」となることが紹介されている。また、金正日の自称元・専属料理人の藤本健二も、著書の中でこれと同様の主張をしている。ただし、辞書の上では原語の「기쁨」は、形容詞기쁘다(喜ばしい、嬉しい)の名詞形であり、「喜び」「嬉しさ」などと訳しても特に問題はない。

李氏朝鮮時代の、妓生(主に官妓)に類似する組織とも言われるが、より性的奉仕者としての側面が強いともされる。

元中国人ダンサーの証言によると、金正日の健康状態悪化のため、喜び組はすでに解散し、存在していないという[2][3]

韓国メディアなどによると、金正恩は2011年6-7月ごろ、自分専属の100人近い喜び組を選出したという[4]。また金正日の作った喜び組は野暮ったくて肌に合わず、高級志向の「銀河水管弦楽団」を作り、「満足組」と「幸福組」はお役御免にしたともいう[5]

出典[編集]

  1. ^ Books: More revelations on Kim Jong Il TIME2003年7月23日
  2. ^ 北朝鮮「喜び組」解散 将軍様体調不良が原因? 東京スポーツ 2010年5月16日
  3. ^ 北の将軍様はもう"勃ち"あがれない? 「喜び組」解散報道 サイゾー 2010年5月20日
  4. ^ 金正日将軍サマに尽くしてきた喜び組2000人の運命 日刊ゲンダイ 2011年12月21日
  5. ^ 『「北朝鮮13の火柱 8 ハーレム「喜び組」再編成とベールに包まれる花嫁』 週刊新潮 2012年1月5・12日新年特大号

関連項目[編集]

文献[編集]

外部リンク[編集]