北野白梅町駅
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北野白梅町駅 | |
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![]() 新駅舎(2020年3月21日撮影) | |
きたのはくばいちょう Kitano-Hakubaichō | |
(0.7 km) 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前 B8► | |
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所在地 | 京都市北区北野下白梅町 |
駅番号 | ●B9 |
所属事業者 | 京福電気鉄道 |
所属路線 | ■北野線 |
キロ程 | 0.0 km(北野白梅町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
3,518人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1943年(昭和18年)10月1日 |
北野白梅町駅(きたのはくばいちょうえき)は、京都府京都市北区下白梅町にある、京福電気鉄道(嵐電)北野線の駅である。駅ナンバリングはB9。
歴史[編集]
1925年(大正14年)の北野線の開業時には設置されていなかったが、1943年(昭和18年)の京都市電西大路線の全通に際して、京都市電との接続駅として開業した[1]。開業時の駅設備は路面電車停留場のような簡素な造りであった[1]。
開業時の駅名は白梅町駅(はくばいちょうえき)であったが、当駅 - 北野間が1958年(昭和33年)7月に休止ののち同年9月15日に廃止されたのち、北野駅と白梅町駅の両駅名を合わせる形で現駅名に改称され、その翌月に旧駅舎が設置された[1]。「北野」は当駅のある地域を示す地域名であり、「白梅町」は当駅のある町の名前である[2]。
雑誌「鉄道ファン」連載「電車をたずねて」の嵐電の記事によると、北野線の路面区間上(北野白梅町交差点の東側)に白梅町電停があったが、京都市電の延伸に際し障害となるため、交差点西側の現在地(専用軌道上)に移設された。つまり北野線自体も廃止区間以上に若干短縮されていることになる。
沿革[編集]
- 1925年(大正14年)11月3日 - 京都電燈が経営する嵐山電鉄北野線の北野 - 高雄口(現在の宇多野)間が開業[1]。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 白梅町駅として開業[1]。
- 1958年(昭和33年)
- 2019年(令和元年)11月 - バス停留所(バス停)との一体化やバリアフリー化を目的とした駅舎改築工事が開始、旧駅舎の撤去が始まる[3]。
- 2020年(令和2年)3月20日 - バリアフリー化及び併設されたバス停に京都市営バス(市バス)が発着を開始する[4][3]。
- 2021年(令和3年)3月下旬 - 新駅舎の供用開始〈予定〉[4]。リニューアル事業が完了〈予定〉[4]。
駅構造[編集]
改良工事に伴い、旧2番線降車ホームと旧乗車ホームを活用した2面1線の駅となった。
- 旧1番線降車ホームの位置にはバス停が設置され、ホームからは階段またはスロープにて行き来できる。
- 乗車ホーム西端(帷子ノ辻方向)にバリアフリー対応の公衆トイレが設置され、京都市との協定により「観光トイレ」として位置づけられている。
- 三方(北・南・東)を道路に囲まれているため、当駅へは必ず信号つきの横断歩道を渡る必要がある。
旧駅舎時代[編集]
頭端式3面2線ホームで、ホーム全体がドーム状の屋根で覆われていた。乗車は中央のホームから行い、多客時などを中心に駅員配置時は降車扱いは両端のホームで行うことが多かった。トイレは1番線側の降車ホームの端に設置されていた。
1 | ■北野線 | 帷子ノ辻・嵐山方面 |
2 | ■北野線 | 帷子ノ辻・嵐山方面 |
通常は1番線のみ使用。駅員配置駅だが18時までの時間帯限定となっているため、降車時の運賃支払いは、駅員配置時間帯は改札口で、それ以外は運転士が車内で実施していた。
駅周辺[編集]
駅前は京都市内の幹線道路である西大路通と今出川通が交わる「北野白梅町」交差点に面し、交通量も多い。
路線バス[編集]
北野白梅町バス停
- 京都市交通局(市バス)・西日本ジェイアールバス高雄・京北線[5]
- Aのりば(今出川通東行西側)
- Bのりば(今出川通東行東側)
- Cのりば(今出川通西行東側)
- 10号系統:宇多野・山越 行き
- Dのりば(西大路通南行)
- Eのりば(西大路通北行南側)
- Fのりば(当駅北側に隣接、今出川通西行)
- 102号系統(洛バス):金閣寺・大徳寺・北大路バスターミナル 行き
- Gのりば(西大路通北行北側;旧Fのりば)
- 15号・50号・52号・55号系統:わら天神 立命館大学前 行き
- 51号系統:小松原 立命館大学前 行き
- 101号系統(洛バス):金閣寺・大徳寺・北大路バスターミナル 行き
- 快速立命館(快速202号・快速205号系統):【快速】立命館大学前 行き
- 204号系統:金閣寺・北大路バスターミナル・高野 方面
- 205号系統:金閣寺・北大路バスターミナル ・下鴨神社 方面
- MN205号系統:金閣寺・烏丸北大路 行き
隣の駅[編集]
- 京福電気鉄道
- ■北野線
- 北野白梅町駅 (B9) - 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅 (B8)
- 括弧内は駅番号を示す。
かつて存在した路線[編集]
- 京福電気鉄道
- 北野線
- 北野駅 - 白梅町駅
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、8-9頁。
- ^ 山谷和弥『京の路面電車 駅名ものがたり』カギコウ、1991年、181頁。
- ^ a b “〜駅とバス停を一体化し、交通ネットワークを強化〜 2020年3月、嵐電「北野白梅町駅」をリニューアルします” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 京福電気鉄道/京阪ホールディングス, (2019年11月8日), オリジナルの2020年1月4日時点におけるアーカイブ。 2020年7月29日閲覧。
- ^ a b c “嵐電北野白梅町駅 2021年春に駅舎新設” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 京福電気鉄道, (2020年12月9日), オリジナルの2020年12月9日時点におけるアーカイブ。 2020年12月9日閲覧。
- ^ 北野白梅町に停車する系統 - 京都市情報館 交通局
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 北野白梅町 - 「嵐電」(京福電気鉄道)
- 北野白梅町停留所 - 京都市情報館 交通局
- 京都市内〔高雄・京北線〕(西日本ジェイアールバス) - 当該停留所単独の時刻表掲載無し《全線時刻表のみ》
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