北神急行電鉄北神線
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谷上駅停車中の7000系電車(5連時代) | |||
| 基本情報 | |||
| 国 |
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| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区・北区 | ||
| 起点 | 新神戸駅 | ||
| 終点 | 谷上駅 | ||
| 駅数 | 2駅 | ||
| 路線記号 | S | ||
| 開業 | 1988年4月2日 | ||
| 所有者 | 神戸高速鉄道(第3種鉄道事業者) | ||
| 運営者 | 北神急行電鉄(第2種鉄道事業者) | ||
| 車両基地 | 谷上車両基地 | ||
| 使用車両 | 車両の節を参照 | ||
| 路線諸元 | |||
| 路線距離 | 7.5 km | ||
| 軌間 | 1,435 mm (標準軌) | ||
| 線路数 | 複線 | ||
| 電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 | ||
| 閉塞方式 | 車内信号閉塞式 | ||
| 保安装置 | CS-ATC、ATO | ||
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| 停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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北神線(ほくしんせん)は、兵庫県神戸市中央区の新神戸駅から北区の谷上駅までを結ぶ北神急行電鉄の鉄道路線である。
概要[編集]
神戸電鉄有馬線から神戸市中心部への短絡ルートとして建設された。谷上駅付近を除く全線が六甲山地を貫く全長7,276m[1]の「北神トンネル」となっている。このトンネルは1997年に北越急行ほくほく線が開業するまでは日本の私鉄最長の山岳トンネルだった。トンネルの建設に際しては自治体は出資せず、阪急電鉄と日本鉄道建設公団の折半によって行われた。なお、北神トンネルとほぼ並行して新神戸トンネル有料道路が神戸市によって建設されている(1976年5月15日開通、2012年に神戸市道路公社から阪神高速道路に移管され阪神高速32号新神戸トンネルとなった)。
北神線を計画するにあたり、当時建設計画中で、当初計画では、現在でも市営バス路線にて混雑状態にある青谷・王子動物園方面への延伸の可能性をも考慮して山陽新幹線新神戸駅とほぼ並行する形で建設する予定だった神戸市営地下鉄山手線新神戸駅(当時は仮称布引駅)の位置を変更した。また、山陽新幹線新神戸駅の直下を掘ることになり、国鉄から「構造計算上、新幹線新神戸駅を2mm以上沈下させてはいけない」という厳しい条件を課せられた工事でもあった[2]。
急勾配・短距離の路線であるため、車両の電気ブレーキが利かなくなる(回生失効)ことをなくす必要があり、車両の電気ブレーキで発電された回生電力を駅照明・駅務機器に利用できるようなシステムが当初より採用されている[3]。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災では大きな被害はなく、翌18日には運行を再開し、この時点でまだ不通だった他の鉄道路線などに代わり、大阪その他日本各地から神戸市都心部へ直結する唯一の交通機関としての機能を果たした(ただし後述の通り、やむを得ないとはいえ運賃の割高さがネックとなり利用したくても利用できない被災者がいると言われた[要出典])。
しかしながら短い距離の割に運賃が非常に高いことから輸送量が伸び悩み、建設費(先述の日本鉄道建設公団のP線方式による)の金利負担が重くなって経営が苦しくなり、2002年4月1日に鉄道施設を神戸高速鉄道に譲渡し、神戸高速鉄道が第三種鉄道事業者、北神急行電鉄が第二種鉄道事業者に変更された。営業や運行は引き続き北神急行電鉄により行われており、2010年には神戸高速鉄道の他線も同様の形態となった。なお、神戸高速鉄道が20年間北神線の鉄道施設を保有した後、残資産及び残債務はすべて阪急電鉄が引き継ぐことになっている[4]。
また2018年12月27日には、神戸市北区における郊外開発や地域振興、人口増加を図ることを目的に、北神急行電鉄の事業を神戸市交通局が譲り受け、北神線を市営化して相互直通運転を行っている神戸市営地下鉄西神・山手線の一部にすることで運賃を値下げしたい意向が神戸市にあると報じられており[5][6]、神戸市の久元喜造市長と阪急電鉄の杉山健博社長が会見した上で北神急行電鉄の事業譲渡について協議を開始すると発表した[7]。
路線データ[編集]
- 管轄(事業種別):北神急行電鉄(第二種鉄道事業者)・神戸高速鉄道(第三種鉄道事業者)
- 路線距離(営業キロ):7.5km
- 軌間:1435mm
- 駅数:2駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:車内信号方式
- 保安装置:CS-ATC・ATO
運行形態[編集]
神戸市営地下鉄西神・山手線と相互直通運転を行い、一体的に運行されている。北神線のみの運転はない[8]。北神線からの列車はほとんど地下鉄終点の西神中央駅まで直通しているが一部は名谷駅までの運転となる。
- 新神戸 - 谷上間
- 平日:朝7 - 9分間隔、昼15分間隔、夕方6 - 12分間隔。
- 土曜・休日:朝12分間隔、昼15分間隔、夕方15分間隔。
北神線ではワンマン運転を行っている(市営地下鉄西神・山手線内では車掌が乗務する)。
女性専用車両[編集]
2002年(平成14年)12月16日より、相互乗り入れ先の神戸市営地下鉄西神・山手線の区間も含め、谷上方から3両目(4号車)は毎日終日女性専用車両に設定されている。毎日終日設定は神戸市営地下鉄も含め日本初の事例である。
| 女性専用車両 | ||||||
← 谷上 新神戸 →
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車両[編集]
自社車両[編集]
- 7000系・7000-A系:1988年就役
乗り入れ車両[編集]
車両基地[編集]
歴史[編集]
- 1988年(昭和63年)4月2日 新神戸 - 谷上間が開業。神戸市営地下鉄と相互直通運転開始。
- 2002年(平成14年)
- 2006年(平成18年)10月1日 PiTaPa・ICOCAの利用が可能に。
- 2011年(平成23年)3月1日 駅構内の喫煙コーナーを廃止し、駅構内を全面禁煙化。
駅一覧[編集]
| 駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|
| S01 | 谷上駅 | 0.0 | 神戸電鉄: |
北区 |
| S02 | 新神戸駅 | 7.5 | 神戸市営地下鉄: 西日本旅客鉄道: 神戸リゾートサービス:神戸布引ロープウェイ(ハーブ園山麓駅) |
中央区 |
脚注[編集]
- ^ 北神急行電鉄 安全報告書2012 北神急行電鉄の鉄道施設の概要 (PDF) より
- ^ 阪急鉄道同好会報より。
- ^ 一般的な電力回生ブレーキの場合、同一変電所区間内の別の電車が電力を消費しなければ、電気ブレーキで発生した電力を使うことができず、結果、電気ブレーキが利かなくなる。新神戸方面行きはブレーキをほぼ常用する線路条件であり、早朝深夜等に列車本数が少ない場合に電気ブレーキが失効すると空気ブレーキのみに頼ることになり、安全性・車両メンテナンスに問題があるため。
- ^ 神戸市平成17年度財政援助団体等監査報告 (PDF) より
- ^ 北神急行、神戸市営化で値下げ 阪急と譲渡協議へ - 神戸新聞、2018年12月27日
- ^ 北神急行、神戸市営に 運賃値下げで北部再生 阪急と協議 - 日本経済新聞、2018年12月27日
- ^ 神戸市:北神急行線に関する阪急電鉄株式会社と神戸市の協議開始 - 神戸市、2018年12月27日
- ^ しかし新神戸駅には谷上駅方面に折り返し可能な渡り線が設置されている。