中村未来 (シンガーソングライター)

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中村なかむら 未来みく
別名 micoon
生誕 (1989-09-13) 1989年9月13日(34歳)
出身地 日本の旗 日本兵庫県姫路市
ジャンル ロック[1]
職業
担当楽器
レーベル ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
事務所 SML Management
共同作業者
公式サイト Cö shu Nie Official Site
著名使用楽器

中村 未来(なかむら みく、1989年9月13日 - )は日本のシンガーソングライターギタリストピアニストマニピュレーター音楽プロデューサー。ロックバンドCö shu Nieのメンバー。ソロ活動での名義はmicoon(ミクーン)。

来歴[編集]

3歳から11歳までクラシックピアノを習う[2]。中学2年生の時に青いストラトキャスターを購入、中学3年生でバンドを結成[3]。16歳から曲作りを始める[4]。その後、ロックバンド「群青11%FEEL(ぐんじょう じゅういちパーセントフィール)」を結成[5]ギターボーカルを担当[6]

2011年、ロックバンド「Cö shu Nie」を結成[7]。ボーカル・ギター・キーボードマニピュレーターを担当。

2016年、中野大輔(ジラフポット)とユニット「seeSea」を結成[8]

2018年、Cö shu Nieがソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズよりメジャー・デビュー[9]

人物[編集]

ピアノは11歳まで続けていたが、家庭の事情により辞めた[2]。その後、楽器屋の前を通ったときに青いストラトキャスターを見つけ「あれを弾いてみたい」と思い購入[3]。当時はアンプのことも知らず、家で弾いてみたら三味線みたいな音だったため「何この音?」と思い、しばらく弾かなかった[3]。中学3年生でバンドを結成した頃からロックを聴き始めた。高校時代には東京事変コピーバンドをやっており、リードギターとボーカルを担当していた[10]

ソロ名義『micoon』の由来は「Miku」と「Cocoon()」の造語で「音楽にはずっと包まれている安心感と愛を感じるので、聴く人にも同じように感じてもらえたら」「すごく前向きな意味で、まだまだ未完成だと思っていて、今をすべて出し切っても、まだまだ先がある気がするので、そういう意味での繭でもある」ことを意味する[3]

中嶋イッキュウ(tricotジェニーハイ)とは同じ専門学校の同級生[2]。中嶋によると、この頃から中村は才能が突出していたという[2]。中嶋のソロプロジェクト、SUSU by Ikkyu Nakajimaでは「Dive with micoon (Cö shu Nie)」に楽曲提供(『火曜曲-The Tuesday Songs-』収録)。

好きな食べ物は、プリンピーマンの肉詰め[3]

影響[編集]

先述の東京事変の他、Robert GlasperThundercatといった生楽器の演奏者、Flying Lotusのようなジャズファンクからの影響をインタビュー等で公言している[10]。その他にも、FKA TwigsArca英語版ディズニー音楽からも影響を受けている[3][10]

その中でもBjörkからの影響は大きく、高校生の時に『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観て、環境音から音楽になることに衝撃を受けた(特に「I've Seen It All」)[2]。初めて買ったCDは、この映画のサウンドトラックセルマソングス〜ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク[2]

ディスコグラフィ[編集]

micoon[編集]

EP
# 発売日 タイトル 規格 規格品番 収録楽曲 備考
1st 2017年7月17日 FORK CD - 特製フォーク付
売切中

ゲスト参加 / 楽曲提供[編集]

発売日 アーティスト タイトル 収録作品 規格品番 備考
2018年12月25日 SUSU by Ikkyu Nakajima Dive with micoon (Cö shu Nie) 火曜曲-The Tuesday Songs- なし(バッヂ型オーディオプレイヤー「PLAY BUTTON」にて発売) 楽曲提供
2019年10月4日 Slushii Calling Out to You (feat. Miku Nakamura) [Co shu Nie] Calling Out to You 配信限定 ゲストヴォーカル
2020年1月22日 TK from 凛として時雨 katharsis (with 中村未来 from Co shu Nie / Live from Bi-Phase Brain “L side”) 蝶の飛ぶ水槽 AICL-3801/2(期間生産限定盤B) ゲストヴォーカルとして参加した「katharsis」のライブ音源
2020年4月15日 TK from 凛として時雨 彩脳 -Sui Side- 彩脳 AICL-3886/7 ピアノ演奏
AICL-3888
2023年3月15日 セイジ・スカイフォール(CV:小林裕介) FACTS ERROR HELIOS Rising Heroes「FACTS ERROR」(Game Size) 配信限定 作曲・編曲

使用機材[編集]

出典:[11]

エフェクター[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ Cö shu Nie - プロフィール”. CDJournal. 株式会社シーディージャーナル. 2021年7月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f (日本語) 【中嶋イッキュウ】Cö shu Nie 中村未来との音楽対談/『SAKURA BURST』制作秘話/ Cö shu Nieとtricotのライブでのこだわり【J-WAVE・WOW MUSIC】, https://www.youtube.com/watch?v=KFU9usoD4eY 2022年1月21日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f Cö shu Nie 強烈にして孤高の存在感を放つその実像とは。新SG「bullet」インタビューで迫る | スペシャル | Fanplus Music”. music.fanplus.co.jp. 2022年1月21日閲覧。
  4. ^ Cö shu Nieインタビュー|信頼して音楽を伝える ニューノーマル時代のバンドの形 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2022年1月21日閲覧。
  5. ^ 群青11%FEEL | Listen and Stream Free Music, Albums, New Releases, Photos, Videos”. Myspace. 2022年1月21日閲覧。
  6. ^ 群青11%FEEL”. mixi. 2022年1月21日閲覧。
  7. ^ Co shu Nie - SOUND POOL”. soundpool.under.jp. 2022年1月21日閲覧。
  8. ^ 中野大輔&中村未来 - SoundCloud
  9. ^ Cö shu Nieがタワーレコード限定盤「OVERLAP」をリリース決定!”. うたまっぷNEWS (2018年4月19日). 2022年1月21日閲覧。
  10. ^ a b c 純粋がゆえのオルタナティブ。Cö shu Nieが切り開く新たなポップ”. ミーティア(MEETIA) (2019年12月17日). 2022年1月21日閲覧。
  11. ^ rittor_snrec (1621332000). “Cö shu Nie インタビュー 〜アニメ『呪術廻戦』の第2クール・エンディング・テーマ「give it back」と「miracle」のサウンド・メイクを紐解く”. サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア. 2022年1月21日閲覧。

外部リンク[編集]