世界ラジオスポーツチーム選手権

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WRTC2002表彰式

世界ラジオスポーツチーム選手権(World Radiosport Team Championship, WRTC)は、アマチュア無線コンテストである[1]。WRTCでは、招待を受けた世界中の有力競技者が世界の一箇所に集い、 同様のアンテナとオペレーティング条件のアマチュア無線局を使用して、互いに競い合う。 いずれのWRTCも、国際的に認められた競技者からなる常任委員会と、開催地のホスト組織、ボランティア、有志の寄付などにより運営される。 WRTCは4年に一度開催され、次回は2018年7月、開催地はドイツに決定している。

歴史[編集]

WRTC以前にも、コンテストでは CQ World Wide DX Contest や IARU HF Championship といった全世界を対象とした著名なコンテストは存在した。しかしながら、競技結果はロケーションやアンテナに大きく影響されるため、競技者の腕を比べるという意味では問題があった。そこで、80年代末よりDanny Eskenazi(K7SS)等の発案により、コンテスト競技者が一地域に集い、純粋に腕を競い合う大会が準備された。折りしも、テッド・ターナーグッドウィルゲームズが開催されることもあり、WRTCはその文化交流事業の後援を受け、1990年7月、シアトルで初のWRTCが開催された[2][3]

ルール[編集]

WRTC2014のアンテナタワーとテント

各チームごと二人ずつの参加者で、7月第二週の週末に行われる IARU HF Championship に参加し、24時間に得られる得点を競う。無線局、レフリー、コールサインは、事前にくじ引きを行い、割り当てられたものを使用する。各チームは、無線機、ヘッドホン、マイク、キーボード、ロギングソフトウェアを用意することが認められるが、アンテナ、テント、発電機は事前にボランティアが用意したものを用いる。ルールに従った運用がなされているかは、各テントごとに配置されたレフリーがチェックする。

記録[編集]

WRTC 1990[編集]

WRTC 1996[編集]

WRTC 2000[編集]

  • 開催地: スロベニア
  • 優勝: Jeff Steinman(N5TJ)(KRØYとして有名) / Dan Street(K1TO) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  • 準優勝: Igor Booklan(RA3AUU) / Andrei Karpov(RV1AW) ロシアの旗 ロシア
  • 第三位: Doug Grant(K1DG) / John Dorr(K1AR) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  • 日本を含む26カ国から53チームが参加
  • はじめて同一のアンテナが用意される

WRTC 2002[編集]

WRTC 2006[編集]

WRTC 2010[編集]

  • 開催地: ロシアモスクワ
  • 優勝: Vladimir Aksenov(RW1AC) / Alexey Mikhailov(RA1AIP) ロシアの旗 ロシア
  • 準優勝: Tõnno Vähk(ES5TV) / Toivo Hallikivi(ES2RR)  エストニア
  • 第三位: Dan Craig(N6MJ) / Chris Hurlbut(KL9A) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  • 参加チームは48、日本からは1チーム参加
  • はじめてフィールドデー・スタイルが導入される

WRTC 2014[編集]

WRTC 2018[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Official Web Site of WRTC History 2016年8月29日閲覧。
  2. ^ John Crovelli(W2GD), The World RadioSport Team Championship 2016年8月29日閲覧。
  3. ^ The ARRL Letter 2016年8月29日閲覧。
  4. ^ The UNOFFICIAL WRTC2002 Song book 2016年8月29日閲覧。
  5. ^ Chase Online Certificates 2016年8月29日閲覧。