ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ

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Royal Holloway, University of London
モットー Esse quam videri
モットー (英語) To be, rather than to seem (to be)
種別 王立
設立年 1985 – merger of Bedford College and Royal Holloway College
1900 – became a constituent college of the University of London
1879 – Royal Holloway College
1849 – Bedford College
資金 £227 million[1]
総長 HRH アン王女 (ロンドン大学)
学務長 Professor Paul Layzell [2]
学生総数 11,530 (2019/20)
学部生 8,530 (2019/20)
大学院生 3,005 (2019/20)
所在地 England
サリーエガム
キャンパス 郊外
スクールカラー
                    
ロンドン大学, ACU, AMBA
公式サイト www.royalholloway.ac.uk
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ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ(Royal Holloway, University of London、RHUL)は、ロンドン大学カレッジ。キャンパスはロンドン近郊のサリー州エガム(Egham)にある。1879年に起業家であり慈善活動家のトーマス・ホロウェイによって創立され、1886年にヴィクトリア女王によって正式に開学された。大学名が「Royal」を冠しているのはそのためである。1900年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクスと共にロンドン大学のカレッジに加盟した。

ロイヤルホロウェイは小規模のカレッジではあるが、世界130カ国から約11,700人以上の学生が集まり学んでいる[3]。美しい校舎と学際教育が特徴。

多くの英国貴族が卒業している。またロンドン大学グループ内で最もスポーツが盛んな学校と言われている。

ダン・ブラウン著作の大ベストセラーダ・ヴィンチ・コードの登場人物フランス司法警察暗号解読官ソフィー・ヌヴーの母校でもある。

沿革[編集]

ロイヤルホロウェイは1879年に、軟膏などの薬を発明し成功したトマス・ホロウェイ(Thomas Holloway)によって創設された。当初は彼の妻の意向により、女性への高等教育を促すという理念の下、女学校として開設されたが、後に男女共学となった。

メインキャンパスであるFounder's Buildingは1881年に建築され、フランスにあるChâteau de Chambordという城をモデルにして作られた。大変美しいこの建物はロイヤルホロウェイの魅力の一つである。またFounder’s Buildingはアベンジャーズファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅など多くの映画のロケ地に採用されている。[4]2017年に英国で最も美しい大学に選ばれた。[5]

1900年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクスと共にロンドン大学のカレッジに加盟した。

2008年にロンドン大学のカレッジセントジョージ医科大学との合併が発表されたが、2009年、中止が発表された。[6][7]

2017年、アン王女により新しい図書館が開かれた。[8]

学部[編集]

The Main Gate.

人文・社会科学学部[編集]

  • クラシック
  • ドラマ・演劇
  • 英語
  • ヨーロッパ研究
  • 歴史
  • メディア
  • 近代言語、言語、文化
  • 音楽
  • 哲学
  • 政治・国際関係
  • 社会福祉

経営・経済・法学部[編集]

  • 経営
  • 経済
  • 法律

理学部[編集]

  • 生物
  • コンピュータ
  • 地政
  • 地理
  • セキュリティ・グループ
  • 数学
  • 物理
  • 心理

評価[編集]

総合的な評価として、2022年度版のTHE世界大学ランキングにて301–350位[9]QS世界大学ランキングで308位[10]と評価されている。

分野別の評価として 2016年版のTHE世界ランキングにて人文科学で世界59位、物理科学で81位、自然科学で89位、QS世界大学ランキングにて舞台芸術で世界14位と評価されている。

交換留学協定校[編集]

関係者[編集]

大学関係者一覧[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]