ライオン・キング2 シンバズ・プライド

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ライオン・キング2 シンバズ・プライド
The Lion King ⅱ:Simba's Pride
監督 ロジャー・アレーズ
ロブ・ミンコフ
脚本 ジョナサン・ロバーツ
アイリーン・メッキ
リンダ・ウールヴァートン
製作 ドン・ハーン
製作総指揮 トム・シュマッカー
サラ・マッカーサー
音楽 ハンス・ジマー
主題歌 エルトン・ジョン
編集 アイヴァン・ビランシオ
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ディズニートゥーン・スタジオ
配給 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1998年8月27日
日本の旗 1999年8月26日
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $45,000,000[1]
興行収入 $951,583,777[1]
配給収入 19億6000万円[2] 日本の旗
前作 ライオン・キング
次作 ライオン・キング3 ハクナ・マタタ
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ライオン・ガードライオン・キング2 シンバズ・プライド』は、ディズニーによる『ライオン・キング』の続編として制作されたビデオ作品である。全米では、1998年の制作作品。日本のセルビデオ版は1999年8月26日に発売。

概要[編集]

父親と娘の関係という部分では前作と同様にジャングル大帝と被ってしまう部分があるものの、シンバの父娘関係はゴライアスとアンジェラの関係をモデルにしたものであるため前作で和解が成立したこともあり前作のように盗作騒動で騒がれることはなかった。作中でキアラは父親のシンバに止められているにもかかわらずコブと友達として何度か密会を重ねていた。本作では若いライオンの雌雄が密会を重ねるというものになっている。これは本作がロミオとジュリエットもモチーフにしているからである[要出典](敵対している家族の娘と息子が互いに惹かれていくという内容のため)。

日本でのセルビデオ出荷本数は110万本[3]

ストーリー[編集]

プライド・ランドの王となったシンバと妻との間に誕生したキアラは、かつて策略を用いてプライド・ランドを支配した悪のライオン スカーの息子コブと仲良くなる。しかし、それは、追放されたスカー派のライオンたちによるプライド・ランド乗っ取りの企みだった。

キャラクター[編集]

※以下の紹介には、テレビ版での設定も含む。

主要人物[編集]

キアラ
シンバとナラの間に生まれた娘(家系図では、ムファサとサラビとサラフィナの孫娘で、スカーの姪孫、アハディとウルのひ孫にもあたる)。
当初、ティモンたちは坊やだと勘違いしており、女の子だと知った途端、失神した。
おてんばで活発、好奇心旺盛であり、父親のシンバをハラハラさせる。母親のナラは比較的冷静にかつ寛大に見守っている。
ある日、アウトランドでコブというオスライオンに会い、友達になる。しかし、プライド・ランドのライオンと、アウトランドのライオンは犬猿の仲だったため引き離された。大人になってから再会し、コブと恋に落ち、共にライオン同士の争いを止めさせるべく尽力する。
なお、この話では、キアラの兄弟は登場しなかった。前作はコパ(Kopa)という第一子の兄が誕生していたが、今作の映画では登場しない(絵本で登場)。子供向けチャンネルディズニージュニアのアニメ「ライオン・ガード」で、カイオン(Kion)という第三子の弟が登場する。
コブ
ジラの息子(第三子の次男)[4]。シンバがプライド・ランドに帰ってくる直前に誕生した。
父親はスカーではないが、スカーに実子がいなかったため[5]、跡取りに指名された。スカーが死んだ後、一族と共にアウトランドへ追放される。
幼少時は子供らしい側面も見せていたが、母親のジラによって、シンバを憎むように教育されて育つ。自分に興味を持ったキアラを利用して父親であるシンバに近づき殺害しようとしていたが、キアラと交流を重ねる内に復讐に疑問を感じるようになる。
ジラの死後、プライド・ランドに帰ってキアラと結婚し、キアラの新たな夫になった。

敵(コブの親族)[編集]

ジラ
アウトランドのメスライオンのリーダー。コブ、ヌカ、ビタニの母親。スカーの妻でありながらシンバの義理の叔母、キアラの義理の大叔母にあたる[6]。本作のディズニー・ヴィランズ
スカーが生きていた頃はプライド・ランドのメスライオンの頂点に君臨していたが、死亡後、一族でアウトランドへ追いやられたため、シンバを深く憎む。コブをスカーの跡取りとして育て、プライド・ランドへ舞い戻るのを夢見ている。
復讐と憎しみにかられ、邪魔をするならば実子といえども容赦しないが、ヌカが死んだ際には、母親らしい一面も垣間見えた。
ヌカが死んだのはコブのせいだとし、コブの顔を殴って、スカーと同じ左目に傷を付けた張本人。
その後、義理の甥であるシンバと対戦するが、キアラに動きを止めようとされている。その2頭で崖に転落し、濁流に落ちそうになった。シンバの娘であるキアラの助けを払いのけ、叫びながら濁流に転落し溺死した。
ヌカ
ジラの息子(第一子の長男)[7]。たてがみが縮れており、やや貧相なライオン。
年下の上、実の息子でもないのに、スカーの跡取りとして育てられているコブを快く思っていない。
間抜けなところはあるが、母親を愛し、良いところを見せようと頑張る。しかし、シンバを捕らえようとするも、失敗。足を滑らせた上に丸太が頭部を直撃し、死亡した。遺体は濁流に流されている。
ビタニ
ジラの娘(第二子の長女)[8]。コブやキアラとは同年齢[9]
兄や弟と同様に、シンバへの復讐心をジラによって植え付けられており、母の右腕となって、シンバを狙う。
ヌカと違いしっかり者であり、罠や偵察を積極的に行い、ナラとも互角に渡り合う。しかし最後には、キアラの言葉に心を揺さぶられ他のメスライオンと共にシンバに降伏した。

前作の主要人物・仲間・その他[編集]

シンバ
ムファサとサラビの息子。キアラの父親であり、前作の主人公。幼少期にプライド・ランドを逃げ出すが、成長してから帰還。スカーと対決し、勝利した後、王となった。
幼なじみのナラと結婚し、キアラを授かる。心配性で過保護な父親。
また、独身の頃の一人称は「僕」と「俺」だが、キアラの誕生後の一人称は「私」になった。声も成長しているが、年寄りではない。
ナラ
サラフィナの娘。キアラの母親で、シンバの幼なじみにして妻。冷静かつ慎み深い王妃として、シンバを支え、キアラとコブの恋を優しく見守る。
ラフィキ
プライド・ランドのご意見番であるまじない師のヒヒ。折りにつけ、亡き王ムファサの霊と対話して助言を仰いでいる。
ティモン・プンバァ
シンバの友人であるミーアキャットとイボイノシシ。キアラのお目付役をシンバから頼まれているが、見つからないように尾行しているはずがすぐに発見されてしまったり、しょっちゅう見失ったり、任務をサボってケンカしたりと、ドジも多い。
ザズー
かつて、シンバの教育係をしていたサイチョウ。今作はかつてムファサにしていたように、シンバの執事を務めている。おしゃべりな性格は健在。

故人キャラクター(シンバの夢の中で登場)[編集]

ムファサ
アハディとウルの長男であるアフリカライオン
シンバの父親でキアラの祖父。シンバが子どもの頃、スカーによって命を奪われた。空の星となり、シンバを見守っている。
スカー
アハディとウルの次男であるバーバリライオン
ムファサの実弟で、シンバの叔父でありキアラの大叔父。過去、自らが王となるべくムファサを殺し、シンバをプライド・ランドから追いやった。一度は王国を乗っ取ることに成功し、コブを跡取りとして育てるも、戻ってきたシンバとの戦いに敗れ、ハイエナたちに殺される。
シンバの夢の中ではシルエットの姿で大笑いし、甥であるシンバはヌーの暴走で崖をあがくムファサを助けるが、シンバの足を握り締めて、ムファサを突き落とす。その後、シルエットの姿であるスカーはコブの姿に変化し、シンバを突き落として殺害する。

挿入歌[編集]

  • "He lives in you" (ヒー・リブズ・イン・ユー)
  • "We are one" (私たちはひとつ)
  • "My lullaby" (ララバイ)
  • "Upendi" (ユペンディ)
  • "Not one of us" (よそ者)
  • "Love will find a way" (愛の導き)

スペシャル・エディション[編集]

  • 前作と同じく、スペシャル・エディションが2004年7月に発売された。

キャスト[編集]

キャラクター 原語版 吹き替え版
キアラ 台詞:ネーブ・キャンベル
歌:リズ・キャラウェイ
台詞:佐藤藍子
歌:坂口阿紀
シンバ 台詞:マシュー・ブロデリック
歌:カム・クラーク
台詞:宮本充
歌:井上肇
子供時代のキアラ 台詞:ミシェル・ホーン
歌:チャリティ・サノイ
高野朱華
子供時代のコブ ライアン・オドノヒュー 北尾亘
コブ ジェイソン・マースデン 山本耕史
ジラ スザンヌ・プレシェット 中村晃子
ヌカ アンディ・ディック 真地勇志
ナラ モイラ・ケリー 華村りこ
ティモン ネイサン・レイン 三ツ矢雄二
プンバァ アーニー・サベラ 小林アトム
ラフィキ ロバート・ギローム 台詞:槐柳二
歌:光井章夫
子供時代のビタニ レイシー・チャバート 清水理沙
ビタニ ジェニファー・リエン 浅野まゆみ
ムファサ ジェームズ・アール・ジョーンズ 大和田伸也
ザズー エドワード・ヒバート 梅津秀行
スカー ジム・カミングス 仲野裕

トリビア[編集]

小説[編集]

  • ライオン・キング2―SIMBA’S PRIDE (ディズニーアニメ小説版) - 2000年1月 ISBN 4037912805

同じスタッフとキャラクターのアニメーション[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b The Lion King (1994)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年5月1日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)534頁
  3. ^ 日経BP社技術研究部 『進化するアニメ・ビジネス―世界に羽ばたく日本のアニメとキャラクター』日経BP社、2000年、42頁。ISBN 4822225542
  4. ^ 3きょうだいの末っ子であり、ヌカとビタニの弟(養子関係として異父弟)。
  5. ^ ライオン・キング2―SIMBA’S PRIDE 87頁より。
  6. ^ 家系図ではこのようになっているが、スカーと結婚した日やコブの父親と結婚した日は不明である。
  7. ^ 3きょうだいの長っ子であり、ビタニとコブの兄(コブの場合は異父兄)。
  8. ^ 3きょうだいの真ん中で、ヌカの妹。コブの姉(異父姉)。
  9. ^ 従兄弟の娘であるキアラより年上だが、弟のコブは同い年である。