ホニアラ
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ホニアラ市 City of Honiara | |||
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上空から見たホニアラ | |||
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位置 | |||
ホニアラの位置 | |||
位置 | |||
座標 : 南緯9度26分 東経159度57分 / 南緯9.433度 東経159.950度 | |||
行政 | |||
国 | ソロモン諸島 | ||
州 | 特別市 | ||
市 | ホニアラ市 | ||
市長 | Eddie Siapu[1] | ||
地理 | |||
面積 | |||
市域 | 22 km2 | ||
標高 | 553 m | ||
人口 | |||
人口 | (2019年現在) | ||
市域 | 130,176人 | ||
人口密度 | 5,917人/km2 | ||
都市圏 | 158,571人 | ||
その他 | |||
等時帯 | UTC+11 | ||
ISO 3166-2 | SB-CT |
ホニアラ(英語: Honiara)は、ソロモン諸島の首都である[2]。ガダルカナル島北部に位置している。行政上はガダルカナル州から独立した特別市ではあるが、ガダルカナル州の州都を兼ねている[3]。2019年国勢調査によると市域の人口は130,176人、都市圏の人口は158,571人であった[4]。
ホニアラは実際は誤って付けられた名称である。やって来たイギリス人たちは、北部ガダルカナルの言語での旧来の地域名「Nagoniara」を発音することが困難であった。「Nagoniara」は、『風の前面』を意味する。
歴史
[編集]- 第二次世界大戦前までは、ツラギ島が首都であった。
- 1983年7月、首都地域(Capital Territory)としてガダルカナル州から分離する[3]。
- 1995年5月26日、首都地域が廃止されガダルカナル州へ編入される。ただしホニアラ市は州から独立した特別市として存続する[3]。
- 2021年11月24日、市内でマナセ・ソガバレ首相の退陣を求めるデモが発生。首都ホニアラに外出禁止令を発出した。デモは翌25日にも発生して暴動に発展した[5]。
- 2022年8月8日 - ガダルカナルの戦いから80年を迎え、ホニアラ郊外で日本政府主催の慰霊式が行われた。日本からは鬼木誠防衛副大臣が、アメリカからはウェンディー・シャーマン国務副長官、キャロライン・ケネディ駐オーストラリア大使らが参列した[6]。
地理と気候
[編集]ホニアラはガダルカナル島の北海岸に位置し、ポイント・クルスに港を有している。 気候は熱帯性で、日中の平均気温は約28℃、水温は26~29℃である。顕著な雨季は11月から4月の間である。年間平均降水量は約2,000mmで、ソロモン諸島全体の平均である3,000mmよりいくぶん少なめである。
Honiaraの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 31 (87) |
31 (87) |
30 (86) |
31 (87) |
31 (87) |
31 (87) |
30 (86) |
31 (87) |
31 (87) |
31 (87) |
31 (87) |
31 (87) |
30.8 (86.8) |
平均最低気温 °C (°F) | 23 (73) |
23 (73) |
23 (73) |
23 (73) |
23 (73) |
22 (72) |
22 (72) |
22 (72) |
22 (72) |
23 (73) |
23 (73) |
23 (73) |
22.7 (72.7) |
降水量 mm (inch) | 274 (10.8) |
282 (11.1) |
358 (14.1) |
231 (9.1) |
130 (5.1) |
99 (3.9) |
99 (3.9) |
91 (3.6) |
94 (3.7) |
150 (5.9) |
137 (5.4) |
226 (8.9) |
2,171 (85.5) |
出典:Weatherbase [7] |
経済と産業
[編集]街から10km離れた場所にホニアラ国際空港がある。産業としてはいくつかの飲料、クッキー工場がある。主要な輸出品は材木、ココナツ、コプラ及び魚である。最も重要な貿易相手国はマレーシア、日本、台湾である。
観光
[編集]ホニアラはソロモン諸島のツーリズムの拠点である。国の観光事務所である「ソロモン諸島ビジタービュロー (The Solomon Islands Visitors Bureau)」は、ホニアラの主要通りである、メンダナ通りに位置している。ホニアラから様々な州に向かうフェリーが出航する港がある。
交通
[編集]ホニアラ国際空港にはブリスベン、ナンディ、ポートモレスビーからの国際直行便が乗り入れている。
出典
[編集]- ^ “Solomon Islands Provinces”. Worldstatemen.org. 2023年3月20日閲覧。
- ^ “ソロモンで暴動、豪軍派遣 首相辞任要求も”. 産経ニュース (2021年11月25日). 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b c “Provinces of Solomon Islands”. Statoids.com (2015年6月30日). 2023年3月20日閲覧。
- ^ “SOLOMON ISLANDS”. Citypopulation.de (2020年11月18日). 2023年3月20日閲覧。
- ^ “ソロモン諸島首都で反政府デモ、暴徒がチャイナタウン襲撃・放火”. AFP (2021年11月25日). 2021年11月25日閲覧。
- ^ “「ガダルカナル島」慰霊式典に刃物男、海自隊員襲われる…はさみのような凶器で首に負傷”. 読売新聞オンライン (2022年8月8日). 2022年8月8日閲覧。
- ^ “Weatherbase: Historical Weather for Honiara, Solomon Islands”. Weatherbase (2011年). 2011年11月26日閲覧。
関連項目
[編集]- 在ソロモン諸島日本国大使館(在ソロモン日本国大使館)