ベルナール・アルノー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ベルナール・アルノー(2009年)

ベルナール・アルノーBernard Arnault, 1949年3月5日 - )は、フランス実業家LVMH及びクリスチャン・ディオールを部分的に所有すると同時に、両社の取締役会長兼CEO (PDG) を務める。

人物・来歴[編集]

ディオールやルイ・ヴィトンなどLVMHを通じて多くの高級ファッションブランドを手中に収めていることから「フランス・ファッション界の帝王」「ファッションの法王」などの異名を持つ一方で、その冷徹かつ攻撃的な経営姿勢や買収を決断した企業・ブランドをことごとく手中に収めるさまから「カシミヤを着た狼」「ターミネーター」などの異名も持つ[1]

富豪として知られ、雑誌フォーブス2011年度世界長者番付において、世界で4番目の長者と推定されている。

フランス北部のルーベ生まれ。エコール・ポリテクニーク出身。妻と5人の子供がいる。不動産業の家に生まれ、父から事業を受け継いだが、フランソワ・ミッテラン大統領の社会主義政策を嫌ってアメリカへ渡る。帰国後の1984年、クリスチャン・ディオールを当時保有していたマルセル・ブサック・グループを、自身の不動産業を担保にした資金で買収したのを皮切りに、次々とブランドを買収して世界有数のグループに育て上げた。

カルフールの10%の株式を所有し、13%を所有するアレー家に次ぐ第2位の大株主でもあり、中国国内でダライ・ラマ14世を支援しているとの噂が飛び交ったこともある。このため中国ではカルフールボイコット運動が起こったが、アルノー本人が否定し、「北京オリンピックをボイコットすべきでない」と述べた。

2012年8月にベルギー国籍を申請。これは、この年就任したフランソワ・オランド新大統領が打ち出した75%の富裕税回避のためだと非難が集中し、結果翌2013年4月に申請を取り下げる事態となった[2](彼以外にも資本家の海外逃避が急増したことなどもあり、この富裕税は2015年をもって廃止された)。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

LVMH公式ウェブサイト内の彼によるページ
雑誌フォーブズにおける2006年度の紹介記事